アガパンサス
Agapanthus Agapanthus / African Lily
アガパンサスは、すらりと、まっすぐ伸びた、長い花茎の先に、青紫や、白の、小さな花を、花火のように、放射状に、たくさん集めて咲かせる、初夏の、...
かんたんに言うと
アガパンサス(ムラサキクンシラン)は、長い花茎の先に青紫や白の小花を放射状に咲かせる、初夏の涼やかな宿根草。梅雨〜夏に咲き清涼感があります。たいへん丈夫で暑さ寒さ乾燥に強く、植えっぱなしでも毎年咲く育てやすさが魅力。花壇の主役やグランドカバーに人気です。
Profile
基本情報
アガパンサスは、すらりと、まっすぐ伸びた、長い花茎の先に、青紫や、白の、小さな花を、花火のように、放射状に、たくさん集めて咲かせる、初夏の、涼やかな、人気の宿根草です。梅雨どきから、夏にかけて、すずしげな、青紫の花が、株から、いくつも、立ち上がって咲く姿は、じめじめとした、梅雨の、庭を、爽やかに、彩り、暑い季節に、清涼感を、運んでくれます。
和名を「ムラサキクンシラン(紫君子蘭)」といい、観葉植物の、クンシラン(君子蘭)に、葉や、花の、つくりが、似ていることに、ちなみます(ただし、別の、植物です)。アガパンサスは、ヒガンバナ科(またはムラサキクンシラン科)の、宿根草(多年草)で、南アフリカ原産。
細長い、つやのある、葉を、株元に、こんもりと、茂らせ、その間から、花茎を、伸ばします。アガパンサスの、いちばんの、魅力が、その、ずば抜けた、丈夫さと、育てやすさ。たいへん、強健で、暑さにも、寒さにも、比較的強く、乾燥にも、耐え、いったん、植えると、ほとんど、手をかけなくても、毎年、株が、大きくなりながら、初夏に、花を、咲かせます。
植えっぱなしでも、よく育ち、病害虫も、少ないので、ガーデニング初心者にも、おすすめ。花壇の、主役として、また、グランドカバーや、公園、街路の、植え込みにも、よく使われる、丈夫で、美しい、宿根草です。
💡豆知識
アガパンサスの、属名「Agapanthus(アガパンサス)」は、ギリシャ語で「愛(アガペー)」と「花(アントス)」を、組み合わせた言葉で、「愛の花」という、ロマンチックな、意味をもちます。この、すてきな名前から、花言葉も「愛の訪れ」「恋の便り」「ラブレター」など、愛に、まつわる、ものが、多く、贈り物にも、ふさわしい花とされます。
和名の「ムラサキクンシラン(紫君子蘭)」は、早春に、オレンジ色の花を咲かせる、観葉植物の「クンシラン(君子蘭)」に、株姿や、花のつくりが、似ていて、紫色の花を咲かせることに、ちなみます。ただし、アガパンサスと、クンシランは、見た目は、似ていますが、別の、属の、植物です。
アガパンサスには、たくさんの、品種があり、草丈が、1mを超える、大型のものから、コンパクトな、矮性(わいせい)種まで、花色も、濃い青紫、淡い青、白、複色など、さまざま。葉が、冬に枯れる「落葉性」のタイプと、冬も、葉が、残る「常緑性」のタイプが、あり、一般に、落葉性のほうが、より、寒さに、強い、傾向が、あります。
アガパンサスは、とにかく、丈夫で、手間が、かからないことで、知られ、一度、植えると、何年も、放っておいても、毎年、たくさんの花を、咲かせ、株分けで、どんどん、ふやせます。その、強健さと、涼やかな、美しさから、公園や、街路、商業施設の、植え込みなど、公共の、緑化にも、たいへん、よく使われる、おなじみの、宿根草です。
Calendar
育成カレンダー
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 4月は植え付け | |||||||||||
| 植え替え | 10月は植え替え | |||||||||||
| 開花 | 6月は開花 | |||||||||||
| 追肥 | 5月は追肥 |
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 4月は植え付け | |||||||||||
| 植え替え | 10月は植え替え | |||||||||||
| 開花 | 6月は開花 | |||||||||||
| 追肥 | 5月は追肥 |
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 4月は植え付け | |||||||||||
| 植え替え | 10月は植え替え | |||||||||||
