スイスチャード
Beta vulgaris var. cicla Swiss Chard
スイスチャードは、赤、黄、ピンク、オレンジ、白など、葉柄(ようへい=葉の軸)が、カラフルに、色づく、たいへん、見た目の美しい、葉物野菜です。...
かんたんに言うと
スイスチャード(フダンソウ)は、葉柄が赤・黄・ピンクなどカラフルに色づく、見た目も美しい葉物野菜。ホウレンソウに近くアクが少なく使いやすいです。暑さ寒さに比較的強く育てやすく、外葉からかき取って長く収穫できます。彩りのカラーリーフとして観賞用にも人気です。
Profile
基本情報
スイスチャードは、赤、黄、ピンク、オレンジ、白など、葉柄(ようへい=葉の軸)が、カラフルに、色づく、たいへん、見た目の美しい、葉物野菜です。レインボーカラーの、軸が、まるで、絵の具のように、鮮やかで、サラダや、料理に、彩りを、添えるほか、野菜としてだけでなく、花壇や、寄せ植えの、カラーリーフ(彩りの葉)として、観賞用にも、楽しめる、おしゃれな野菜として、人気が、高まっています。
和名を「フダンソウ(不断草)」といい、これは「絶え間(不断)なく、収穫できる」ことに、由来し、関西では「うまい菜」とも、呼ばれます。スイスチャードは、ヒユ科(アカザ科)の、植物で、じつは、根を食べる「ビーツ(テーブルビート)」や、砂糖の原料の「テンサイ」と、同じ仲間。
ホウレンソウにも、近く、味も、ホウレンソウに、似て、アクが、少なく、クセが、ないので、おひたし、炒め物、スープ、サラダ(若い葉)など、さまざまに、使えます。スイスチャードの、いちばんの、魅力が、その、丈夫さと、育てやすさ。暑さにも、寒さにも、比較的強く、生育期間も、長く、外側の葉から、かき取って、収穫すれば、長い期間、くり返し、収穫できます。
ホウレンソウが、苦手とする、夏や、酸性土でも、育てやすく、家庭菜園の、初心者にも、おすすめ。彩り豊かで、丈夫で、長く穫れる、見て、食べて、楽しい、葉物野菜です。
💡豆知識
スイスチャードの、和名「フダンソウ(不断草)」は、「不断(ふだん)=絶え間なく」収穫できる、つまり、一年を通して、長い期間、くり返し、収穫できることに、由来する、ありがたい名前です。暑さにも、寒さにも、比較的強く、ホウレンソウが、育ちにくい、夏の時期にも、収穫できるので、葉物野菜が、少なくなる、夏の、貴重な、青菜としても、重宝されてきました。
関西で「うまい菜」と、呼ばれるのも、その、おいしさと、使い勝手の、よさ、ゆえです。スイスチャードは、じつは、根を食べる「ビーツ(テーブルビート)」や、砂糖の原料の「テンサイ(サトウダイコン)」、家畜の飼料の「飼料用ビート」と、同じ「Beta vulgaris」という、学名の、植物の、一品種。
同じ仲間でも、ビーツは、根を、大きく、スイスチャードは、葉と、葉柄を、大きく、と、人間が、食べたい部分を、改良してきた、結果です。そのため、スイスチャードの、赤い葉柄は、ビーツと同じ「ベタレイン」という、色素によるもので、赤、黄、ピンク、オレンジ、白など、カラフルな、葉柄の色は、品種改良によって、生み出された、ものです。
「ブライトライト」「レインボー」などの、ミックス品種は、一袋の種から、さまざまな、色の、葉柄が、出るので、カラフルな、菜園や、寄せ植えが、楽しめます。野菜なのに、観賞用としても、人気が、あるのは、この、美しい、彩りゆえ。栄養も、たいへん豊富で、βカロテンや、鉄分、カリウムなどを、含み、見て、食べて、栄養も、とれる、優秀な野菜です。
Calendar
育成カレンダー
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 種まき | 4月は種まき | 9月は種まき | ||||||||||
| 収穫 | 6月は収穫 | 11月は収穫 |
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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| 種まき | 4月は種まき | 9月は種まき | ||||||||||
| 収穫 | 6月は収穫 | 11月は収穫 |
