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植物図鑑
🌸
オレンジ色のマリーゴールドの花
🌸 花

マリーゴールド

Tagetes Marigold

初心者向け 難易度1(5段階中): 初心者向け 💰 苗は100〜300円

マリーゴールドは、春から秋まで途切れることなく咲き続ける、とても丈夫な一年草です。鮮やかなオレンジや黄色の花を株いっぱいに次々と咲かせ、暑さ...

かんたんに言うと

マリーゴールドは日当たりの良い場所に苗を植え、花がらを摘みながら育てると春から秋まで咲き続ける、初心者向けの丈夫な花です。

Profile

基本情報

マリーゴールドは、春から秋まで途切れることなく咲き続ける、とても丈夫な一年草です。鮮やかなオレンジや黄色の花を株いっぱいに次々と咲かせ、暑さや乾燥にも強いことから、花壇やプランターの定番として広く親しまれています。大きく分けて、こんもりと茂り花数の多い「フレンチマリーゴールド」と、草丈が高く大輪を咲かせる「アフリカンマリーゴールド」があり、用途に応じて選べます。

育て方はとても簡単で、日当たりの良い場所に苗を植え、咲き終わった花(花がら)をこまめに摘み取るだけで、半年近くにわたって開花が続きます。葉や花が放つ独特の強い香りには、アブラムシなどの害虫を遠ざける働きがあり、さらに根からはセンチュウ(線虫)の害を抑える物質が出るため、トマトやイチゴなど野菜のそばに植える「コンパニオンプランツ」としても古くから利用されてきました。

観賞用としても実用面でも頼れる、家庭菜園と花壇の名脇役です。高温多湿の真夏に株が蒸れて姿が乱れたら、思いきって半分ほどに切り戻すと、秋にふたたび美しく咲きそろいます。こぼれ種からでも芽を出すほど丈夫で、種まき・苗のどちらからでも気軽に育てられるため、ガーデニングを始めて最初に育てる花としてもおすすめできる一種です。

キク科
分類
花 / 一年草
原産地
メキシコ、中央アメリカ
別名
千寿菊、クジャクソウ
適期
植え付けは4〜5月
価格目安
苗は100〜300円

💡豆知識

マリーゴールドという名前は、英語の「Mary's gold(マリアの金の花)」に由来するといわれます。聖母マリアの祭日のころによく咲いていたこと、そして黄金色に輝く花色から、この名がついたと伝えられています。園芸的にもっとも注目されるのは、根が分泌する物質が土の中のネコブセンチュウなどの害を抑える働きです。

このため、畑の畝の間や野菜の株元に植えるコンパニオンプランツとして世界中で活用されてきました。和名の「千寿菊(せんじゅぎく)」「孔雀草(くじゃくそう)」も、その豪華で長く咲く花姿をよく表しています。

Calendar

育成カレンダー

全国の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け
4月は植え付け
5月は植え付け
開花
5月は開花
6月は開花
9月は開花
10月は開花
剪定
7月は剪定
病害虫注意
6月は病害虫注意
関東の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け
5月は植え付け
開花
6月は開花
9月は開花
10月は開花
剪定
7月は剪定
病害虫注意
6月は病害虫注意
近畿の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け
4月は植え付け
開花
5月は開花
6月は開花
9月は開花
10月は開花
剪定
7月は剪定
病害虫注意
6月は病害虫注意

数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。

At a glance

ひと目でわかる特徴

育てやすさ 初心者向け
収穫・開花の早さ 早い
手軽さ(コスト) 手軽

Specs

形態と環境条件

形態

草丈
20〜100cm
株張り
20〜40cm
花のサイズ
直径3〜10cm

環境条件

日照
日なた
耐寒温度
5℃
耐暑温度
38℃
土壌pH
6.0〜7.0
水やり
土の表面が乾いたら。過湿を嫌うので控えめに。
肥料
緩効性化成肥料または液体肥料

How to grow

育て方ステップ

  1. 1

    苗の植え付け

    約1日

    霜の心配がなくなる4〜5月以降に、日当たりと風通しの良い場所へ植え付けます。マリーゴールドは過湿を嫌うため、水はけの良い土を選ぶのがポイントです。株間は品種に応じて20〜30cmあけ、こんもり茂るフレンチ種は狭め、大型のアフリカン種は広めに取ります。

    プランターの場合は草花用培養土を使い、底に鉢底石を敷いて排水性を高めます。種からでも簡単に育ちますが、苗を購入すれば開花までの期間を短縮でき、すぐに花を楽しめます。植え付け後はたっぷりと水を与えて活着させます。

    💡元肥は控えめに。肥料が多すぎると葉ばかり茂り花つきが悪くなります。

  2. 2

    水やり

    約150日

    マリーゴールドは乾燥には強い一方、過湿にはとても弱い植物です。水のやりすぎは根腐れや株の蒸れを招くため、土の表面がしっかり乾いてから、たっぷりと与えるメリハリのある水やりを心がけます。とくに梅雨どきは雨に当たり続けると株が傷みやすいので、鉢植えは軒下に移すなどして雨を避けると安心です。

    花や葉に水をかけると花が傷んだり病気が出たりするので、水は株元の土にそっと注ぎます。真夏は乾きが早いため、朝のうちに与えるのが基本です。

    💡受け皿に水を溜めたままにすると根腐れの原因になるので、こまめに捨てます。

  3. 3

    花がら摘み

    約150日

    長く咲かせ続けるためにもっとも大切なのが「花がら摘み」です。咲き終わってしおれた花をそのままにしておくと、株が種をつくることに養分を使い始め、新しい花が減ってしまいます。咲き終わった花は、こまめに花首の下の茎の部分から摘み取りましょう。こうすることで養分が次のつぼみへ回り、春から秋まで途切れず花が咲き続けます。見た目もすっきりと整い、しおれた花に発生しがちな灰色かび病などの予防にもなります。摘み取りはハサミでも手でも構いません。

