セリ
Oenanthe javanica Japanese Parsley / Water Dropwort
セリ(芹)は、独特の、さわやかな、香りと、シャキシャキとした、歯ごたえが特徴の、日本原産の、香味野菜・山菜です。春の七草の、ひとつとして、知...
かんたんに言うと
セリ(芹)は、さわやかな香りとシャキシャキ食感の日本原産の香味野菜。春の七草のひとつで七草がゆに欠かせません。水辺の湿った場所を好む多年草で、寒さに強く丈夫。買った根つきセリを水や湿った土に植えると再生して育ちます。よく似た有毒のドクゼリに注意(栽培品は安心)。
Profile
基本情報
セリ(芹)は、独特の、さわやかな、香りと、シャキシャキとした、歯ごたえが特徴の、日本原産の、香味野菜・山菜です。春の七草の、ひとつとして、知られ、1月7日の「七草がゆ」に、欠かせない、野菜。「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」の、七草の、最初に、数えられる、まさに、日本の、春を、代表する、野菜です。
すずやかな、香りと、ほろ苦さを生かして、七草がゆの、ほか、おひたし、和え物、鍋(とくに、宮城県の「せり鍋」は、根まで、丸ごと食べる、名物)、天ぷらなどに、します。セリは、セリ科の、多年草で、その名の、とおり、田んぼの、あぜや、小川、湿地など、水辺の、湿った場所に、自生・栽培される、水生〜湿生の、植物。
「セリ」という、名は、競り合う(せりあう)ように、群がって、生える、ことに、由来する、と、いわれます。湿り気を、好み、寒さに、強く、丈夫で、地下の、ほふく茎(ランナー)を、伸ばして、年々、ふえ、何度も、収穫できる、多年草。買ってきた、根つきの、セリを、水に、つけたり、湿った土に、植えたりすると、再生して、育つ、手軽さも、魅力です。
ただし、セリには、よく似た、有毒植物「ドクゼリ」が、あるので、野生の、ものを、採る際は、注意が、必要(栽培品は、安心)。日本の、春の、香りを、楽しめる、伝統的な、香味野菜です。
💡豆知識
セリは「春の七草」の、筆頭に、数えられる、日本を、代表する、春の、野菜で、1月7日に、無病息災を、願って、食べる「七草がゆ」に、欠かせません。七草「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」の、いちばん、最初に、唱えられる、おなじみの、存在です。
「セリ」という、名前は、一か所に、たくさん、競り合う(せりあう)ように、群がって、生える、その、生え方に、由来する、と、いわれます。セリは、数少ない、日本原産の、野菜の、ひとつで、古くから、親しまれてきました。セリの、有名な、産地が、宮城県で、根まで、丸ごと、鍋に、入れて、食べる「せり鍋」は、冬の、名物。
じつは、セリは、葉や、茎だけでなく、白い、根の、部分が、シャキシャキとして、香りも、よく、おいしいので、根つきで、味わうのが、ツウの、食べ方です。セリで、ひとつ、注意したいのが、よく似た、有毒植物「ドクゼリ(毒芹)」の、存在。ドクゼリは、セリと、同じ、セリ科で、水辺に、生え、見た目が、セリに、似ていますが、全草に、強い毒を、もち、誤食すると、たいへん、危険です。
見分けには、セリ特有の、よい香りが、あるか、根の、形(ドクゼリは、太い、緑色の、地下茎)などが、ポイントですが、判別が、難しいので、野生の、セリを、採る際は、十分な、注意と、知識が、必要です。一方、種苗店などで、入手した、苗や、スーパーの、根つきセリを、栽培する、分には、ドクゼリの、心配は、なく、安心して、楽しめます。さわやかな、香りで、日本の、春を、告げる、伝統の、香味野菜です。
Calendar
育成カレンダー
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 4月は植え付け | 9月は植え付け | ||||||||||
| 収穫 | 5月は収穫 | 11月は収穫 |
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| 収穫 | 5月は収穫 | 11月は収穫 |
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| 植え付け | 4月は植え付け | 9月は植え付け | ||||||||||
| 収穫 | 5月は収穫 | 11月は収穫 |