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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| 種まき | 4月は種まき | 9月は種まき | ||||||||||
| 収穫 | 6月は収穫 | 11月は収穫 |
数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。
At a glance
ひと目でわかる特徴
Specs
形態と環境条件
形態
- 草丈
- 20〜60cm
- 株張り
- 20〜40cm
環境条件
- 日照
- 日なた
- 耐寒温度
- -5℃
- 耐暑温度
- 35℃
- 土壌pH
- 6.0〜7.0
- 水やり
- 土の表面が乾いたらたっぷり。乾燥させすぎない。
- 肥料
- 化成肥料・液体肥料
How to grow
育て方ステップ
-
1
種まき(春・秋)
約14日スイスチャードは、暑さにも、寒さにも、比較的強く、育てやすい、葉物野菜です。種まきの適期は、春(3〜5月)と、秋(9〜10月)が、中心ですが、丈夫なので、真夏や、真冬を、避ければ、わりと、長い期間、種まきが、できます。とくに、暑さにも、強いので、ホウレンソウなどが、育ちにくい、初夏〜夏にも、種まきできるのが、魅力です。
スイスチャードは、移植も、できますが、直根性なので、畑や、プランターに、直接、種をまく「直まき」が、手軽です。種をまく前に、土を、よく耕し、元肥を、すき込んで、おきます。スイスチャードの種は、ビーツと同じく、一粒に、見えても、数粒が、かたまった「種球(しゅきゅう)」なので、ひとつ、まくと、数本の芽が、出てきます。
種は、1〜2cmの、深さに、点まきするか、すじまきして、土をかけ、たっぷり、水を与えます。発芽までは、土を、乾かさないように、します。プランターで、育てる場合は、深さの、ある容器に、野菜用の、培養土を使います。スイスチャードは、カラフルな、葉柄が、美しいので、菜園だけでなく、花壇や、寄せ植えの、カラーリーフとして、植えるのも、人気。日当たりのよい場所で、育てると、葉柄の色が、より、鮮やかに、なります。
💡春・秋まきが中心だが暑さに強く夏もまける。直まきが手軽。種球から数本芽が出る。日当たりよく育てると葉柄の色が鮮やかに。
-
2
間引きと水やり・追肥
約30日スイスチャードの種は、数粒が、かたまった「種球」なので、ひとつの、種から、数本の芽が、出てきます。混み合うと、よく育たないので、間引いて、株の間隔を、あけてやります。間引きは、生育に合わせて、2〜3回に分けて、行い、最終的に、株間が、15〜20cmほどに、なるように、します。
間引いた、若い芽は、サラダや、おひたしで、食べられるので、無駄に、なりません。水やりは、土の表面が乾いたら、たっぷりと、与えます。スイスチャードは、適度な、湿り気を、好むので、とくに、生育期や、夏は、乾燥させすぎないように、します。乾燥すると、葉が、かたく、なったり、生育が、悪く、なったり、します。
一方、過湿は、根を、傷めるので、水はけは、確保します。プランターは、乾きやすいので、こまめに、水やりします。肥料は、スイスチャードは、生育期間が、長く、外葉から、くり返し、収穫するので、肥料を、よく必要とします。元肥に加えて、収穫が、続くあいだ、追肥を、切らさないように、与えると、次々と、新しい葉が、育ち、長く、収穫できます。
化成肥料や、薄めの、液体肥料を、定期的に、与えます。肥料が、切れると、葉が、小さく、色つやも、悪くなるので、収穫しながら、肥料を、補います。
💡種球から数本芽が出るので間引き(最終株間15〜20cm)。間引き菜も食べられる。乾燥させすぎない。長く収穫するので追肥を切らさない。
-
3
かき取って長く収穫する
約90日スイスチャードは、株が、ある程度、大きく育ち、葉が、20〜30cmほどに、なったら、収穫できます。収穫の、方法は「かき取り収穫」が、おすすめ。株ごと、抜き取るのでは、なく、外側の、大きく育った葉から、葉柄ごと、手で、かき取るか、ハサミで、切り取って、収穫します。
このとき、株の、中心の、新しい葉(生長点)を、残して、外葉から、順に、収穫すると、そこから、また、新しい葉が、次々と、育って、くり返し、長い期間、収穫できます。「フダンソウ(不断草)」の名のとおり、絶え間なく、収穫できるのが、スイスチャードの、大きな魅力。
