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植物図鑑
🥬
切れ込みのあるルッコラの葉
🥬 野菜

ルッコラ

Eruca vesicaria Arugula / Rocket

初心者向け 難易度1(5段階中): 初心者向け 💰 苗は150〜350円

ルッコラは、ゴマのような香ばしさとピリッとした辛味が特徴の、サラダでおなじみの葉物野菜(ハーブ)です。イタリア料理ではサラダやピザ、パスタの...

かんたんに言うと

ルッコラは種まきから30〜40日で収穫できる生育の早い葉物で、間引きながら外葉を採れば長く楽しめる初心者向け野菜です。

Profile

基本情報

ルッコラは、ゴマのような香ばしさとピリッとした辛味が特徴の、サラダでおなじみの葉物野菜(ハーブ)です。イタリア料理ではサラダやピザ、パスタの彩りに欠かせず、近年は家庭でも人気が高まっています。アブラナ科の一年草で、生育が非常に早く、種まきからわずか30〜40日ほどでベビーリーフとして収穫でき、プランターでも手軽に育てられるので、家庭菜園のビギナーに最適。

半日陰でも育ち、涼しい春と秋がよく育つ時期です。育て方はとても簡単で、すじまきにして間引きながら育て、外葉から少しずつ収穫すれば長く楽しめます。栽培のポイントは、第一に、アブラナ科なのでアオムシやキスジノミハムシ(葉に穴をあける小さな虫)に狙われやすく、防虫ネットがあると安心なこと。

第二に、乾燥や高温で葉が硬くなり辛味が強くなるので、土を乾かさず、涼しい時期に育てると、やわらかでマイルドな葉になること。第三に、高温・長日でとう立ち(花茎が伸びる)しやすいこと。とはいえ、とう立ちして咲く白い花も、辛味のあるエディブルフラワーとしてサラダに使えます。

生育が早く失敗が少ないので、思い立ったらすぐ種をまける手軽さも魅力で、少しずつ繰り返しまけば、ベランダでの少量栽培でも食卓を彩り続けてくれる便利な一株です。

分類
野菜 / 葉菜
原産地
地中海沿岸
別名
ロケット、ルコラ、キバナスズシロ
適期
種まき・植え付けは3〜4・9〜10月
価格目安
苗は150〜350円

💡豆知識

ルッコラはアブラナ科の野菜で、地中海沿岸が原産。「ルッコラ」はイタリア語、「ロケット」は英語、和名は「キバナスズシロ(黄花蘿蔔)」と、呼び名がたくさんあります。古代ローマ時代から食用・薬用として親しまれ、その独特のゴマに似た香りとピリッとした辛味が、料理のアクセントとして愛されてきました。

この辛味は、ワサビや大根と同じアブラナ科特有の「からし油配糖体」によるもの。生育がきわめて早く、種をまけば次々と発芽してすぐに収穫できるため、ベビーリーフ栽培の代表格です。とう立ちして咲くクリーム色の花も、辛味があってサラダの彩りに使える、最後まで楽しめる野菜です。

Calendar

育成カレンダー

全国の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
種まき
3月は種まき
4月は種まき
9月は種まき
10月は種まき
収穫
4月は収穫
5月は収穫
10月は収穫
11月は収穫
病害虫注意
4月は病害虫注意
関東の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
種まき
3月は種まき
4月は種まき
9月は種まき
10月は種まき
収穫
5月は収穫
10月は収穫
11月は収穫
病害虫注意
4月は病害虫注意
近畿の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
種まき
3月は種まき
4月は種まき
9月は種まき
10月は種まき
収穫
5月は収穫
11月は収穫
病害虫注意
4月は病害虫注意

数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。

At a glance

ひと目でわかる特徴

育てやすさ 初心者向け
収穫・開花の早さ とても早い
手軽さ(コスト) ほどほど

Specs

形態と環境条件

形態

草丈
15〜30cm
株張り
10〜20cm
花のサイズ
クリーム色の小花(とう立ち時)

