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植物図鑑
🌸
太い花茎の先に赤い大輪を咲かせたアマリリス
🌸 花

アマリリス

Hippeastrum Amaryllis / Hippeastrum

初心者向け 難易度1(5段階中): 初心者向け 💰 苗は500〜1500円

アマリリスは、太い、まっすぐの花茎の先に、ユリのような、大きく、豪華な花を、横向きに、いくつも咲かせる、たいへん見ごたえのある、球根植物です...

かんたんに言うと

アマリリスは、太い花茎の先にユリのような大輪を咲かせる、豪華で見ごたえのある球根植物。春に球根を植えると数週間で咲き、育てやすく咲かせやすいのが魅力です。赤・ピンク・白・複色など花色豊富。寒さにやや弱いので暖地以外は鉢で室内に取り込み、毎年咲かせられます。

Profile

基本情報

アマリリスは、太い、まっすぐの花茎の先に、ユリのような、大きく、豪華な花を、横向きに、いくつも咲かせる、たいへん見ごたえのある、球根植物です。直径10〜20cmにもなる、大輪の花が、ひとつの、花茎に、2〜4輪、まとまって咲く姿は、迫力満点で、赤、ピンク、白、複色(赤白の絞りなど)、八重咲きなど、花色・花姿も豊富。

鉢花として、また、冬から春に、室内で、咲かせる「球根」として、たいへん人気があります。アマリリスは、ヒガンバナ科の、春〜初夏に咲く、球根植物で、原産地は、南アメリカの、熱帯地域。じつは、植物学的には「ヒッペアストルム属」で、本来の「アマリリス属(ホンアマリリス=ベラドンナリリー)」とは、別の属ですが、園芸では、古くから「アマリリス」の名で、親しまれています。

アマリリスの、大きな魅力が、その、育てやすさと、咲かせやすさ。大きな球根には、すでに、花の、もとが、つくられているので、春に、球根を植えると、数週間で、すくすくと、花茎を伸ばし、見事な花を咲かせます。とくに、水栽培や、室内栽培でも、咲かせやすく、冬に、暖かい室内で、咲かせる「室内アマリリス」も人気。

寒さには、やや弱いので、球根は、冬に、掘り上げるか、暖地以外では、鉢で、室内に取り込みます。丈夫で、毎年、咲き、豪華な大輪を、手軽に楽しめる、人気の球根花です。

分類
花 / 球根
原産地
南アメリカ、ブラジル、熱帯アメリカ
別名
アマリリス、ヒッペアストルム、ジャガタラズイセン、金山慈姑
適期
植え付けは4月
価格目安
苗は500〜1500円

💡豆知識

アマリリスは、園芸では、ひとくくりに「アマリリス」と呼ばれますが、じつは、ふたつの、別の植物が、この名で、混同されてきた、ややこしい、歴史があります。私たちが、ふだん「アマリリス」として、楽しむ、大輪の球根花は、植物学的には「ヒッペアストルム属(Hippeastrum)」で、南アメリカ原産。

一方、本来の「アマリリス属(Amaryllis)」は、南アフリカ原産の「ベラドンナリリー(ホンアマリリス)」という、別の植物を、指します。19世紀の、分類の、混乱で、ヒッペアストルムが「アマリリス」の名で、広まり、その名が、定着したのです。

アマリリスの、属名「Hippeastrum(ヒッペアストルム)」は、ギリシャ語で「馬(ヒッポス)」と「星(アストロン)」を、組み合わせた言葉で、「騎士の星」などと、訳され、大きく、星のように開く、花姿に、ちなむ、とされます。アマリリスは、童謡「アマリリス」(♪みんなで、きこう、たのしい、オルゴールを〜)でも、おなじみですが、この曲の、メロディーは、もともと、18世紀フランスの、ルイ13世が、作曲したと、伝えられる、古い、楽曲で、歌詞の「アマリリス」は、花ではなく、女性の名前、という説も、あります。

アマリリスの、大きな球根には、花の、もとが、あらかじめ、つくられているので、植えると、葉より先に、または、葉と同時に、ぐんぐん、花茎を伸ばして、短期間で、豪華な花を咲かせます。この、咲かせやすさから、冬に、室内で、球根から、花を咲かせる、ギフトキットなども、人気です。

Calendar

育成カレンダー

全国の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け
4月は植え付け
植え替え
11月は植え替え
開花
6月は開花
追肥
7月は追肥
関東の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け
4月は植え付け
植え替え
11月は植え替え
開花
6月は開花
追肥
7月は追肥
近畿の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け
4月は植え付け
植え替え
11月は植え替え
開花
6月は開花
追肥
7月は追肥