ひと株から、長く、収穫が、続くので、家庭菜園で、とても、重宝します。必要な分だけ、外葉を、かき取って、使えるので、いつも、新鮮な、葉物が、手元に、あります。収穫した、スイスチャードは、ホウレンソウのように、使えます。若い葉は、サラダに、生で、大きくなった葉は、ゆでて、おひたし、炒め物、スープ、お浸し、ソテーなどに。
アクが、少なく、クセが、ないので、下ゆでも、軽くで、よく、使いやすいです。カラフルな、葉柄は、加熱しても、ある程度、色が、残るので、料理に、彩りを、添えます。とくに、若い葉や、葉柄の、色を、生かして、サラダにすると、見た目も、華やか。長く、たくさん、収穫できる、ありがたい野菜です。
💡葉が20〜30cmになったら外葉からかき取り収穫。中心の新葉を残すと次々育ち長く収穫できる(不断草の由来)。ホウレンソウ感覚で使え、彩りも生きる。
-
4
とう立ち対策と暑さ・寒さの管理
約60日スイスチャードは、暑さにも、寒さにも、比較的強く、丈夫で、育てやすい野菜ですが、いくつか、注意点が、あります。まず「とう立ち(抽苔=ちゅうだい)」。スイスチャードは、一定の、低温に、当たったあと、暖かく、なって、日が、長くなると、花茎を、伸ばして、とう立ちすることが、あります。
とう立ちすると、葉が、かたく、なって、食用に、向かなく、なるので、やわらかい、葉を、収穫したい場合は、とう立ちの、前に、収穫します。とくに、秋まきの、株を、春まで、収穫していると、春に、とう立ちしやすいので、その前に、収穫を、終えるか、若い葉を、こまめに、収穫します。
暑さに、ついては、スイスチャードは、ホウレンソウより、ずっと、暑さに、強く、夏にも、収穫できるのが、魅力ですが、真夏の、強い、直射と、高温では、葉が、やや、かたく、なったり、生育が、ゆるんだり、することも。夏は、半日陰でも、育つので、暑さが、厳しい、地域では、やや、遮光すると、やわらかい、葉が、穫れます。
寒さに、ついても、比較的、強く、霜に、当たっても、枯れにくく、冬も、収穫できることが、多いです(寒冷地では、傷むことも)。暑さにも、寒さにも、強い、この、丈夫さが、スイスチャードが「不断草(絶え間なく穫れる)」と、呼ばれる、理由。一年を通して、長く、収穫を、楽しめる、頼れる野菜です。
💡とう立ちすると葉がかたくなる→その前に収穫。ホウレンソウより暑さに強く夏も穫れる(猛暑は遮光で軟らかく)。寒さにも比較的強く冬も収穫可。
-
5
カラーリーフとしての楽しみ・栄養
約60日スイスチャードは、野菜として、おいしく、長く、収穫できるだけでなく、その、カラフルで、美しい、葉柄を生かして、観賞用「カラーリーフプランツ」としても、楽しめる、一石二鳥の、野菜です。赤、黄、ピンク、オレンジ、白など、鮮やかに、色づく、葉柄は、まるで、絵の具のようで、花壇や、寄せ植え、コンテナガーデンに、植えると、ほかの、花や、葉ものと、組み合わせて、彩りを、添えます。
とくに、秋〜冬〜春の、花の、少ない時期に、カラフルな、葉柄の、スイスチャードは、貴重な、彩りに、なります。「ブライトライト」「レインボー」などの、ミックス品種を、まくと、さまざまな、色の、葉柄が、出て、にぎやかです。観賞しながら、必要なときに、外葉を、収穫して、食べる、という、楽しみ方も、できます。
日当たりのよい場所で、育てると、葉柄の、色が、より、鮮やかに、なります。栄養面でも、スイスチャードは、たいへん優秀。βカロテン(ビタミンA)、ビタミンK、鉄分、カリウム、カルシウム、食物繊維などを、豊富に、含み、緑黄色野菜として、栄養価が、高い、野菜です。
アクが、少なく、生でも、加熱でも、使いやすいので、栄養を、とりやすいのも、魅力。見て、美しく、食べて、おいしく、栄養も、豊富で、長く、収穫できる。家庭菜園に、ひと株、あると、とても、重宝する、おすすめの、葉物野菜です。
💡カラフルな葉柄は花壇・寄せ植えのカラーリーフにもなる(花の少ない時期の彩りに)。日当たりで発色アップ。βカロテン・鉄・カリウム等が豊富で栄養価が高い。
Checklist
育てる前のチェックリスト
-
✓200〜400円
スイスチャードの種
ブライトライト等のカラフルなミックスが人気。
-
○400〜1,000円
野菜用培養土・元肥 (任意)
肥えた水はけのよい土に。
-
○400〜1,500円
深めのプランター (任意)
