クレソン
Nasturtium officinale Watercress
クレソンは、ピリッとした、爽やかな辛みと、シャキッとした、歯ごたえが特徴の、水辺で育つ、香味野菜・ハーブです。肉料理の、付け合わせや、サラダ...
かんたんに言うと
クレソン(オランダガラシ)は、ピリッとした辛みが魅力の水辺で育つ香味野菜・ハーブ。肉料理の付け合わせやサラダの定番です。買ってきた茎を水に挿すだけで根が出て簡単にふやせ、土でも水でも育ちます。湿り気のある半日陰を好み丈夫で、摘んでも次々わき芽が伸びて何度も収穫できます。栄養も豊富。
Profile
基本情報
クレソンは、ピリッとした、爽やかな辛みと、シャキッとした、歯ごたえが特徴の、水辺で育つ、香味野菜・ハーブです。肉料理の、付け合わせや、サラダの、定番として、おなじみで、ステーキの、横に、添えられている、あの、緑の葉、といえば、ぴんとくる人も、多いでしょう。
和名を「オランダガラシ(和蘭芥子)」といい、アブラナ科の、多年草。その名のとおり、ワサビや、からし菜などと、同じ、アブラナ科特有の、ピリッとした、辛み成分を、もち、肉の、脂っこさを、さっぱりと、引き立てます。クレソンの、いちばんの、特徴が、その名(ウォーター=水、クレス=アブラナ科の、葉野菜)の、とおり、水辺(川べりや、清流)で、育つ、水生の、植物だということ。
日本でも、明治時代に、入ってきたものが、各地の、きれいな、小川や、湿地で、野生化して、いるほど、繁殖力が、旺盛です。クレソン栽培の、いちばんの、魅力は、その、育てやすさと、ふやしやすさ。なんと、スーパーで、買ってきた、クレソンの、茎を、水に、挿しておくだけで、節から、根が出て、簡単に、ふやせます。
土でも、水でも、育ち、湿り気のある、半日陰を好み、丈夫で、生育旺盛。摘んでも、摘んでも、わき芽が、伸びて、何度も、収穫できます。栄養価も、たいへん高く、ビタミンや、ミネラルが、豊富。料理に、彩りと、ピリ辛の、アクセントを、添える、育てやすい、人気のハーブです。
💡豆知識
クレソンの、学名「Nasturtium officinale(ナスタチウム・オフィキナーレ)」の「Nasturtium」は、じつは、エディブルフラワーとして、人気の「ナスタチウム(キンレンカ)」の、属名と、同じ言葉。これは、どちらも、ピリッとした、辛みを、もつことに、由来し、ラテン語で「鼻が、ねじれる」という意味の、言葉から、きています(あの、ツンとくる、辛みを、かいだ、表情に、ちなむ)。
ただし、植物としては、クレソンは、アブラナ科、ナスタチウム(キンレンカ)は、ノウゼンハレン科で、別の、グループです。「officinale(オフィキナーレ)」は、ラテン語で「薬用の・薬効のある」という意味で、クレソンが、古くから、薬草としても、利用されてきたことを、示します。
クレソンは、栄養価が、たいへん高い野菜として、知られ、欧米では「スーパーフード」の、ひとつに、数えられることも。とくに、βカロテン、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、鉄分などが、豊富で、ある、栄養価の、ランキングでは、数ある、野菜・果物の中で、クレソンが、1位に、なったことも、あるほどです。
クレソンは、繁殖力が、たいへん旺盛で、日本各地の、きれいな、小川や、湧き水の、ある場所で、野生化していますが、これは、もともと、明治時代に、外国人によって、もたらされた、ものが、広がった、もの。きれいな水を、好むので、クレソンが、自生している場所は、水が、きれいな、証(あかし)、とも、いわれます。育てやすく、栄養満点、ピリッと、おいしい、頼れるハーブです。
Calendar
育成カレンダー
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 種まき | 4月は種まき | 9月は種まき | ||||||||||
| 収穫 | 5月は収穫 | 10月は収穫 |
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| 種まき | 4月は種まき | 9月は種まき | ||||||||||
| 収穫 | 5月は収穫 | 10月は収穫 |