数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。

At a glance

ひと目でわかる特徴

育てやすさ 初心者向け
収穫・開花の早さ とても早い
手軽さ(コスト) 手軽

Specs

形態と環境条件

形態

草丈
40〜80cm
株張り
20〜40cm
花のサイズ
径10〜20cmの大輪(赤/桃/白/複色)

環境条件

日照
日なた
耐寒温度
3℃
耐暑温度
35℃
土壌pH
6.0〜7.0
水やり
生育・開花期は乾いたらたっぷり。植え付け直後と休眠期は控えめ。
肥料
緩効性化成肥料・球根用肥料

How to grow

育て方ステップ

  1. 1

    球根の植え付け

    約14日

    アマリリスは、おもに、春(3〜5月ごろ)に、球根を植えて、初夏に咲かせます(室内栽培なら、秋〜冬に植えて、冬〜春に咲かせる「室内アマリリス」も人気)。植え付けには、大きく、充実した、球根を選ぶのが、よい花を咲かせる、いちばんのコツ。大きな球根ほど、花が、たくさん、立派に咲きます。

    植え付け場所は、日当たりのよい場所を選びます。アマリリスの、球根は、たいへん大きいので、鉢植えにする場合は、球根が、ゆったり入る、深さと、幅のある鉢を選びます。植え方に、大きな特徴があり、アマリリスの球根は「浅植え」にします。球根の、肩(上の、3分の1〜2分の1)が、土の上に、出るくらいの、浅さに植えるのが、ポイント。

    深植えにすると、球根が、腐りやすく、花つきも、悪くなります。土は、水はけのよい、草花・球根用の土を使い、植え付け時に、元肥を、施しておきます。地植えにできるのは、冬でも、暖かい、暖地に限られ、それ以外の、地域では、鉢植えにします。植え付け後は、たっぷり、水を与えますが、芽が、動き出すまでは、過湿で、球根を、腐らせないよう、水やりは、控えめにします。芽が、伸び始めたら、生育に合わせて、水やりを、増やしていきます。大きな球根を、浅植えにするのが、アマリリス植え付けの、コツです。

    💡春に大きく充実した球根を植える。球根の肩が土から出る「浅植え」が鉄則(深植えは腐れ・花つき低下)。日当たりよく、芽が動くまで水控えめ。

  2. 2

    開花を楽しむ

    約30日

    アマリリスは、大きな球根に、あらかじめ、花の、もとが、つくられているので、植え付けてから、数週間ほどで、太い、まっすぐの花茎が、ぐんぐん、伸びてきて、その先に、つぼみが、ふくらみ、見事な、大輪の花を咲かせます。多くの場合、葉より先に、または、葉と、同時に、花茎が、伸びてくるのが、特徴です。

    一本の花茎に、直径10〜20cmにもなる、ユリのような、大輪の花が、2〜4輪、横向きに、まとまって咲き、その、豪華さは、見ごたえ十分。赤、ピンク、白、赤白の絞りなどの、複色、八重咲きなど、品種によって、さまざまな、花色・花姿が、楽しめます。

    花が、咲いているあいだは、日当たりのよい場所に置き、土が乾いたら、たっぷりと、水を与えます。花茎は、背が高く、大輪の花の、重みで、倒れやすいことが、あるので、必要に応じて、支柱を立てて、支えます。室内で、咲かせる場合も、できるだけ、明るい、窓辺に置きます。

    アマリリスは、株が、充実していると、花茎を、2本以上、伸ばして、次々と、咲かせることも、あり、長く、楽しめます。咲き終わった花は、花がらを、摘み取り、すべての花が、終わったら、花茎を、付け根から、切り取ります(葉は、残します)。豪華な、大輪を、手軽に、楽しめるのが、アマリリスの、いちばんの、魅力です。

    💡植え付けから数週間で太い花茎が伸び、大輪が2〜4輪咲く。倒れやすいので必要なら支柱で支える。咲き終わった花がらを摘み、花後は花茎を切る(葉は残す)。

  3. 3

    花後の管理(球根を太らせる)

    約90日

    アマリリスを、翌年も、咲かせるには、花が、終わったあとの、管理が、たいへん大切です。すべての花が、咲き終わったら、花茎を、付け根から、切り取りますが、葉は、緑色の、あいだは、絶対に、切らずに、残します。葉は、光合成をして、球根に、翌年、花を咲かせるための、養分を、ためる、大切な、働きを、しているからです。