数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。
At a glance
ひと目でわかる特徴
Specs
形態と環境条件
形態
- 草丈
- 15〜40cm
- 株張り
- 20〜60cm
- 花のサイズ
- 白い小花(夏。葉茎・根の収穫が目的)
環境条件
- 日照
- 半日陰
- 耐寒温度
- -8℃
- 耐暑温度
- 32℃
- 土壌pH
- 6.0〜6.5
- 水やり
- 湿り気を好む。土を乾かさない。水を張ってもよい。
- 肥料
- 化成肥料・液体肥料
How to grow
育て方ステップ
-
1
植え付け・再生栽培・種まき
約7日セリは、種からも、苗からも育てられますが、いちばん、手軽なのが「再生栽培(リボベジ)」です。スーパーや、八百屋で、買ってきた、根つきの、セリを、使って、栽培を、始められます。買ってきた、セリの、根に近い部分(根つきの、株元)を、3〜5cmほど、残して切り、水を、入れた、容器に、根を、浸けて、明るい、窓辺に、置いておくと、数日で、根や、新しい葉が、伸びてきます。
発根したら、そのまま、水栽培で、育てるか、湿った、土に、植えて、育てます。種からまく場合は、春(3〜5月)か、秋(9〜10月)。セリは、ほふく茎で、ふえる、苗を、植えるのも、手軽です。植え付け場所は、セリは、その名の、とおり、水辺の、湿った場所を、好むので、湿り気を、保ちやすい、半日陰が、理想。
田んぼの、あぜや、小川の、ような、常に、湿った場所が、向きます。プランターなら、受け皿に、水を、ためる「腰水」にしたり、深めの、容器で、水を、張った、状態で、育てたり、すると、湿り気を、保てます。土は、水もちのよい、肥えた土が、向きます。買ってきた、セリの、再生栽培から、手軽に、始められ、湿り気さえ、保てば、どんどん、ふえて、何度も、収穫できるのが、セリ栽培の、魅力です。
💡買った根つきセリの株元を水に浸ける再生栽培が手軽(数日で発根)。種まきは春・秋。湿った半日陰や水辺、腰水・水張りで湿り気を保つ。
-
2
水やりと管理(乾かさない)
約30日セリは、水辺で、育つ、湿生の、植物なので、乾燥を、たいへん嫌います。セリ栽培の、いちばんの、コツが「乾かさないこと」。土で、育てる場合は、土を、乾かさないように、たっぷりと、水を、与え、常に、湿った、状態を、保ちます。ふつうの、野菜より、ずっと、多湿を、好み、水切れすると、葉が、しおれたり、かたく、なったり、するので、水切れには、十分、注意します。
プランターで、育てる場合は、鉢の、受け皿に、水を、ためておく「腰水」にしたり、深めの、容器に、水を、張った、状態で、育てたり、すると、湿り気を、保ちやすく、おすすめです。もちろん、土を、使わず、水だけで、育てる「水栽培」でも、よく育ちます。
セリは、強い、直射日光と、夏の、高温が、やや苦手なので、半日陰の、涼しい場所で、育てると、葉が、やわらかく、香りよく、育ちます。とくに、夏は、水温が、上がりすぎないよう、涼しく、保ちます。肥料は、生育期や、収穫を、続けるあいだ、薄めの、液体肥料を、ときどき、与えると、やわらかい、葉茎が、次々と、育ちます。
肥料が、切れると、葉が、小さく、かたく、なりがちなので、収穫しながら、適度に、肥料を、補います。とにかく「乾かさない、涼しく」が、香りのよい、やわらかな、セリを、育てる、合言葉です。
💡水辺の植物で乾燥厳禁→土を乾かさず常に湿らせる。腰水・水張り・水栽培が向く。強い直射と夏の高温が苦手で半日陰の涼しい場所がよい。収穫中は薄い追肥を。
-
3
摘み取って収穫する
約60日セリは、生育が、早く、株が、茂ってきたら、何度も、摘み取って、収穫できます。収穫の、方法は「摘み取り」。茎が、15〜20cmほどに、伸びたら、地際を、少し、残して、株元から、ハサミで、切り取るか、必要な分だけ、外側から、摘み取ります。地際を、残して、収穫すると、そこから、また、新しい葉茎が、伸びてきて、くり返し、何度も、収穫できます。
セリは、ほふく茎(ランナー)を、横に、伸ばして、ふえるので、株が、広がり、収穫量も、増えていきます。とれたての、セリは、香りが、格別。すずやかな、香りと、シャキシャキとした、歯ごたえが、特徴です。春の七草の、七草がゆの、ほか、おひたし、和え物、天ぷら、鍋の具などに、します。
