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植物図鑑
🌸
真っ赤に咲くサルビアの花穂
🌸 花

サルビア

Salvia splendens Scarlet Sage

初心者向け 難易度1(5段階中): 初心者向け 💰 苗は100〜300円

サルビアは、夏から秋にかけて、燃えるような真っ赤な花穂を立ち上げて咲き続ける、夏花壇の定番として親しまれている草花です。公園や学校の花壇でお...

かんたんに言うと

サルビアは暑さに強く花期の長い夏花壇の定番。日当たりよく育て、肥料を切らさず、咲き終わった花穂を切り戻すと秋まで次々と咲き続けます。

Profile

基本情報

サルビアは、夏から秋にかけて、燃えるような真っ赤な花穂を立ち上げて咲き続ける、夏花壇の定番として親しまれている草花です。公園や学校の花壇でおなじみの赤いサルビアは「サルビア・スプレンデンス」という種類で、暑さに強く、丈夫で育てやすいことから、初心者にもおすすめの花です。

花期がとても長く、初夏から霜が降りる秋まで、次々と花を咲かせて長期間にわたって庭を彩ってくれます。赤が代表的ですが、青紫色の涼しげな「ブルーサルビア(ファリナセア)」、宿根性で晩夏から秋に咲く「アメジストセージ」など、仲間には多彩な種類があり、シソ科らしくハーブのセージ(薬用サルビア)も同じ属です。

栽培のポイントは、第一に、日当たりと風通しのよい場所を好み、暑さに強いので夏の花壇で活躍すること。第二に、花期が長いぶん肥料をよく使うので、肥料切れに注意し、定期的に追肥すること。第三に、咲き終わった花穂をこまめに切り戻すと、わき芽が伸びて再び花を咲かせ、こんもりと長く楽しめること。

種からも苗からも育てられ、苗を植えれば手軽。暑い盛りにも休まず咲き続ける丈夫さと、燃えるような鮮やかさで、夏の庭や花壇を元気いっぱいに彩ってくれる、初心者にも心強い、頼もしい一年草(一部宿根性)です。

シソ科
分類
花 / 一年草
原産地
ブラジル、中南米
別名
ヒゴロモソウ、スプレンデンス、ブルーサルビア
適期
種まき・植え付けは4〜5月
価格目安
苗は100〜300円

💡豆知識

サルビアの仲間(サルビア属/セージ属)は世界に900種以上もある大きなグループで、観賞用の花から、料理や薬用に使われるハーブのセージまで、実に多彩な顔ぶれを含みます。学名の「Salvia(サルビア)」は、ラテン語で「治す・健康」を意味する「salvere(サルウェーレ)」に由来し、古くから薬用として用いられてきた歴史を物語ります。

花壇でおなじみの赤いサルビアは、ブラジル原産で、花を抜いて根元の蜜を吸った経験を持つ人も多い、子どもにも親しまれてきた花です。花のように見える鮮やかな赤い部分は、花びらだけでなく「がく」も色づいており、花が散ったあとも赤いがくが長く残るため、見ごたえのある期間が長いのも特徴。同じ仲間には、青や紫、ピンクなど涼しげな色合いの品種も多く、寄せ植えでも活躍します。

Calendar

育成カレンダー

全国の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
種まき
4月は種まき
植え付け
5月は植え付け
開花
6月は開花
8月は開花
10月は開花
追肥
7月は追肥
関東の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け
5月は植え付け
開花
6月は開花
8月は開花
10月は開花
追肥
7月は追肥
近畿の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け
5月は植え付け
開花
6月は開花
8月は開花
10月は開花
追肥
7月は追肥