    花後は、アマリリスの、生育期。葉を、しっかり、茂らせて、球根を、太らせる、いちばん、大切な時期なので、日当たりのよい場所に置き、土が乾いたら、たっぷりと、水を与え、肥料を、施して、葉を、元気に、育てます。とくに、花後に、肥料(追肥)を、与えることが、球根を、太らせ、翌年の花を、よくする、ポイント。

    緩効性肥料や、液体肥料を、定期的に、与えます。暖かい、生育期のあいだ、葉を、たくさん茂らせて、球根に、養分を、ためさせると、球根が、大きく、充実し、翌年も、立派な花を、咲かせます。逆に、花後に、葉を、早く切ったり、肥料を、与えなかったり、すると、球根が、やせて、翌年、咲かなく、なります。花が、終わったあとも、葉を、大切に、育てて、球根を、太らせることが、毎年、アマリリスを、咲かせる、いちばんの、コツです。

    💡花後は葉を残して球根を太らせる時期。日当たりよく、水と肥料(追肥)をしっかり与えて葉を茂らせる。葉を早く切ると翌年咲かない。

  4. 4

    球根の冬越し(休眠と保存)

    約120日

    アマリリスは、寒さに、やや弱いので、球根の、冬越しに、注意が、必要です。冬越しの、方法は、お住まいの地域や、栽培方法によって、変わります。秋が、深まり、気温が、下がってくると、アマリリスは、生育を、ゆるめ、葉が、黄色く、枯れてきて、休眠に、入ります。

    葉が、枯れてきたら、水やりを、止めて、休眠させます。鉢植えの場合は、鉢ごと、室内の、凍らない、涼しい場所(5〜10度くらい)に、取り込んで、断水気味に、保存し、冬を越させます。または、球根を、掘り上げて、土を、落とし、乾かして、凍らない、涼しい場所で、保存する、方法も、あります。

    暖地(冬でも、暖かい地域)で、地植えにしている、場合は、株元に、腐葉土などを、かけて、防寒すれば、植えっぱなしで、冬を越せることも、あります。室内で、咲かせる「室内アマリリス」は、暖かい室内で、管理を、続け、生育・開花の、サイクルに合わせて、水やりします。

    春になって、暖かくなり、休眠から、覚めたら、また、水やりを、再開し、新しい、芽や、花茎を、伸ばして、生育を、再開させます。鉢植えの、球根は、数年に、一度、新しい土に、植え替えると、よいです。アマリリスは、こうして、休眠と、生育の、サイクルを、くり返しながら、毎年、豪華な花を、咲かせ続けます。寒さ対策さえ、すれば、長く、付き合える、球根花です。

    💡寒さにやや弱い。葉が枯れたら断水して休眠させ、鉢ごと凍らない涼しい室内へ(または球根を掘り上げ保存)。暖地は防寒すれば植えっぱなしも可。春に水やり再開。

  5. 5

    分球・ふやし方と室内栽培

    約30日

    アマリリスは、植え替えのときに「分球(ぶんきゅう)」で、ふやせます。アマリリスの、球根は、生育するにつれて、親球の、まわりに、小さな、子球(しきゅう)を、つけることが、あります。植え替え(数年に一度、休眠期や、生育期の、はじめ)のときに、この、子球を、親球から、外して、別に、植えると、新しい株として、育てられます。

    ただし、子球が、花の咲く、大きさに、育つまでには、数年、かかります。種からも、ふやせますが、開花までに、さらに、年数が、かかるので、手軽なのは、分球です。アマリリスの、もうひとつの、楽しみが「室内栽培(室内アマリリス)」。アマリリスは、咲かせやすいので、秋〜冬に、球根を、鉢や、専用の、栽培キット、水栽培の容器などに植えて、暖かい、室内で、管理すると、冬〜早春の、寒い時期に、室内で、豪華な花を、咲かせられます。

    クリスマスや、お正月、冬のギフトとして、球根栽培キットが、人気なのも、この、咲かせやすさ、ゆえです。水栽培(球根の、底だけを、水に、つける)でも、咲かせられ、根や、花茎が、伸びる様子も、観察できます。室内栽培で、咲かせた、球根も、花後に、葉を、育てて、球根を、太らせれば、また、翌年、咲かせられます。豪華な大輪を、手軽に、ふやしたり、室内で、咲かせたり、と、いろいろな、楽しみ方が、できる、人気の球根花です。

