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植物図鑑
🪴
黄緑の斑が入るハート形の葉のポトス
🪴 観葉植物

ポトス

Epipremnum aureum Pothos / Golden pothos

初心者向け 難易度1(5段階中): 初心者向け 💰 鉢植えは500〜3000円

ポトスは、丈夫で育てやすく、初心者向け観葉植物の代表格として絶大な人気を誇るつる性植物です。ハート形のつやのある葉を次々と伸ばし、棚やカウン...

かんたんに言うと

ポトスは丈夫で初心者に最適な定番のつる性観葉植物。耐陰性が高く置き場所を選ばず、挿し木や水栽培で簡単にふやせます。寒さと過湿に弱く冬は乾かし気味に。樹液に毒性あり。

Profile

基本情報

ポトスは、丈夫で育てやすく、初心者向け観葉植物の代表格として絶大な人気を誇るつる性植物です。ハート形のつやのある葉を次々と伸ばし、棚やカウンターから垂らしたり、ハンギングで吊るしたり、支柱に這わせて上に伸ばしたりと、さまざまに楽しめます。葉に黄色や白の斑(ふ)が入る品種が多く、明るい黄緑の「ゴールデンポトス」、白斑の「マーブルクイーン」、ライムグリーンの「ライム」、白の多い「エンジョイ」など、バリエーションも豊富。

耐陰性が非常に高く、室内の明るい日陰はもちろん、やや暗めの場所でも枯れにくいため、玄関やトイレ、オフィスのデスクなど、置き場所を選ばず飾れるのが大きな魅力です。生育旺盛で、つるをぐんぐん伸ばし、切った茎は水に挿すだけで簡単に根が出るほど繁殖力も旺盛。

水栽培(ハイドロカルチャー)でも育てられ、コップに挿してキッチンに飾るといった手軽な楽しみ方もできます。寒さと過湿には弱いので、冬は暖かい室内で乾かし気味に管理します。サトイモ科で樹液に毒性があるため、誤食には注意。とにかく強健で見栄えがよく、「観葉植物を初めて育てる人にまずおすすめ」と言われる、頼れる定番グリーンです。置くだけで空間に潤いを与え、増やす楽しみもある、観葉植物入門に最適な一鉢です。

分類
観葉植物 / つる性・下垂
原産地
ソロモン諸島、熱帯アジア
別名
オウゴンカズラ、黄金葛、デビルズアイビー
価格目安
鉢植えは500〜3000円

💡豆知識

ポトスの学名は何度か変わった歴史をもち、かつて「Pothos」という属に分類されていた名残で、現在も流通名として「ポトス」が定着しています。英名の「Devil's Ivy(悪魔のツタ)」は、暗い場所でも枯れずにたくましく育ち、なかなか枯らせないほど丈夫なことに由来するといわれます。

原産地の熱帯地域では、ポトスは大木に気根を絡ませてよじ登り、上へ行くほど葉が巨大化して、モンステラのように葉に切れ込みが入ることもあります。鉢植えで育てる小さな葉からは想像しにくいですが、本来はとても大きく育つ植物なのです。また、ポトスは室内の空気をきれいにする「エアプランツ(空気清浄効果のある観葉植物)」としても知られ、NASAの研究で空気中の有害物質を吸着する効果が報告されたことから、オフィスや室内に置く人気が高まりました。風水でも、丸いハート形の葉が「調和」「金運」を呼ぶとされ、縁起のよいグリーンとして親しまれています。

Calendar

育成カレンダー

全国の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
追肥
6月は追肥
8月は追肥
病害虫注意
7月は病害虫注意
関東の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
追肥
6月は追肥
8月は追肥
病害虫注意
7月は病害虫注意
近畿の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
追肥
6月は追肥
8月は追肥
病害虫注意
7月は病害虫注意

数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。

At a glance

ひと目でわかる特徴

育てやすさ 初心者向け
収穫・開花の早さ
手軽さ(コスト) やや高め

Specs

形態と環境条件

形態

草丈
15〜200cm
株張り
20〜100cm

環境条件

日照
日陰
耐寒温度
5℃
耐暑温度
35℃
土壌pH
5.5〜6.5
水やり
表面が乾いたらたっぷり。冬は控えめ。過湿を避ける。
肥料
観葉植物用肥料・緩効性化成肥料