| 開花 | 6月は開花 | |||||||||||
| 追肥 | 5月は追肥 |
数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。
At a glance
ひと目でわかる特徴
Specs
形態と環境条件
形態
- 草丈
- 30〜150cm
- 株張り
- 30〜60cm
- 花のサイズ
- 放射状の花序(青紫・白・小花が多数)
環境条件
- 日照
- 日なた
- 耐寒温度
- -8℃
- 耐暑温度
- 38℃
- 土壌pH
- 6.0〜7.0
- 水やり
- 乾燥に強い。土が乾いたらたっぷり。過湿は避ける。
- 肥料
- 緩効性化成肥料・有機質肥料
How to grow
育て方ステップ
-
1
植え付け
約14日アガパンサスは、種からも育てられますが、開花まで、年数が、かかるので、春か秋に、園芸店で出回る、苗(株)を、植え付けるのが、手軽で、早道です。植え付けの適期は、春(3〜5月)か、秋(9〜10月)。植え付け場所は、日当たりのよい場所が、いちばんですが、アガパンサスは、丈夫で、半日陰でも、育ちます(ただし、日当たりが、よいほうが、花つきが、よくなります)。
土は、水はけのよい、肥えた土が向きます。アガパンサスは、乾燥には強い一方、極端な、過湿は、根を、傷めるので、水はけの悪い、じめじめした場所は、避けるか、土を、改良します。植え付け前に、堆肥や、腐葉土を、すき込んで、おきます。アガパンサスは、株が、年々、大きく、横に、広がっていくので、植え付けるときは、株間を、40〜50cmほど、ゆとりを、もって、あけます。
鉢植えの場合は、深さと、幅の、ある鉢を選びます。アガパンサスは、根が、太く、たくさん、張るので、ゆったりとした、鉢が、向きます。植えたら、たっぷり、水を与えます。いったん、根づけば、たいへん丈夫で、ほとんど、手が、かからず、毎年、初夏に、花を、咲かせます。
💡春か秋に苗を植える。日当たりがよいほど花つき良好(半日陰でも育つ)。水はけのよい肥えた土に、株間40〜50cmゆとりをもって。根が太いので大きめの鉢に。
-
2
水やりと肥料
約60日アガパンサスは、乾燥に、たいへん強い、宿根草なので、水やりは、それほど、神経質に、ならなくて、よいです。地植えで、根づいたあとは、よほど、乾燥が続かないかぎり、自然の雨だけでも、よく育ち、ほとんど、水やりは、いりません。鉢植えや、植え付け直後は、土の表面が乾いたら、たっぷりと、水を与えますが、いつも、じめじめした、過湿の状態は、根腐れの、原因になるので、水のやりすぎには、注意します。
「乾いたら、たっぷり、乾くまで、待つ」の、めりはりで、十分です。とくに、梅雨どきの、長雨で、過湿が、続くときは、水はけの悪い場所だと、根を、傷めることが、あるので、水はけは、確保しておきます。肥料も、アガパンサスは、丈夫で、やせ気味でも育つので、それほど、多くは、必要ありません。
春の、芽出しのころに、緩効性肥料を、株元に、施し、花が、終わったあとに、お礼肥として、少量を、与えると、株が、充実して、翌年の、花つきが、よくなります。肥料の、与えすぎは、葉ばかり、茂って、花が、咲きにくく、なることが、あるので、控えめにします。
日当たりと、水はけさえ、確保すれば、あとは、ほとんど、手をかけずに、毎年、たくさんの花を、楽しめる、ローメンテナンスな、宿根草です。
💡乾燥に強く地植えはほぼ水やり不要。過湿の根腐れにだけ注意(梅雨の長雨)。やせ地でも育つので肥料は春と花後に控えめ(多肥は花つき低下)。
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3
開花を楽しむ
約30日アガパンサスは、初夏(6〜7月ごろ)、梅雨どきから、夏にかけて、株元の、葉のあいだから、すらりと、長い、花茎を、何本も、立ち上げ、その先に、青紫や、白の、小さな花を、花火のように、放射状に、たくさん、集めて咲かせます。一本の、花茎に、数十輪もの、小花が、ボール状に、集まって咲く姿は、見ごたえが、あり、すずしげな、青紫の花が、じめじめとした、梅雨の、庭を、爽やかに、彩ります。
暑い季節に、清涼感を、運んでくれる、初夏ならではの、花です。花色は、濃い青紫、淡い青、白、複色など、品種によって、さまざま。草丈も、1mを超える、大型から、コンパクトな、矮性種まで、あるので、花壇の、後方や、主役、また、鉢植えなど、用途に合わせて、選べます。