環境条件

日照
半日陰
耐寒温度
-3℃
耐暑温度
28℃
土壌pH
6.0〜7.0
水やり
土を乾かさないよう、表面が乾いたらこまめに。
肥料
元肥中心(化成肥料)・液肥

How to grow

育て方ステップ

  1. 1

    種まき

    約4日

    ルッコラは植え替えを嫌うので、育てる場所に直接まく「直まき」が基本です。プランターは深さ15cmあれば十分育ちます。種まきの適期は、生育の良い春(3〜5月)と秋(9〜10月)。深さ約1cmのまき溝をつくり、種を1cm間隔ですじまきにして、薄く土をかぶせ、軽く押さえてからやさしく水をやります。

    発芽適温は15〜20℃で、生育が早く3〜5日で発芽します。種が比較的安価で発芽もそろいやすいので、少しずつ時期をずらしてまく「ずらしまき」をすると、長く収穫を楽しめます。複数のまき溝は10cmほど間隔をあけると間引きや収穫がしやすくなります。

    💡生育が早く失敗しにくい野菜。ずらしまきで長く収穫を楽しめます。

  2. 2

    間引き

    約10日

    発芽がそろったら、生育に合わせて間引き、最終的に株間5〜8cmを確保します。込み合ったまま育てると、ひょろひょろと徒長して風通しが悪くなり、株が充実しません。生育の良い元気な株を残します。間引いた若い芽は、やわらかく香りも良いので、ベビーリーフとしてそのままサラダで食べられます。

    ルッコラは生育が早いので、間引きも収穫の一部と考え、混んできたら順次抜いて食べていくと、残った株がのびのびと育ちます。間引き後は株元に軽く土を寄せ、株がぐらつかないようにします。

    💡間引き菜はベビーリーフでそのまま食べられます。混んだら順次収穫を兼ねて。

  3. 3

    防虫・水やり

    約30日

    ルッコラはアブラナ科なので、アオムシ(モンシロチョウの幼虫)や、葉に小さな穴をたくさんあける「キスジノミハムシ」、アブラムシなどに狙われやすい弱点があります。とくに葉を食べる野菜なので、被害は見た目にも直結します。種まき直後から防虫ネットや不織布で覆うと、無農薬でも食害を防げて安心です。

    水やりは、土を乾かさないことが大切。乾燥が続くと、葉が硬くなり辛味が強くなってしまいます。土の表面が乾いたら、株元にたっぷりと水を与えます。やわらかでマイルドな葉に育てるには、水を切らさず、涼しい環境で育てるのがコツです。

    💡種まき直後の防虫ネットで食害を防止。乾燥させないとやわらかい葉になります。

  4. 4

    収穫

    約30日

    草丈が15〜20cmほどに育ったら収穫適期です。収穫の方法は二通り。株ごと根元から抜くか地ぎわで切る方法と、外側の大きな葉から数枚ずつかきとって、中心の若い葉を残して長く収穫し続ける方法です。家庭では後者の「かきとり収穫」が便利で、1株から繰り返し収穫できます。

    生育が早いので、若くやわらかいうちにどんどん収穫するのがおいしく食べるコツ。大きく育ちすぎた葉は、辛味やえぐみが強くなることがあります。収穫した葉は、サラダやサンドイッチ、ピザやパスタの仕上げの彩りに。ピリッとした辛味とゴマのような香りが、料理のアクセントになります。

    💡外葉からのかきとり収穫で長く楽しめます。若い葉ほどやわらかでマイルドです。

  5. 5

    とう立ち・花の活用

    約1日

    ルッコラは、気温が上がり日が長くなると、花茎が伸びる「とう立ち(抽だい)」をします。とくに春まきは、初夏の高温・長日でとう立ちが早まりやすく、こうなると葉が硬く辛味も強くなって、葉の収穫は終わりに近づきます。葉を長く楽しみたい場合は、涼しい時期に育て、とう立ち前に収穫すること、ずらしまきで株を更新することが有効です。