とくに、宮城県の「せり鍋」のように、根まで、丸ごと、味わうと、根の、シャキシャキ感と、香りも、楽しめます(栽培品で、根を、食べる場合は、よく洗います)。セリは、香りが、飛びやすいので、使う直前に、収穫するか、収穫したら、早めに、使い切ります。
やわらかく、香りのよい、セリを、収穫するには、前の、ステップのとおり、湿り気を、保ち、涼しく、育て、適度に、肥料を、与えることが、大切。湿った場所さえ、あれば、ほとんど、手をかけずに、何度も、収穫できる、ありがたい、香味野菜です。
💡茎が15〜20cmになったら地際を残して摘み取ると、また伸びて何度も収穫できる。ほふく茎でふえ収穫量も増える。せり鍋は根まで丸ごと。香りが飛ぶので早めに使う。
-
4
ドクゼリの注意・とう立ち
約60日セリを、楽しむうえで、知っておきたいのが「ドクゼリ(毒芹)」の、注意です。ドクゼリは、セリと、同じ、セリ科で、水辺に、生え、見た目が、セリに、よく似ていますが、全草に、強い毒(チクトキシンなど)を、もつ、有毒植物で、誤食すると、けいれんや、おう吐など、重い、中毒を、起こし、命に、関わる、危険も、あります。
セリと、ドクゼリの、見分けは、難しく、セリ特有の、よい香りが、あるか(ドクゼリは、香りが、弱いか、不快)、根の、形(ドクゼリは、緑色の、太い、タケノコ状の、地下茎)などが、ポイントですが、判別には、知識が、必要です。そのため、野生の、セリを、採って、食べる場合は、十分な、注意と、知識が、必要で、自信が、ないときは、採らないのが、賢明です。
一方、種苗店などで、入手した、セリの、苗や、種、スーパーの、根つきセリを、栽培する、分には、ドクゼリの、心配は、ないので、安心して、楽しめます。家庭で、安全に、セリを、楽しむには、信頼できる、苗や、根つきセリから、育てるのが、いちばんです。
次に「とう立ち(抽苔)」。セリは、気温が、上がる、初夏ごろに、花茎を、伸ばして、白い、小さな花を、咲かせる、準備を、始めます。とう立ちすると、茎が、かたく、なり、香りも、変わって、食用に、向かなく、なるので、やわらかい、葉茎を、収穫したい場合は、花茎が、伸びてきたら、早めに、摘み取ると、葉の、収穫を、もう少し、続けられます。
💡野生採取は有毒のドクゼリ(セリ科・水辺・見た目が似る)に厳重注意→自信がなければ採らない。栽培品(苗・根つきセリ)は安心。初夏のとう立ちで茎が硬くなるので花茎は早めに摘む。
-
5
冬越し・夏越しと多年草の楽しみ
約120日セリは、丈夫な、多年草(宿根草)なので、上手に、管理すれば、長く、楽しめます。セリは、寒さに、強く、冬越しは、心配いりません。冬は、地上部が、傷んだり、枯れたり、することも、ありますが、地下の、ほふく茎や、株は、生きていて、春に、また、新しい葉を、出します。
地植えで、湿った場所なら、防寒は、ほとんど、不要で、寒冷地でも、屋外で、冬を越せます。じっさい、セリが、春の七草に、数えられ、寒い、1月に、収穫できるのは、冬の、寒さの中でも、地際に、葉を、保つ、丈夫さ、ゆえです。一方、セリが、やや、苦手なのが、夏の、高温。
強い、直射日光と、高温では、葉が、かたく、なったり、生育が、衰えたり、することが、あるので、夏は、半日陰の、涼しい場所に、置き、水を、切らさず、水温が、上がりすぎないように、して、夏を、越させます。とくに、水栽培や、腰水は、夏に、水が、温まりやすいので、こまめに、新しい、涼しい水に、替えます。
セリは、ほふく茎で、年々、ふえ、地植えにしておけば、毎年、春に、新しい葉を、出して、長く、収穫を、楽しめる、多年草。買ってきた、根つきセリの、再生栽培から、手軽に、始められ、湿り気さえ、保てば、どんどん、ふえて、何度も、収穫できる、たいへん、ありがたい、香味野菜です。日本の、春の、香りを、毎年、自家製で、楽しめる、伝統の、野菜として、湿った場所が、あれば、ぜひ、おすすめです。
💡寒さに強く冬越しは容易(湿った地植えは防寒不要、寒い1月も収穫できる)。夏の高温が苦手なので半日陰で水を切らさず涼しく。ほふく茎で年々ふえ毎年収穫。
Checklist
育てる前のチェックリスト
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✓150〜400円
根つきセリ(再生栽培用)・苗
スーパーの根つきセリを再生栽培に使える。
-
○200〜400円
セリの種 (任意)
春・秋まき。
-