How to grow

育て方ステップ

  1. 1

    置き場所を決める

    約7日

    ポトスは観葉植物のなかでも特に耐陰性が高く、置き場所を選びにくいのが大きな魅力です。室内の明るい日陰が理想ですが、やや暗めの玄関やトイレ、デスクの上でも枯れにくく育ちます。ただし、極端に暗い場所では、つるが間延びしたり、葉に入る斑(ふ)が薄れて緑一色になったりするので、できれば明るい場所のほうが葉色が美しく保てます。

    直射日光は、夏の強い日差しだと葉焼けを起こすため、レースのカーテン越しのやわらかい光が当たる場所が最適です。寒さにはやや弱いので、冬は5度以上を保てる暖かい室内に置きます。窓際は夜冷え込むので、冬の夜は窓から少し離すと安心です。エアコンの風が直接当たると乾燥して傷むので避けましょう。葉にほこりがたまったら、時々拭いてあげると、つやのある美しい葉を保てます。

    💡耐陰性が高く置き場所自由。暗すぎると斑が薄れるので明るめが理想です。

  2. 2

    水やり

    約30日

    ポトスの水やりは「土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷり」が基本です。丈夫な植物ですが、枯らす原因の多くは水のやりすぎによる根腐れなので、常に土が湿った状態にしないよう、乾いてから与えるメリハリが大切です。受け皿にたまった水は必ず捨てます。

    生育期の春から秋はよく水を吸うのでこまめに、生育が止まる冬は、水の吸収が減るため回数を減らし、乾かし気味に管理します。ポトスは少々水やりを忘れても枯れにくい丈夫さがありますが、逆に冬の水のやりすぎには弱いので注意します。乾燥する室内では、霧吹きで葉に葉水(はみず)を与えると、葉のつやが保て、ハダニの予防にもなります。なお、ポトスはコップなどに挿して水だけで育てる「水栽培」もでき、その手軽さも人気です。

    💡乾いたらたっぷり、冬は乾かし気味に。水栽培でも育てられます。

  3. 3

    肥料と植え替え

    約14日

    肥料は、生育期の春から秋(5〜9月)にだけ与えます。観葉植物用の緩効性肥料を置くか、薄めた液体肥料を月1〜2回程度。生育が止まる冬は与えません。ポトスは生育旺盛で根の張りも早いため、1〜2年に一度を目安に植え替えをします。鉢底から根が出てきた、水はけが悪くなった、つるばかり伸びて株元が貧弱になった、などは植え替えやリフレッシュのサインです。

    適期は生育期の5〜7月。一回り大きな鉢に観葉植物用の土で植え替えるか、伸びすぎて株姿が乱れた場合は、つるを切り戻して挿し木にし、同じ鉢に挿し戻して若々しい株に仕立て直す方法もあります。株が大きくなりすぎるのを抑えたいときは、同じ鉢に新しい土で植え直し、根を整理します。植え替え後は直射を避け、明るい日陰で養生させます。

    💡肥料は生育期だけ。1〜2年に一度植え替え、乱れたら切り戻して仕立て直します。

  4. 4

    つるの仕立てと切り戻し

    約7日

    ポトスは生育旺盛で、つるをぐんぐん伸ばします。仕立て方はいろいろで、棚やカウンターの上に置いてつるを下に垂らす、ハンギングバスケットで吊るす、ヘゴ支柱や水苔を巻いた支柱に這わせて上に伸ばす、などが楽しめます。支柱に這わせて上に伸ばすと、葉が大きく育ちやすく、立派な姿になります。

    つるが伸びすぎてバランスが悪くなったり、株元の葉が減って間延びしたりしたら、好きな長さで切り戻して整えます。節(葉の付け根)の少し上で切ると、その下の節から新しいわき芽が出て、こんもりと茂ります。切り取ったつるは挿し木に使えるので無駄になりません。

    剪定や切り戻しは、生育期に行うと、切ったあとの回復も新芽の伸びも早く、株が若々しく保てます。サトイモ科の樹液に触れるとかぶれることがあるので、気になる人は手袋をしましょう。