    💡花首だけでなく、その下の細い茎まで切ると見た目が美しく仕上がります。

  4. 4

    追肥

    約150日

    長期間にわたって次々と花を咲かせるため、開花中はゆるやかに栄養を補ってやると花つきが良くなります。植え付け時に元肥を入れていれば、その後は月に1〜2回、規定倍率に薄めた液体肥料を与えるか、緩効性の化成肥料を株元に少量置きます。ただしマリーゴールドは肥料が多すぎると、葉や茎ばかりが茂って肝心の花が減る性質があるため、肥料は「控えめ」が鉄則です。花の数が落ちてきたり葉色が薄くなってきたりしたときに、様子を見ながら追肥するくらいでちょうど良く育ちます。

    💡花が減ったら肥料切れのサイン。逆に葉ばかり茂るなら肥料過多を疑います。

  5. 5

    切り戻し・夏越し

    約1日

    高温多湿の真夏は、株が蒸れて中心部が枯れ込んだり、徒長して姿が乱れたりしやすい時期です。梅雨明けごろや夏の盛りに花数が減って株が間延びしてきたら、思いきって全体を半分ほどの高さまで切り戻します。一時的に花は少なくなりますが、風通しが良くなって蒸れを防げ、わき芽が新しく伸びて、秋にはふたたびこんもりと美しく咲きそろいます。切り戻し後は薄めの液肥で勢いを助けると回復が早まります。傷んだ下葉や枯れ葉も取り除いて、株元を清潔に保ちます。

    💡切り戻しは真夏の蒸れ対策と秋の再開花を兼ねた、長く楽しむ最大のコツです。

Checklist

育てる前のチェックリスト

  • マリーゴールドの苗

    春に出回る。

    100〜300円
  • 草花用培養土(14L) (任意)

    鉢・プランター栽培用。

    400〜800円
  • 緩効性化成肥料 (任意)

    元肥・追肥に。

    400〜800円
初期費用の目安(必須のみ) 100〜300円

Pests & Diseases

かかりやすい病害虫

害虫

アブラムシ

時々

症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。

予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。

対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。

害虫

ハダニ

よく発生

症状: 葉に白いかすり状の斑点、ひどいと葉が枯れる。

予防: 葉裏への葉水で乾燥を防ぐ。

対処: 葉裏への葉水を継続し、専用の殺ダニ剤を使用する。

病気

灰色かび病

時々

症状: 花弁や果実が褐変し灰色のカビに覆われる。

予防: 枯れ花をこまめに除去、密植を避ける。

対処: 罹病部を処分し殺菌剤を散布。

Flower meaning

花言葉

  • 「健康・予言」

    オレンジ

    鮮やかな花色から「健康」を、太陽を思わせる姿から「予言」を象徴するとされます。

  • 「health(健康)・可憐な愛情」

    明るい黄色の花が、健やかさとあたたかな愛情を連想させます。

  • 「sacred affection(敬愛)」

    聖母マリアに捧げられた花とされ、敬愛の象徴とされてきました。

Common mistakes

失敗あるある TOP3

⚠ 高温多湿で株が蒸れて腐る

梅雨〜真夏に株元が黒ずみ枯れ込みます。

原因: 過湿と風通しの悪さ。

対策: 切り戻しと密植回避で風通しを確保し、水やりを控えます。

⚠ ハダニで葉がかすれる

乾燥期に葉が白っぽくかすれて元気がなくなります。

原因: 高温乾燥でハダニが増殖。

対策: 葉裏に葉水をし、発生時は殺ダニ剤を使います。

⚠ 葉ばかり茂って花が少ない

葉や茎は旺盛だが花つきが悪い状態です。

原因: 窒素肥料の与えすぎ。

対策: 肥料を控え、日当たりを確保します。花がら摘みも徹底します。

Companions

コンパニオンプランツ

🤝 相性の良い植物

  • ミニトマト — トマトのそばは日当たりが良く、マリーゴールドものびのび開花します。
  • ローズマリー — 乾燥に強い者同士で、日当たりの良い花壇やコンテナで相性よく育ちます。
  • イチゴ — イチゴの縁取りに植えると彩りもよく、害虫対策にもなります。
  • ナス — ナスの株元に植えると彩りが増し、害虫よけのコンパニオンになります。
  • ピーマン — ピーマンの畝に添えると害虫よけと彩りを兼ねられます。

FAQ

よくある質問

高温多湿で蒸れて弱ることがありますが、夏前に半分ほどに切り戻して風通しを良くすれば、秋にまた元気に咲きます。

根から出る成分が土壌のセンチュウを抑え、強い香りがアブラムシなどを遠ざけるため、コンパニオンプランツとして使われます。トマトやイチゴと好相性です。

花がらを放置すると種づくりに養分が回り花が減ります。こまめに花がらを摘み、肥料が多すぎないか見直すと開花が続きます。

育てやすく、4〜5月にまけば発芽もそろいます。こぼれ種でも増えるほど丈夫です。早く咲かせたい場合は苗から育てると手軽です。

フレンチ種は草丈が低くこんもり茂り花数が多い、アフリカン種は草丈が高く大輪です。花壇の縁取りには前者、ボリュームを出すなら後者が向きます。

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