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植物図鑑
🥬
葉を広げたリーフレタス
🥬 野菜

レタス

Lactuca sativa Lettuce

初心者向け 難易度1(5段階中): 初心者向け 💰 苗は150〜400円

レタスは、サラダに欠かせないみずみずしい葉物野菜で、家庭菜園でも人気の作物です。大きく分けて、葉が丸く結球する「玉レタス(クリスプヘッド)」...

かんたんに言うと

レタスは涼しい時期に育てる葉物で、リーフレタスなら外葉からかきとって長く収穫でき、半日陰でも育つ初心者向け野菜です。

Profile

基本情報

レタスは、サラダに欠かせないみずみずしい葉物野菜で、家庭菜園でも人気の作物です。大きく分けて、葉が丸く結球する「玉レタス(クリスプヘッド)」と、結球せず葉を広げる「リーフレタス(サニーレタス・グリーンリーフ・サンチュなど)」があり、家庭菜園では、結球の手間がなく短期間で収穫でき、外葉から少しずつ採れるリーフレタス類が断然おすすめです。

生育が早く、種まきや苗から40〜60日ほどで収穫でき、プランターでも手軽に育てられます。冷涼な気候を好み、半日陰でも育つので、栽培場所を選びにくいのも魅力。育て方のポイントは、第一に、涼しい春(3〜5月)と秋(9〜10月)が適期で、高温と長日に弱く、夏に近づくと花茎が伸びる「とう立ち」をして葉が苦くなること。

第二に、種が光を好む「好光性種子」なので、覆土をごく薄くすること。第三に、アブラナ科ではなくキク科なので比較的虫はつきにくいものの、アブラムシやヨトウムシには注意すること。リーフレタスは、外側の大きな葉から1枚ずつかきとって収穫すると、中心が育ち続けて長く楽しめます。サニーレタスの赤や、サンチュ、ロメインなど種類を変えれば、彩り豊かなサラダが食卓を飾る、育てて重宝する野菜です。

キク科
分類
野菜 / 葉菜
原産地
地中海沿岸、西アジア
別名
チシャ、リーフレタス、サニーレタス
適期
種まき・植え付けは3〜4・9〜10月
価格目安
苗は150〜400円

💡豆知識

レタスはキク科の野菜で、原産は地中海沿岸から西アジア。和名の「チシャ(萵苣)」は「乳草(ちちくさ)」が変化したものといわれ、茎や葉を切ると白い乳液が出ることに由来します。学名のLactucaも、ラテン語の「lac(乳)」が語源です。この白い液には「ラクチュコピクリン」という苦味成分が含まれ、わずかな鎮静作用があるとされます。

レタスというと淡白なイメージですが、サニーレタスやサンチュ、ロメインなどのリーフレタス類は、玉レタスよりβカロテンやビタミンを多く含み、栄養面でも優秀です。とう立ちすると、この苦味成分が増えて食味が落ちるため、涼しい時期に育て、早めに収穫するのがおいしさのコツです。

Calendar

育成カレンダー

全国の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
種まき
3月は種まき
4月は種まき
9月は種まき
10月は種まき
収穫
5月は収穫
10月は収穫
11月は収穫
病害虫注意
4月は病害虫注意
関東の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
種まき
3月は種まき
4月は種まき
9月は種まき
収穫
5月は収穫
10月は収穫
11月は収穫
病害虫注意
4月は病害虫注意
近畿の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
種まき
3月は種まき
4月は種まき
9月は種まき
10月は種まき
収穫
5月は収穫
11月は収穫
病害虫注意
4月は病害虫注意

数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。

At a glance

ひと目でわかる特徴

育てやすさ 初心者向け
収穫・開花の早さ とても早い
手軽さ(コスト) ほどほど

Specs

形態と環境条件

形態

草丈
15〜30cm
株張り
20〜30cm

環境条件

日照
日なた
耐寒温度
-3℃
耐暑温度
25℃
土壌pH
6.0〜6.5
水やり
土を乾かさないよう、表面が乾いたらたっぷり。
肥料
元肥中心(化成肥料)・液肥