    💡ふやすなら植え替え時に子球を外す「分球」で(開花までは数年)。秋〜冬に球根を植えて暖かい室内で咲かせる室内アマリリス・水栽培も人気。

Checklist

育てる前のチェックリスト

  • アマリリスの球根

    大きく充実した球根ほど花が立派。

    500〜1,500円
  • 深めの鉢 (任意)

    大きな球根がゆったり入る鉢を。

    400〜1,500円
  • 草花・球根用培養土 (任意)

    水はけのよい土。

    400〜1,000円
  • 球根用肥料 (任意)

    花後の追肥で球根を太らせる。

    400〜1,000円
初期費用の目安(必須のみ) 500〜1,500円

Pests & Diseases

かかりやすい病害虫

害虫

アブラムシ

時々

症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。

予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。

対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。

病気

灰色かび病

時々

症状: 花弁や果実が褐変し灰色のカビに覆われる。

予防: 枯れ花をこまめに除去、密植を避ける。

対処: 罹病部を処分し殺菌剤を散布。

Flower meaning

花言葉

  • 「誇り・素敵・輝くばかりの美しさ」

    太い花茎に堂々と咲く、豪華な大輪の姿にちなむとされます。

  • 「おしゃべり・内気」

    ピンク

    花茎に複数の花が並んで咲く様子にちなむとされています。

  • 「清純・凛とした美しさ」

    清らかで気品のある白い大輪の姿にちなむとされます。

Common mistakes

失敗あるある TOP3

⚠ 深植え・過湿で球根が腐る

球根が軟らかく腐り、芽が出ません。

原因: 深植え、水のやりすぎ、芽出し前の過湿。

対策: 球根の肩を出す浅植えにし、芽が動くまで水を控えめにします。水はけのよい土に。

⚠ 葉を早く切って翌年咲かない

翌年、花が咲かない・球根がやせます。

原因: 花後に緑の葉を早く切り、球根が充実しなかった。

対策: 葉は緑のあいだ残し、花後に水と肥料を与えて球根を太らせます。

⚠ 冬の寒さで球根が傷む

冬に球根が傷み、枯れます。

原因: 寒さにやや弱いのに、低温や凍結に当てた。

対策: 暖地以外は鉢で凍らない涼しい室内へ。地植えは株元を防寒します。

FAQ

よくある質問

はい、アマリリスは大きな球根に花のもとがつくられているので、春に植えると数週間で豪華な大輪を咲かせる、たいへん咲かせやすい球根花です。浅植えにし、日当たりよく育て、花後に葉を残して球根を太らせれば、毎年咲かせられます。寒さにやや弱いので、暖地以外は鉢で室内に取り込みます。初心者にもおすすめです。

アマリリスの球根は「浅植え」が鉄則です。球根の肩(上の3分の1〜2分の1)が土の上に出るくらいの浅さに植えます。深植えにすると球根が腐りやすく、花つきも悪くなります。大きく充実した球根を選び、水はけのよい土に植え、芽が動き出すまでは過湿を避けて水やりを控えめにします。

すべての花が咲き終わったら花茎を付け根から切り取りますが、葉は緑色のあいだは絶対に切らずに残します。花後は球根を太らせる大切な生育期なので、日当たりよく、水と肥料(追肥)をしっかり与えて葉を茂らせます。葉を早く切ったり肥料を与えなかったりすると、球根がやせて翌年咲かなくなります。

アマリリスは寒さにやや弱いので、秋に葉が枯れてきたら水やりを止めて休眠させ、鉢ごと凍らない涼しい室内(5〜10度くらい)に取り込んで断水気味に保存します。球根を掘り上げて乾かし保存する方法もあります。暖地で地植えなら、株元を防寒すれば植えっぱなしで越せることも。春に水やりを再開します。

はい、植え替えのときに、親球のまわりにできる小さな子球を外して別に植える「分球」でふやせます。ただし子球が花の咲く大きさに育つまでには数年かかります。種からもふやせますが、開花までさらに年数がかかるので、手軽なのは分球です。

はい、アマリリスは咲かせやすいので、秋〜冬に球根を鉢や栽培キット、水栽培の容器に植えて暖かい室内で管理すると、冬〜早春に室内で豪華な花を咲かせられます。冬のギフトに球根キットが人気なのもこのため。水栽培(球根の底だけ水につける)でも咲き、根や花茎が伸びる様子も観察できます。

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