数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。

At a glance

ひと目でわかる特徴

育てやすさ 初心者向け
収穫・開花の早さ 早い
手軽さ(コスト) ほどほど

Specs

形態と環境条件

形態

草丈
30〜80cm
株張り
25〜40cm
花のサイズ
花穂の長さ10〜20cm

環境条件

日照
日なた
耐寒温度
3℃
耐暑温度
38℃
土壌pH
6.0〜6.5
水やり
土の表面が乾いたらたっぷり。夏は乾かさないように。
肥料
緩効性化成肥料・液肥

How to grow

育て方ステップ

  1. 1

    種まき・苗の植え付け

    約7日

    サルビアは種からも苗からも育てられます。手軽なのは苗からで、植え付け適期は十分暖かくなった5〜6月。日当たりと風通しのよい場所を選び、株間25〜30cmで植えます。種からまく場合は、4〜5月に育苗箱やポットにまきます。サルビアの種は光を好む好光性なので、覆土はごく薄くします。

    発芽適温は20〜25℃。本葉が数枚になったら、日当たりのよい場所に植え付けます。プランターは草花用培養土を使い、株間をあけて植えます。暑さに強い花なので、夏の日ざしを浴びる場所でも元気に育ちます。植え付け後はたっぷり水を与え、根づくまではしっかり水やりをして活着させます。

    💡苗からが手軽。5〜6月に日当たりのよい場所へ。種は好光性なので薄くまきます。

  2. 2

    摘心でわき芽を増やす

    約14日

    植え付けてしばらくし、苗が根づいて生育し始めたら、茎の先端を摘み取る「摘心(ピンチ)」をすると、株がよく育ちます。先端を摘むことで、わき芽が伸びて枝数が増え、こんもりとボリュームのある株になり、花数も増えます。本葉が6〜8枚ほどになった頃、株の先端を1〜2節摘み取ります。

    1回だけでなく、伸びてきたら数回行うと、より分枝が進んでたくさんの花穂が立ち上がります。摘心をしないと、ひょろりと背だけ高くなって花数が少なくなりがちです。この一手間で、夏の花壇を埋め尽くすような豪華な株姿になります。摘心後は追肥をすると、わき芽の生育が促されます。

    💡本葉6〜8枚で先端を摘心。わき芽が増えて花数の多いこんもりした株になります。

  3. 3

    水やり・追肥

    約90日

    サルビアは暑さに強い反面、真夏の極端な乾燥は苦手です。土の表面が乾いたらたっぷりと、夏は朝のうちに水やりをして、乾かしすぎないようにします。プランターは乾きやすいので、夏は朝夕の水やりが必要になることもあります。サルビアは花期が長く、次々と花を咲かせるため、肥料をよく使います。

    肥料が切れると花つきが悪くなり、葉色も薄くなるので、植え付け時の元肥に加えて、開花期は月に1〜2回、緩効性肥料や液肥で追肥を続けることが、長く咲かせる大きなポイントです。日当たりが悪いと花つきが悪くなるので、よく日の当たる場所で育てます。水と肥料、日当たりがそろえば、初夏から秋まで休みなく咲き続けます。

    💡夏は水切れ注意。花期は肥料をよく使うので、月1〜2回の追肥を欠かさないように。

  4. 4

    花がら摘み・切り戻し

    約90日

    サルビアを長く美しく咲かせる最大のコツが、花の手入れです。花穂は下から順に咲き上がり、咲き終わると見栄えが悪くなります。花穂全体の花が終わったら、その花穂を茎の途中(葉のある節の上)で切り取る「切り戻し」をします。すると、切った下の節からわき芽が伸び、再び新しい花穂を立ち上げて咲きます。

    これを繰り返すことで、株がこんもりと保たれ、秋まで次々と花を楽しめます。真夏に株が疲れて花が少なくなったり、間延びしたりしたら、株全体を半分ほどに思い切って切り戻すと、涼しくなる秋に再びきれいに咲き直します。こまめな花がら摘みと切り戻しが、サルビアの花期を最大限に引き延ばす秘訣です。

    💡咲き終わった花穂は節の上で切り戻すとわき芽が伸びて再び開花。秋まで長く咲きます。

  5. 5

    季節の終わりと宿根性タイプ

    約7日

    一般的な赤いサルビア(スプレンデンス)は、本来は多年草ですが、寒さに弱いため、日本では霜が降りると枯れる一年草として扱われるのが一般的です。霜が降りて株が傷んだら、片づけます。種を採っておけば、翌春にまいて育てることもできます。一方、サルビアの仲間には、宿根性(多年草)のタイプも多くあります。