How to grow

育て方ステップ

  1. 1

    種まき・苗の植え付け

    約5日

    レタスは種からでも苗からでも育てられます。リーフレタスは種からが手軽で、種まきの適期は涼しい春(3〜5月)と秋(9〜10月)。重要なのは、レタスの種が光を受けて発芽する「好光性種子」であること。覆土が厚いと発芽しないので、種をまいたらごく薄く土をかけるか、土をかけずに軽く押さえる程度にします。

    苗から育てる場合は、本葉のそろった苗を株間20〜25cmで植えます。日当たり〜半日陰の、乾きにくい場所を選びます。プランターは深さ15cm以上のものに、野菜用培養土を使います。発芽適温は15〜20℃で、高温期は発芽しにくいので暑い時期は避けます。

    💡種は好光性。覆土はごく薄く。発芽適温15〜20℃で涼しい時期にまきます。

  2. 2

    間引き

    約14日

    種から育てて発芽がそろったら、生育に合わせて間引きます。1回目は双葉のころに混み合った部分を、2回目以降は本葉が増えるたびに間隔を広げ、リーフレタスは最終的に株間20〜25cmを確保します。込み合ったままだと、葉が立ち上がって徒長し、株が充実しません。

    生育の良い元気な株を残します。間引き菜は、やわらかくおいしいベビーリーフとして、サラダで無駄なく食べられます。リーフレタスは1株でもよく茂るので、プランターでは数株を間隔をあけて育てるとちょうど良いボリュームになります。間引き後は株元に軽く土を寄せます。

    💡リーフレタスは株間20〜25cmに。間引き菜はベビーリーフで食べられます。

  3. 3

    水やり・追肥

    約30日

    レタスはみずみずしい葉を育てるため、土を乾かさないことが大切です。土の表面が乾いたら、株元にたっぷりと水を与えます。乾燥が続くと葉が硬くなったり、苦味が出たりします。一方、過湿はべと病などの病気を招くので、水はけも確保します。リーフレタスは収穫期間が長いので、生育中に薄めた液体肥料を時々与えると、葉の色つやと再生が良くなります。

    レタスはキク科で、アブラナ科の野菜ほど虫はつきませんが、アブラムシやヨトウムシがつくことがあるので、葉裏も観察します。半日陰でも育つので、春や秋の終わりに気温が上がるときは、涼しい場所に置くととう立ちを遅らせられます。

    💡乾かさず育て、収穫期は薄い液肥を。涼しく保つととう立ちを遅らせられます。

  4. 4

    収穫(かきとり)

    約30日

    リーフレタスは、草丈が15〜20cmほどに育ったら収穫開始です。おすすめは「かきとり収穫」。株ごと抜かずに、外側の大きく育った葉から1枚ずつ、手で根元から折るように摘み取ります。中心の若い葉を残しておくと、そこから次々と新しい葉が育ち、1株から長期間にわたって少しずつ収穫し続けられます。

    必要な分だけそのつど採れるので、サラダ用にとても便利です。株ごと収穫したい場合は、株元をハサミで切り取ります。サニーレタスやサンチュ、グリーンリーフなど、種類を変えて何株か育てると、彩り豊かなサラダが楽しめます。とり遅れてとう立ちが始まると苦くなるので、適期に収穫します。

    💡外葉からのかきとり収穫なら、1株から長く少しずつ採れて便利です。

  5. 5

    とう立ち対策・採種

    約1日

    レタスは高温と日が長くなる時期に、花茎が伸びる「とう立ち(抽だい)」をします。とう立ちが始まると、株の中心から茎が立ち上がり、葉が硬く苦くなって食用には向かなくなります。これを防ぐには、涼しい時期(春・秋)に育て、収穫を遅らせず早めに採ること、暑くなる前に収穫を終えることが基本です。