    💡垂らす・吊るす・這わせるなど自由。節の上で切り戻すとこんもり茂ります。

  5. 5

    挿し木・水栽培でふやす

    約14日

    ポトスは、観葉植物のなかでも特にふやしやすいのが魅力です。適期は生育期の5〜9月。つるを、葉と節(成長点)が付くように、節の下で切り取ります。節がないと発根しないので、必ず節を含めて切るのがポイントです。切った茎を、水を入れたコップなどに挿す「水挿し」にすると、明るい日陰で1〜2週間ほどで根が出てきます。

    根がしっかり伸びたら、観葉植物用の土に植え替えれば、新しい株になります。土に直接挿す「土挿し」でも発根します。また、ポトスはそのまま水だけで育てる「水栽培(ハイドロカルチャー)」も人気で、おしゃれな容器に挿してキッチンや窓辺に飾る楽しみ方もできます。

    水栽培の場合は、水が腐らないようこまめに替え、時々液体肥料を薄めて与えます。剪定で切ったつるを挿し木にすれば、株を増やしたり人に分けたりでき、ポトスの楽しみが広がります。

    💡節を含めて切り、水挿しで簡単に発根。水栽培でも長く楽しめます。

Checklist

育てる前のチェックリスト

  • ポトスの鉢植え

    手頃で入手しやすい。品種で葉色が選べる。

    500〜3,000円
  • 観葉植物用培養土

    水はけのよい観葉用の土。

    400〜1,000円
  • ヘゴ支柱・ハンギング鉢 (任意)

    這わせる・吊るす仕立てに。

    300〜1,500円
  • 観葉植物用肥料 (任意)

    生育期の施肥に。

    400〜1,000円
初期費用の目安(必須のみ) 900〜4,000円

Pests & Diseases

かかりやすい病害虫

害虫

アブラムシ

まれ

症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。

予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。

対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。

害虫

ハダニ

時々

症状: 葉に白いかすり状の斑点、ひどいと葉が枯れる。

予防: 葉裏への葉水で乾燥を防ぐ。

対処: 葉裏への葉水を継続し、専用の殺ダニ剤を使用する。

Common mistakes

失敗あるある TOP3

⚠ 冬の過湿・寒さで枯れる

冬に葉が黄ばみ、株が傷んで枯れます。

原因: 冬の水のやりすぎ、5度以下の低温。

対策: 冬は乾かし気味にし、5度以上の暖かい室内に置きます。窓際の夜間冷えに注意します。

⚠ 斑が消えて緑一色になる

美しい斑入りの葉が緑だけになります。

原因: 日照不足。

対策: より明るい場所に移します。レースカーテン越しの光が理想です。

⚠ 根腐れ

株元がぶよぶよし、葉が次々黄ばみます。

原因: 水のやりすぎ、受け皿の水のため込み。

対策: 乾いてから水やりし、受け皿の水は捨てます。傷んだ根を整理して植え替えます。

FAQ

よくある質問

観葉植物のなかでも特に育てやすく、初心者に最もおすすめの一つです。非常に丈夫で耐陰性が高く、多少水やりを忘れても枯れにくいです。挿し木や水栽培で簡単にふやせるので、増やす楽しみもあります。

耐陰性が高いので、明るい日陰はもちろん、やや暗めの玄関やトイレ、デスクの上でも育ちます。ただし暗すぎると斑が薄れるので、できれば明るい場所が理想。夏の強い直射は葉焼けの原因になるため避けます。

育てられます。つるを節を含めて切り、水を入れた容器に挿すと発根し、そのまま水栽培で長く楽しめます。水はこまめに替え、時々薄めた液体肥料を与えます。手軽でおしゃれなのでキッチンや窓辺の定番です。

日照不足が主な原因です。暗い場所に置くと、葉緑素を増やそうとして斑が薄れ、緑一色の葉になります。より明るい場所(レースカーテン越しの光など)に移すと、新しい葉に斑が戻りやすくなります。

生育期に、節(成長点)を含めてつるを切り、水挿しや土挿しにすると簡単に発根します。剪定で切ったつるを挿し木にすれば株を増やせます。節がないと発根しないので、必ず節を含めて切りましょう。

ポトスは寒さにやや弱いので、冬は5度以上を保てる暖かい室内に置きます。水やりは控えめにし、乾かし気味に管理します。冷たい窓際の夜間や、エアコンの風が直接当たる場所は避けてください。

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