    ただし、とう立ちして咲くクリーム色の白い花も、ピリッとした辛味のあるエディブルフラワーとして、サラダの彩りに使えます。さらに花を咲かせて種を採れば、翌年まいて楽しむこともできます。葉から花まで、最後まで余さず楽しめる野菜です。

    💡とう立ち後の花も食用に。涼しい時期+ずらしまきで葉を長く楽しめます。

Checklist

育てる前のチェックリスト

  • ルッコラの種

    安価で発芽もそろいやすい。

    150〜400円
  • 野菜用培養土(14L)

    プランター栽培用。

    400〜800円
  • プランター(深さ15cm以上)

    浅型でも可。

    500〜1,200円
  • 防虫ネット (任意)

    害虫対策に。

    300〜800円
初期費用の目安(必須のみ) 1,050〜2,400円

Pests & Diseases

かかりやすい病害虫

害虫

アブラムシ

時々

症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。

予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。

対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。

病気

べと病

まれ

症状: 葉表に黄色い角張った斑、葉裏に灰白色のカビ。

予防: 水はけと風通しを改善、過湿を避ける。

対処: 罹病部を除去し殺菌剤を散布。

害虫

アオムシ

よく発生

症状: 葉に穴があき緑色の糞が残る。

予防: 防虫ネットで成虫の産卵を防ぐ。

対処: 見つけ次第捕殺、BT剤を使用。

Nutrition

栄養と食べ方

エネルギー
19kcal
ビタミンC
66mg
ビタミンA
110μg
ビタミンK
210μg
葉酸
170μg
1.6mg
カルシウム
170mg
カリウム
480mg
食物繊維
2.6g

旬・味: 春と秋が旬。ゴマのような香りとピリッとした辛味。

保存: 湿らせた紙で包みポリ袋に入れ、立てて冷蔵。早めに使い切る。

🍴 サラダ🍴 ピザのトッピング🍴 パスタ🍴 肉料理の付け合わせ

Common mistakes

失敗あるある TOP3

⚠ 害虫の食害

葉に小さな穴が多数あく、食べられます。

原因: キスジノミハムシ、アオムシ、アブラムシ。

対策: 種まき直後から防虫ネットで覆い、見つけ次第対処します。

⚠ 葉が硬く辛くなる

葉が硬くなり辛味・えぐみが強くなります。

原因: 乾燥・高温、収穫遅れ。

対策: 土を乾かさず涼しく育て、若いうちに早めに収穫します。

⚠ とう立ち

花茎が伸びて葉が硬くなります。

原因: 高温・長日。

対策: 涼しい時期に育て、ずらしまきで株を更新します。花は食用に活用できます。

FAQ

よくある質問

生育の良い春(3〜5月)と秋(9〜10月)が適期です。生育が早く3〜5日で発芽し、30〜40日で収穫できます。少しずつずらしてまくと長く収穫できます。

乾燥と高温、収穫遅れが原因です。土を乾かさず、涼しい時期に育て、若くやわらかいうちに早めに収穫すると、マイルドな葉になります。

キスジノミハムシやアオムシの食害です。種まき直後から防虫ネットで覆うと防げます。葉を食べる野菜なので、無農薬なら物理的な防除が確実です。

外葉から数枚ずつかきとって中心を残す「かきとり収穫」と、時期をずらして種をまく「ずらしまき」が有効です。生育が早いので次々と収穫できます。

葉は硬くなりますが、咲いたクリーム色の花も辛味のあるエディブルフラワーとしてサラダに使えます。種を採れば翌年もまけるので、最後まで楽しめます。

育ちます。むしろ強い日ざしと高温はとう立ちや葉の硬化を早めるので、夏に近い時期は半日陰の涼しい場所のほうがやわらかい葉を保てます。

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