    半日陰の涼しい場所で育てるのも有効です。もしとう立ちさせて花を咲かせれば、タンポポに似た黄色い花のあとに種ができ、採種して翌年まくこともできます。基本は、とう立ち前のやわらかい葉を、おいしいうちに楽しむのがレタス栽培のコツです。

    💡とう立ちすると苦くなります。涼しい時期に育て、早めに収穫するのが鉄則です。

Checklist

育てる前のチェックリスト

  • レタスの種

    リーフ・サニー・サンチュなど品種を選ぶ。

    200〜400円
  • 野菜用培養土(14L)

    プランター栽培用。

    400〜800円
  • プランター(深さ15cm以上)

    リーフレタス向け。

    500〜1,200円
  • 液体肥料 (任意)

    収穫期の追肥に。

    400〜900円
初期費用の目安(必須のみ) 1,100〜2,400円

Pests & Diseases

かかりやすい病害虫

害虫

アブラムシ

よく発生

症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。

予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。

対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。

害虫

ヨトウムシ

時々

症状: 葉に大きな食害痕、株元の地中に潜む。

予防: 防虫ネットで産卵を防ぐ。

対処: 夜間または株元を掘って捕殺、薬剤を使用。

病気

べと病

時々

症状: 葉表に黄色い角張った斑、葉裏に灰白色のカビ。

予防: 水はけと風通しを改善、過湿を避ける。

対処: 罹病部を除去し殺菌剤を散布。

Nutrition

栄養と食べ方

エネルギー
11kcal
ビタミンC
5mg
ビタミンA
20μg
ビタミンK
29μg
葉酸
73μg
0.3mg
カルシウム
19mg
カリウム
200mg
食物繊維
1.1g

旬・味: 春と秋が旬。みずみずしくシャキッとした食感。

保存: 湿らせた紙で包みポリ袋に入れ、立てて冷蔵庫の野菜室へ。

🍴 サラダ🍴 サンドイッチ🍴 焼き肉の包み(サンチュ)🍴 スープ

Common mistakes

失敗あるある TOP3

⚠ とう立ちで苦くなる

花茎が立ち上がり葉が硬く苦くなります。

原因: 高温・長日、収穫遅れ。

対策: 涼しい時期に育て、とう立ち前に早めに収穫します。

⚠ 発芽不良

まいた種が発芽しません。

原因: 覆土が厚い(好光性種子)、高温。

対策: 覆土はごく薄く、発芽適温15〜20℃の涼しい時期にまきます。

⚠ アブラムシ・べと病

新芽に虫がつく、葉に病斑が出ます。

原因: 害虫の発生、多湿。

対策: 葉裏を観察して早期に対処し、水はけと風通しを確保します。

FAQ

よくある質問

レタスは光を受けて発芽する「好光性種子」です。覆土が厚いと発芽しないので、土はごく薄くかけるか軽く押さえる程度にします。発芽適温は15〜20℃で、高温期は避けます。

高温・長日による「とう立ち」が始まると苦味が増します。涼しい時期に育て、とう立ち前に早めに収穫しましょう。水切れでも硬く苦くなるので、乾かさないことも大切です。

リーフレタス(サニーレタス等)が断然簡単です。結球の手間がなく、外葉からかきとって長く収穫できます。玉レタスは結球管理がやや難しく、家庭ではリーフ系がおすすめです。

外側の大きな葉から1枚ずつかきとり、中心の若い葉を残す「かきとり収穫」です。これで1株から長期間少しずつ収穫でき、収穫期に薄い液肥を与えると再生が良くなります。

育ちます。レタスは強い日ざしと高温が苦手なので、むしろ夏に近い時期は半日陰の涼しい場所のほうが、とう立ちを遅らせてやわらかい葉を保てます。

レタスはキク科で、アブラナ科の野菜ほど虫はつきにくいですが、アブラムシやヨトウムシがつくことがあります。葉裏を観察し、気になる場合は防虫ネットを使います。

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