    青紫の「ブルーサルビア」や、ふわふわした花穂の「アメジストセージ(メキシカンブッシュセージ)」、「チェリーセージ」などは、温暖地では戸外で冬越しして毎年咲きます。これらは、冬に地上部が枯れても株元が生きていれば、春にまた芽吹きます。育てたい期間や好みに合わせて、一年草タイプと宿根タイプを選ぶと、長くサルビアの仲間を楽しめます。

    💡赤いサルビアは霜で枯れる一年草扱い。ブルーサルビア等の宿根タイプは温暖地で越冬します。

Checklist

育てる前のチェックリスト

  • サルビアの苗

    赤のスプレンデンスやブルーサルビアなどから選ぶ。

    100〜300円
  • 草花用培養土

    プランター栽培用。

    400〜800円
  • 緩効性肥料・液肥

    花期の追肥に。

    400〜900円
  • プランター・鉢 (任意)

    ベランダ栽培用。

    500〜1,200円
初期費用の目安(必須のみ) 900〜2,000円

Pests & Diseases

かかりやすい病害虫

害虫

アブラムシ

よく発生

症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。

予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。

対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。

害虫

ハダニ

時々

症状: 葉に白いかすり状の斑点、ひどいと葉が枯れる。

予防: 葉裏への葉水で乾燥を防ぐ。

対処: 葉裏への葉水を継続し、専用の殺ダニ剤を使用する。

害虫

コナジラミ

時々

症状: 株を揺らすと白い虫が舞う、すす病を誘発。

予防: 黄色粘着トラップを設置、風通しを確保。

対処: 薬剤を散布、天敵を活用。

Flower meaning

花言葉

  • 「燃える思い・家族愛」

    燃えるように鮮やかな赤い花穂から、情熱的な思いや、あたたかな家族の愛情を表すとされます。

  • 「知恵・尊敬」

    薬用として古くから役立ってきたサルビア属にちなみ、青い花は知恵や尊敬の意を持つとされます。

  • 「尊敬・知恵」

    落ち着いた紫の花色が、知性や相手への深い敬意を連想させることにちなむとされます。

Common mistakes

失敗あるある TOP3

⚠ 花つきが悪い・間延びする

花が少なく、ひょろ長く育ちます。

原因: 日照不足、摘心不足、肥料切れ。

対策: 日当たりのよい場所で育て、生育初期に摘心し、開花期は定期的に追肥します。

⚠ 夏バテで花が止まる

真夏に株が疲れて花が減ります。

原因: 暑さと株の消耗、水切れ。

対策: 半分ほど切り戻して追肥し、水を切らさず管理すると秋に咲き直します。

⚠ アブラムシの発生

新芽やつぼみに虫がつきます。

原因: アブラムシの発生、風通しの悪さ。

対策: 見つけ次第取り除き、風通しを良くします。必要なら薬剤を使います。

FAQ

よくある質問

肥料切れか、咲き終わった花穂をそのままにしているのが原因です。月1〜2回追肥し、終わった花穂を節の上で切り戻すと、わき芽が伸びて再び花を咲かせます。

暑さで株が疲れたときは、株全体を半分ほどに思い切って切り戻し、追肥をすると、涼しくなる秋にまたこんもりときれいに咲き直します。

一般的な赤いサルビア(スプレンデンス)は寒さに弱く、日本では霜で枯れる一年草として扱われます。種を採ってまけば翌年も育てられます。ブルーサルビア等の宿根タイプは温暖地で越冬します。

生育初期に本葉6〜8枚で先端を摘心すると、わき芽が増えて枝数が多くなり、花数も増えてボリュームのある株になります。伸びたら数回摘心するとさらに効果的です。

サルビアは日光を好む花で、日当たりが悪いと花つきが悪く、ひょろひょろと間延びします。1日を通してよく日の当たる場所で育てると、花つきがよくなります。

あります。涼しげな青紫の「ブルーサルビア(ファリナセア)」や、ふわふわした花穂の「アメジストセージ」など、仲間には多彩な色・姿の種類があり、寄せ植えでも活躍します。

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