○200〜1,200円
プランター・容器 (任意)
腰水や水栽培の容器に。
-
○400〜1,000円
野菜・ハーブ用培養土 (任意)
水もちのよい土。
Pests & Diseases
かかりやすい病害虫
アブラムシ
時々症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。
予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。
対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。
ヨトウムシ
まれ症状: 葉に大きな食害痕、株元の地中に潜む。
予防: 防虫ネットで産卵を防ぐ。
対処: 夜間または株元を掘って捕殺、薬剤を使用。
Nutrition
栄養と食べ方
- エネルギー
- 17kcal
- ビタミンC
- 20mg
- ビタミンA
- 160μg
- ビタミンK
- 160μg
- 葉酸
- 110μg
- 鉄
- 1.6mg
- カルシウム
- 34mg
- カリウム
- 410mg
- 食物繊維
- 2.5g
旬・味: 春が旬(春の七草)。さわやかな香りとシャキシャキの歯ごたえ、ほろ苦さ。βカロテン・ビタミンC・K・鉄・葉酸を含む。根まで食べられる。
保存: 香りが飛びやすいので使う直前に収穫。湿らせた紙に包みポリ袋で冷蔵、または根を水につけて冷蔵し早めに使う。
Common mistakes
失敗あるある TOP3
⚠ 乾燥・水切れで枯れる
葉茎がしおれ、かたくなって枯れます。
原因: 水辺の植物なのに乾燥させた、水切れ。
対策: 土を乾かさず常に湿らせ、腰水や水栽培で湿り気を保ちます。
⚠ 夏の高温・直射で傷む
夏に葉がかたく、生育が衰えます。
原因: 強い直射日光、高温、水温の上昇。
対策: 半日陰の涼しい場所に置き、水を切らさず、水は涼しいものにこまめに替えます。
⚠ 野生採取でドクゼリを誤食
有毒のドクゼリを誤って食べると重い中毒に。
原因: 見た目が似たドクゼリとの誤認。
対策: 野生採取は十分な知識を持ち、自信がなければ採らない。栽培品(苗・根つきセリ)から育てます。
FAQ
よくある質問
はい、セリは湿った場所さえあれば丈夫に育ち、何度も収穫できる育てやすい多年草です。とくに、買ってきた根つきセリを水や湿った土に植える「再生栽培」が手軽で、数日で発根して育ちます。「乾かさない・涼しく」を守れば初心者でも失敗しにくく、春の七草の香味野菜を毎年楽しめます。栽培品はドクゼリの心配もなく安心です。
はい、できます。買ってきた根つきのセリの株元を3〜5cm残して切り、水を入れた容器に根を浸けて明るい窓辺に置くと、数日で根や新しい葉が伸びます。発根したら水栽培を続けるか、湿った土に植えます。手軽に始められ、湿り気を保てばどんどんふえて何度も収穫できる、エコで楽しい育て方です。
野生のセリを採る場合は、よく似た有毒植物「ドクゼリ」に厳重な注意が必要です。ドクゼリは全草に強い毒をもち、見分けが難しいので、自信がなければ採らないのが賢明です。一方、種苗店の苗や種、スーパーの根つきセリを栽培する分にはドクゼリの心配はなく安心です。家庭で楽しむなら、信頼できる苗や根つきセリから育てましょう。
セリは水辺で育つ植物なので、乾燥を嫌います。土を乾かさないよう常に湿らせ、プランターは受け皿に水をためる「腰水」や、水を張った状態で育てます。土を使わない水栽培でもよく育ちます。強い直射と夏の高温が苦手なので、半日陰の涼しい場所で水を切らさず育てると、葉がやわらかく香りよく育ちます。
はい、茎が15〜20cmに伸びたら、地際を少し残して株元で切り取ると、また新しい葉茎が伸びて、くり返し収穫できます。セリはほふく茎(ランナー)を横に伸ばしてふえるので、株が広がり収穫量も増えます。香りが飛びやすいので、使う直前に収穫するか、収穫したら早めに使い切ります。
はい、セリは寒さに強く、冬越しは心配いりません。地上部が傷んでも地下のほふく茎や株が生きていて春に芽吹きます。湿った地植えなら防寒は不要で、寒冷地でも越せます。春の七草として寒い1月に収穫できるのも、その丈夫さゆえ。むしろ夏の高温が苦手なので、夏は半日陰で水を切らさず涼しく管理します。
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