花を、長く、楽しむには、咲き終わった、花茎を、付け根から、切り取ります。種を、つけさせると、株の、養分が、取られるので、花後に、花茎を、切ると、株が、充実します(ただし、花のあとの、丸い、つぼみのような、種の、さやも、ドライフラワーのように、観賞する、楽しみ方も、あります)。
アガパンサスは、すらりとした、花茎を生かして、切り花としても、楽しめ、夏の、フラワーアレンジメントに、涼やかな、彩りを、添えます。丈夫で、毎年、たくさんの、涼やかな花を、咲かせてくれる、初夏の、庭の、名脇役です。
💡初夏(梅雨〜夏)に花茎を何本も立ち上げ、青紫の小花を花火状に咲かせる。花後は花茎を切ると株が充実(種さやの観賞も可)。切り花にも向く。
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4
株分けでふやす
約30日アガパンサスは、株分けで、簡単に、ふやせます。アガパンサスは、たいへん、丈夫で、生育旺盛なので、いったん、植えると、地下の、根茎(こんけい)を、太らせながら、株が、年々、大きく、横に、広がって、こんもりと、茂っていきます。何年か、育てて、株が、大きく、混み合ってくると、中心部の、生育が、衰えたり、花つきが、悪く、なったり、することが、あるので、数年に、一度、株分けを、して、株を、更新すると、よいです。
株分けは、ふやす、楽しみにも、なります。株分けの適期は、生育の、おだやかな、春(3〜4月)か、秋(9〜10月)。花後の、涼しくなった、秋が、株への、負担が、少なく、おすすめです。掘り上げた、大きな株を、スコップや、ナイフで、芽(葉の、まとまり)が、いくつか、つくように、いくつかに、切り分けて、別の場所に、植え直します。
アガパンサスの、根は、太く、しっかり、張っているので、大きな株は、株分けに、力が、いりますが、丈夫なので、多少、根を、傷めても、すぐに、回復します。株分けで、ふやした株は、別の、花壇や、鉢に植えれば、アガパンサスの、群生を、広げていけます。
植えっぱなしでも、よく育ちますが、数年に、一度、株分けで、混み合いを、解消し、株を、若返らせることが、毎年、たくさんの花を、咲かせる、コツです。丈夫で、よく、ふえるので、ふやす、楽しみも、味わえます。
💡根茎でふえて株が混み合うと花が減るので、数年に一度、春か秋(花後の秋が◎)に株分けして更新&ふやす。根が太く力がいるが丈夫で回復が早い。
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5
冬越しと落葉性・常緑性
約120日アガパンサスは、寒さにも、比較的、強い、丈夫な、宿根草で、冬越しは、比較的、簡単ですが、品種の、タイプによって、少し、性質が、違うので、知っておくと、よいです。アガパンサスには、冬に、葉が、枯れる「落葉性」のタイプと、冬も、葉が、緑のまま、残る「常緑性」のタイプが、あります。
一般に、落葉性のタイプは、より、寒さに、強く、冬に、地上部が、枯れても、地下の、根茎が、生きていて、春に、また、芽を出すので、寒冷地でも、地植えで、屋外で、冬を越せることが、多いです。一方、常緑性のタイプは、やや、寒さに、弱い、傾向が、あり、強い、寒さや、霜に、当たると、葉が、傷むことが、あるので、寒い地域では、株元に、腐葉土や、わらを、かけて、防寒したり、鉢植えにして、軒下や、明るい室内に、取り込んだり、すると、安心です。
多くの、地域では、アガパンサスは、地植えで、植えっぱなしでも、冬を越せる、丈夫な、宿根草です。冬のあいだは、生育が、ゆるやかなので、水やりも、ほとんど、いりません。地上部が、枯れる、落葉性は、枯れた葉を、刈り取って、片づけます。春になり、暖かくなると、また、株元から、新しい葉が、伸びて、初夏に、花を、咲かせます。
アガパンサスは、こうして、年々、株を、大きくしながら、ほとんど、手をかけずに、毎年、涼やかな花を、咲かせ続ける、たいへん、頼れる、宿根草。丈夫さでは、ガーデニングの、宿根草のなかでも、トップクラスで、初心者にも、安心して、おすすめできます。
💡寒さに比較的強く多くの地域で植えっぱなし可。落葉性はより耐寒性が高く地上部が枯れて越冬、常緑性はやや弱く寒地は防寒や室内へ。冬は水やりほぼ不要。
Checklist