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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| 種まき | 4月は種まき | 9月は種まき | ||||||||||
| 収穫 | 5月は収穫 | 10月は収穫 |
数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。
At a glance
ひと目でわかる特徴
Specs
形態と環境条件
形態
- 草丈
- 15〜50cm
- 株張り
- 20〜60cm
- 花のサイズ
- 白い小花(とう立ち後。葉茎の収穫が目的)
環境条件
- 日照
- 半日陰
- 耐寒温度
- -5℃
- 耐暑温度
- 30℃
- 土壌pH
- 6.0〜7.5
- 水やり
- 湿り気を好む。土を乾かさない。水栽培や腰水でも育つ。
- 肥料
- 化成肥料・液体肥料
How to grow
育て方ステップ
-
1
水挿し・種まきで育て始める
約7日クレソンの、いちばん、手軽な、育て始め方が「水挿し」です。なんと、スーパーや、八百屋で、買ってきた、食用の、クレソンを、使って、栽培を、始められます。買ってきた、クレソンの、茎を、長さ10cmほどに、切り、下のほうの、葉を、取り除いて、水を、入れた、コップや、容器に、挿して、明るい、窓辺などに、置いておくだけ。
数日〜1週間ほどで、茎の、節から、白い根が、出てきます。クレソンは、たいへん、発根しやすく、ほぼ、確実に、成功するので、初心者でも、簡単。根が、しっかり、伸びたら、そのまま、水栽培で、育てるか、湿り気のある、土に、植えて、育てます。種からも、育てられ、種まきの適期は、春(3〜5月)と、秋(9〜10月)。
種は、細かいので、湿らせた、土の、表面に、ぱらぱらと、まき、乾かさないように、管理すると、発芽します。クレソンは、湿り気のある、環境を好むので、植え付け場所は、湿り気を、保ちやすい、半日陰が、理想。プランターなら、受け皿に、水を、ためておくと、湿り気を、保てます。買った、クレソンの、水挿しから、手軽に、始められ、どんどん、ふやせるのが、クレソン栽培の、いちばんの、魅力です。
💡買ったクレソンの茎を水に挿すだけで数日〜1週間で発根し、簡単に育て始められる。種まきは春・秋。湿り気のある半日陰が理想。
-
2
水やりと管理(乾かさない)
約30日クレソンは、その名(ウォーター=水)の、とおり、水辺で、育つ、水生の植物なので、乾燥を、たいへん、嫌います。クレソン栽培の、いちばんの、コツが「乾かさないこと」。土で、育てる場合は、土を、乾かさないように、たっぷりと、水を、与え、常に、湿った、状態を、保ちます。
ふつうの、野菜や、ハーブより、ずっと、多湿を、好むので、水切れには、十分、注意します。プランターで、育てる場合は、鉢の、受け皿に、水を、ためておいて、底から、給水させる「腰水(こしみず)」に、すると、湿り気を、保ちやすく、おすすめです。あるいは、深めの、容器に、土を入れ、水を、張った、状態で、育てる方法も、あります。
もちろん、土を、使わず、水だけで、育てる「水栽培(水耕栽培)」でも、よく育ちます。水栽培の場合は、水が、腐らないよう、こまめに、水を、替えます。クレソンは、強い、直射日光と、夏の、高温が、やや苦手なので、半日陰の、涼しい場所で、育てると、葉が、やわらかく、おいしく、育ちます。
とくに、夏は、水温が、上がりすぎないよう、涼しく、保ちます。肥料は、生育期に、薄めの、液体肥料を、ときどき、与えると、葉茎が、やわらかく、よく茂ります。とにかく「乾かさない、涼しく」が、おいしい、クレソンを、育てる、合言葉です。
💡水辺の植物で乾燥厳禁→土を乾かさず常に湿らせる。腰水(受け皿に水)や水栽培が向く。強い直射と夏の高温が苦手で半日陰の涼しい場所がよい。
-
3
摘み取って収穫する
約60日クレソンは、生育が、たいへん旺盛で、茎を、ぐんぐん、伸ばすので、こまめに、摘み取って、収穫します。収穫の、方法は「摘み取り」。茎が、15〜20cmほどに、伸びたら、先端の、やわらかい部分を、10cmほど、手で、摘み取るか、ハサミで、切り取って、収穫します。
このとき、茎の、下のほうを、何節か、株に、残して、収穫すると、残した、節から、新しい、わき芽が、いくつも、伸びてきて、また、収穫できます。摘めば、摘むほど、わき芽が、ふえて、こんもりと、茂り、何度も、くり返し、収穫できるのが、クレソンの、うれしいところ。