プランター栽培に。
-
○400〜1,000円
追肥用肥料 (任意)
長い収穫期間に追肥を切らさない。
Pests & Diseases
かかりやすい病害虫
アブラムシ
時々症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。
予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。
対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。
ヨトウムシ
時々症状: 葉に大きな食害痕、株元の地中に潜む。
予防: 防虫ネットで産卵を防ぐ。
対処: 夜間または株元を掘って捕殺、薬剤を使用。
Nutrition
栄養と食べ方
- エネルギー
- 19kcal
- ビタミンC
- 19mg
- ビタミンA
- 310μg
- ビタミンK
- 180μg
- 葉酸
- 120μg
- 鉄
- 3.6mg
- カルシウム
- 75mg
- カリウム
- 1200mg
- 食物繊維
- 3.3g
旬・味: 春と秋〜冬が旬だが暑さに強く夏も穫れる。ホウレンソウに似た味でアクが少ない。βカロテン・ビタミンK・鉄・カリウムが豊富な緑黄色野菜。
保存: 葉物なので乾燥に弱い。湿らせた紙に包みポリ袋で冷蔵し早めに使う。さっとゆでて冷凍も可。
Common mistakes
失敗あるある TOP3
⚠ とう立ちで葉がかたくなる
花茎が伸び、葉がかたく食用に向かなくなります。
原因: 低温に当たった後の高温・長日、収穫の遅れ。
対策: とう立ち前に収穫し、若い葉をこまめに穫ります。種まき時期を適期に守ります。
⚠ 間引き不足で育たない
混み合って株が大きくならず、葉も小さいままです。
原因: 種球から数本芽が出たのに間引かなかった。
対策: 2〜3回に分けて間引き、最終株間15〜20cmを確保します。
⚠ 乾燥・肥料切れで葉が小さい
葉が小さく、色つやが悪くなります。
原因: 水切れ、収穫中の肥料切れ。
対策: 乾かさず水やりし、収穫が続くあいだ追肥を切らさず与えます。
FAQ
よくある質問
はい、スイスチャード(フダンソウ)は暑さにも寒さにも比較的強く、丈夫で育てやすい、初心者向きの葉物野菜です。直まきして間引き、乾燥させすぎず、外葉からかき取って収穫すれば、長い期間くり返し収穫できます。プランターでも育てられ、カラフルな葉柄で彩りも楽しめます。間引き菜も食べられてお得です。
スイスチャードはホウレンソウに近い仲間(同じヒユ科)で、味も似ていますが、葉柄が赤・黄・ピンクなどカラフルなのが大きな違いです。ホウレンソウより暑さに強く夏も穫れ、酸性土でも育てやすいです。アクが少なく、外葉からかき取って長く収穫できます。彩りを生かしてサラダや料理に使え、カラーリーフとして観賞用にもなります。
株ごと抜かず、外側の大きく育った葉から葉柄ごとかき取り、株の中心の新しい葉(生長点)を残すのがコツです。そうすると、そこから次々と新しい葉が育って、くり返し長く収穫できます。「不断草(絶え間なく穫れる)」の名のとおりです。収穫が続くあいだ追肥を切らさないと、次々と新しい葉が育ちます。
はい、スイスチャードはホウレンソウより暑さにずっと強く、葉物野菜が少なくなる夏にも収穫できるのが大きな魅力です(「不断草」と呼ばれる理由)。ただし真夏の強い直射と高温では葉がやや硬くなることがあるので、暑さの厳しい地域では半日陰や遮光で育てると、やわらかい葉が穫れます。
「とう立ち(花茎が伸びる)」や、収穫の遅れ、乾燥、真夏の高温が原因です。とう立ちすると葉がかたくなるので、その前に収穫します。とくに秋まきを春まで収穫していると春にとう立ちしやすいので、若い葉をこまめに収穫します。乾燥させず、大きくなりすぎる前のやわらかい葉を収穫するとよいです。
はい、スイスチャードは赤・黄・ピンク・オレンジ・白などカラフルな葉柄が美しく、花壇や寄せ植えのカラーリーフ(彩りの葉)としても人気です。とくに花の少ない秋〜冬〜春の彩りに重宝します。「ブライトライト」「レインボー」などのミックス品種はさまざまな色が出ます。観賞しながら外葉を収穫して食べる楽しみ方もできます。
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