育てる前のチェックリスト
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✓400〜1,200円
アガパンサスの苗
春・秋に出回る。大型〜矮性、花色が選べる。
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○400〜1,000円
草花用培養土 (任意)
水はけのよい土。
-
○500〜2,000円
大きめの鉢 (任意)
根が太く張るので深さ・幅のある鉢を。
-
○400〜1,000円
緩効性肥料 (任意)
春と花後に控えめに。
Pests & Diseases
かかりやすい病害虫
アブラムシ
まれ症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。
予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。
対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。
灰色かび病
まれ症状: 花弁や果実が褐変し灰色のカビに覆われる。
予防: 枯れ花をこまめに除去、密植を避ける。
対処: 罹病部を処分し殺菌剤を散布。
Flower meaning
花言葉
-
「恋の訪れ・ラブレター」
紫
属名が「愛の花」を意味することにちなむとされます。
-
「誠実な愛・知的な装い」
青
涼やかで凛とした青い花姿にちなむとされています。
-
「清浄・恋の便り」
白
清らかな白い花のすがすがしさにちなむとされます。
Common mistakes
失敗あるある TOP3
⚠ 過湿で根腐れ
株が弱り、葉が黄ばんで傷みます。
原因: 水のやりすぎ、水はけの悪い土、梅雨の長雨。
対策: 水はけのよい場所に植え、乾いたら水やり。過湿を避けます。
⚠ 株の混み合い・日照不足で花が減る
年々、花つきが悪くなります。
原因: 株の混み合い、日照不足、肥料過多。
対策: 数年に一度株分けし、日当たりのよい場所で育て、肥料は控えめにします。
⚠ 常緑性が冬の寒さで傷む
冬に葉が傷みます。
原因: 常緑性タイプが強い寒さ・霜に当たった。
対策: 寒い地域では株元を防寒し、鉢は軒下や明るい室内に取り込みます。
FAQ
よくある質問
はい、アガパンサスはたいへん丈夫で、暑さ寒さ乾燥に比較的強く、いったん植えるとほとんど手をかけなくても毎年咲く、初心者に最適な宿根草です。日当たり〜半日陰の水はけのよい場所に植えれば、植えっぱなしでもよく育ち、病害虫も少ないです。株分けで簡単にふやせるので、増やす楽しみもあります。
初夏(6〜7月ごろ)、梅雨どきから夏にかけて咲きます。株元の葉のあいだから長い花茎を何本も立ち上げ、青紫や白の小花を花火のように放射状にたくさん集めて咲かせます。すずしげな青紫の花が、じめじめした梅雨の庭を爽やかに彩り、暑い季節に清涼感を運んでくれます。
日照不足、株の混み合い、肥料(とくに窒素分)の与えすぎで葉ばかり茂る、植え付け後まだ若い、などが原因です。日当たりのよい場所で育て、数年に一度株分けして混み合いを解消し、肥料は控えめにします。植えたばかりの株や、株分け直後は、咲くまで1〜2年かかることもあります。
株分けでふやせます。アガパンサスは根茎を太らせて年々株が大きくなるので、数年に一度、春(3〜4月)か秋(9〜10月)に掘り上げ、芽がいくつかつくように切り分けて植え直します。花後の涼しくなった秋が株への負担が少なくおすすめ。根が太く力がいりますが、丈夫なので多少根を傷めてもすぐ回復します。
アガパンサスは寒さに比較的強く、多くの地域で地植えのまま冬を越せます。冬に葉が枯れる「落葉性」はより耐寒性が高く、地上部が枯れても根茎で越冬します。冬も葉が残る「常緑性」はやや寒さに弱いので、寒い地域では株元を防寒したり鉢を軒下・室内に取り込んだりすると安心です。冬は水やりはほぼ不要です。
咲き終わった花茎は付け根から切り取ります。種をつけさせると株の養分が取られるので、花後に花茎を切ると株が充実し、翌年の花つきがよくなります。花後にお礼肥を与えるのも効果的。なお、花のあとの丸い種のさやを、ドライフラワーのように観賞して楽しむ方法もあります。
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