先端を、摘む「摘心(てきしん)」を、兼ねた、収穫を、することで、わき芽が、ふえて、収穫量も、増えていきます。収穫した、クレソンは、ピリッとした、辛みと、シャキッとした、歯ごたえを、生かして、肉料理の、付け合わせや、サラダ、おひたし、炒め物、スープなどに、します。
とれたての、クレソンは、香りと、辛みが、よく、格別。クレソンは、やわらかい、先端部分が、おいしいので、伸びすぎて、かたく、なる前に、こまめに、摘み取るのが、おいしく、食べる、コツです。たくさん、収穫できたら、保存もできますが、香りが、飛びやすいので、なるべく、新鮮なうちに、使い切ります。
💡茎が15〜20cmになったら先端を摘み取る。下の節を残すとわき芽が伸びて何度も収穫でき、摘むほど茂る。やわらかい先端がおいしいので伸びすぎる前に摘む。
-
4
水栽培で手軽に楽しむ
約30日クレソンは、土を、使わずに、水だけで、育てる「水栽培(水耕栽培)」が、たいへん、手軽に、楽しめる、ハーブとしても、人気です。やり方は、簡単で、買ってきた、クレソンや、収穫した、クレソンの、茎を、コップや、ガラス瓶、保存容器などに、挿して、水を、入れ、明るい、窓辺に、置くだけ。
クレソンは、発根力が、強いので、すぐに、節から、根が出て、水の中で、育ちます。キッチンや、窓辺に、置いておけば、料理の、ときに、さっと、摘んで、使えるので、薬味や、彩りとして、いつも、新鮮な、クレソンが、手元に、ある、という、便利さ。水栽培の、コツは、水を、こまめに、替えて、清潔に、保つこと。
水が、濁ったり、ぬめったり、しないよう、2〜3日に、一度は、水を、替えます。根の、部分だけが、水に、浸かるように、し、葉や、茎の、上部は、水から、出しておくと、腐りにくく、なります。ときどき、薄めた、液体肥料を、与えると、より、長く、よく、育ちます。
水栽培は、土が、不要で、清潔、虫も、つきにくく、室内で、手軽に、楽しめるので、ベランダや、庭が、なくても、キッチンで、クレソンを、育てられます。買ってきた、クレソンを、使い切る、前に、何本か、水栽培に、回しておけば、また、伸びて、収穫でき、節約にも、なる、エコで、楽しい、育て方です。
💡土なしの水栽培が手軽。容器に挿して窓辺に置くだけ。水は2〜3日に一度替え清潔に。根だけ水に浸け葉茎は出す。キッチンで薬味として重宝。
-
5
とう立ち・夏越し・冬越しと多年草の楽しみ
約90日クレソンは、丈夫な、多年草(宿根草)なので、上手に、管理すれば、長く、楽しめます。注意したいのが「とう立ち(抽苔)」。気温が、上がる、初夏ごろに、なると、クレソンは、花茎を、伸ばして、白い、小さな花を、咲かせる、準備を、始めます。とう立ちすると、茎が、かたく、なり、葉も、小さく、辛みが、強く、なって、食用には、向かなく、なります。
やわらかい、葉茎を、長く、収穫したい場合は、花茎が、伸びてきたら、早めに、摘み取ると、葉の、収穫を、もう少し、続けられます。次に、夏越し。クレソンは、強い、直射日光と、高温が、やや苦手なので、夏は、半日陰の、涼しい場所に、置き、水を、切らさず、水温が、上がりすぎないように、して、夏を、越させます。
とくに、水栽培や、腰水は、夏に、水が、温まりやすいので、こまめに、新しい、涼しい水に、替えます。冬越しは、クレソンは、寒さに、比較的、強く、霜に、当たっても、枯れにくく、暖地では、屋外でも、冬を越せます。寒さで、地上部が、傷んでも、根が、生きていれば、春に、また、芽吹きます。
クレソンは、こうして、多年草として、何年も、楽しめるほか、こぼれ種や、水に、挿した、茎からも、どんどん、ふえるので、一度、育て始めると、絶やすことなく、長く、付き合えます。とう立ちした、株は、無理に、使わず、新しい、茎を、水挿しして、世代交代させると、いつも、やわらかい、クレソンを、楽しめます。育てやすく、栄養満点、何度も、収穫できる、頼れる、ハーブです。
💡初夏のとう立ちで葉茎がかたくなる→花茎を早めに摘む。夏は半日陰の涼しい場所で水を切らさず。寒さに比較的強く冬越し可。多年草で水挿しでも増え長く楽しめる。
Checklist
育てる前のチェックリスト
-
✓150〜400円
食用クレソン(水挿し用)・苗
スーパーの食用クレソンを水挿しに使える。
-
○200〜400円
クレソンの種 (任意)
春・秋まき。細かいので薄くまく。
-
○200〜1,200円
プランター・容器 (任意)
腰水や水栽培の容器に。
-
○400〜1,000円
野菜・ハーブ用培養土 (任意)
湿り気を保ちやすい土。
Pests & Diseases
かかりやすい病害虫
アブラムシ
時々症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。
予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。
対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。
アオムシ
時々症状: 葉に穴があき緑色の糞が残る。
予防: 防虫ネットで成虫の産卵を防ぐ。
対処: 見つけ次第捕殺、BT剤を使用。
Nutrition
栄養と食べ方
- エネルギー
- 13kcal
- ビタミンC
- 26mg
- ビタミンA
- 230μg
- ビタミンK
- 190μg
- 葉酸
- 150μg
- 鉄
- 1.1mg
- カルシウム
- 110mg
- カリウム
- 330mg
- 食物繊維
- 2.5g
旬・味: 春と秋が旬。ピリッとした爽やかな辛みとシャキッとした歯ごたえ。βカロテン・ビタミンC・K・カルシウム・鉄分が豊富で栄養価が高い。
保存: 香りが飛びやすいので早めに使う。湿らせた紙に包みポリ袋で冷蔵、または茎を水に挿して冷蔵。水栽培で長く使える。
Common mistakes
失敗あるある TOP3
⚠ 乾燥・水切れで枯れる
葉茎がしおれ、かたくなって枯れます。
原因: 水辺の植物なのに乾燥させた、水切れ。
対策: 土を乾かさず常に湿らせ、腰水や水栽培にして湿り気を保ちます。
⚠ 夏の高温・直射で傷む
夏に葉が傷み、かたく辛くなります。
原因: 強い直射日光、高温、水温の上昇。
対策: 半日陰の涼しい場所に置き、水を切らさず、水栽培は涼しい水にこまめに替えます。
⚠ とう立ちで食用に向かなくなる
花茎が伸び、茎がかたく辛くなります。
原因: 初夏の気温上昇によるとう立ち。
対策: 花茎を早めに摘み、やわらかい先端を収穫。新しい茎を水挿しして世代交代します。
FAQ
よくある質問
はい、クレソンはたいへん育てやすいハーブです。買ってきたクレソンの茎を水に挿すだけで数日〜1週間で根が出て、簡単にふやせます。土でも水でも育ち、摘んでも次々わき芽が伸びて何度も収穫できます。「乾かさない・涼しく」を守れば、初心者でも失敗しにくく、栄養豊富でピリ辛のクレソンを楽しめます。
はい、できます。買ってきたクレソンの茎を10cmほどに切り、下葉を取って水に挿し、明るい窓辺に置くと、数日〜1週間で節から根が出ます。発根したら、そのまま水栽培するか、湿り気のある土に植えます。発根力が強くほぼ確実に成功するので、買ったクレソンを使い切る前に何本か水挿しに回すのがおすすめです。
クレソンは水辺で育つ植物なので、乾燥を嫌います。土で育てる場合は乾かさないよう常に湿らせ、プランターは受け皿に水をためる「腰水」にすると湿り気を保てます。土を使わず水だけで育てる水栽培でもよく育ちます。強い直射と夏の高温が苦手なので、半日陰の涼しい場所で水を切らさず育てます。
はい、茎が15〜20cmに伸びたら先端を摘み取り、下の節を残して収穫すると、残した節からわき芽が次々伸びて、くり返し収穫できます。摘むほどわき芽がふえてこんもり茂ります。やわらかい先端がおいしいので、伸びすぎてかたくなる前にこまめに摘むのが、おいしく長く収穫するコツです。
初夏の「とう立ち(花茎が伸びる)」や、伸びすぎ、夏の高温が原因です。とう立ちすると茎がかたく、辛みも強くなり食用に向きません。花茎が伸びてきたら早めに摘み、やわらかい先端をこまめに収穫します。夏は半日陰の涼しい場所で水を切らさずに育て、新しい茎を水挿しして世代交代させると、やわらかい葉を保てます。
はい、クレソンは寒さに比較的強く、霜に当たっても枯れにくいので、暖地では屋外でも冬を越せます。寒さで地上部が傷んでも、根が生きていれば春にまた芽吹きます。丈夫な多年草で、こぼれ種や水に挿した茎からもどんどんふえるので、一度育て始めると絶やすことなく長く楽しめます。
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