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植物図鑑
🪴
手のひら状の葉と編み込み幹のパキラ
🪴 観葉植物

パキラ

Pachira aquatica Pachira / Money tree

初心者向け 難易度1(5段階中): 初心者向け 💰 鉢植えは800〜6000円

パキラは、手のひらを広げたような涼しげな葉と、すらりとした幹が魅力の、人気の観葉植物です。とくに、数本の若い幹を三つ編みのように編み込んで仕...

かんたんに言うと

パキラは涼しげな手のひら状の葉が魅力の定番観葉植物。「発財樹」と呼ばれ縁起物として人気。丈夫で明るい室内でよく育ち、剪定で樹形を整えられます。寒さと過湿にやや弱い点に注意。

Profile

基本情報

パキラは、手のひらを広げたような涼しげな葉と、すらりとした幹が魅力の、人気の観葉植物です。とくに、数本の若い幹を三つ編みのように編み込んで仕立てた「編み込みパキラ」が有名で、おしゃれなインテリアグリーンとして、新築や開店の贈り物にも定番。「マネーツリー(money tree)」「発財樹(はつざいじゅ)」とも呼ばれ、金運や商売繁盛を呼ぶ縁起のよい木として親しまれています。

中南米の湿地帯が原産で、丈夫で生育旺盛、耐陰性もそこそこあり、明るい室内でよく育つため、観葉植物の入門種として最適。手のひら状の葉は5〜7枚の小葉からなり、明るく爽やかな印象を与えます。乾燥にも比較的強く、多少水やりを忘れても枯れにくい丈夫さも魅力です。

生育旺盛なので、伸びすぎたら剪定して好みの樹形に仕立て直せ、強く切り戻しても新芽がよく吹くため、コンパクトに保つのも、大きく育てるのも思いのまま。挿し木でふやすこともできます。寒さと過湿にはやや弱いので、冬は暖かい室内で乾かし気味に管理します。

丈夫で見栄えがよく、贈り物にも自分用にも喜ばれる、定番のインドアグリーンです。贈り物にも自分用にも喜ばれ、長く付き合える、インドアグリーンの定番です。

分類
観葉植物 / 木立性
原産地
中央アメリカ、南アメリカ
別名
カイエンナッツ、マネーツリー、発財樹
価格目安
鉢植えは800〜6000円

💡豆知識

パキラが「マネーツリー(money tree)」「発財樹」と呼ばれて縁起物とされるようになったのは、台湾での逸話が由来とされます。かつて貧しい農夫がこの木を育てて売り、商売がうまくいって裕福になったという話から、「お金を呼ぶ木」として東アジアで人気が広がりました。

風水では、手のひらを広げたような葉が「気」を活発にし、金運や仕事運を高めるとされ、玄関やオフィス、店舗に置く観葉植物の定番になっています。学名の種小名「aquatica(水生の)」が示すとおり、原産地の中南米では川辺や湿地に自生し、水に浸かるような環境でも育つ水好きな一面もあります。

原産地では大きな木に育ち、食用になる実をつけることから「カイエンナッツ」とも呼ばれ、種子を炒って食べる地域もあります。日本で売られている「編み込みパキラ」は、若くやわらかい幹のうちに数本を三つ編みにして育てた、職人技による仕立てです。

Calendar

育成カレンダー

全国の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
剪定
6月は剪定
追肥
6月は追肥
病害虫注意
7月は病害虫注意
関東の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
剪定
6月は剪定
追肥
6月は追肥
病害虫注意
7月は病害虫注意
近畿の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
剪定
6月は剪定
追肥
6月は追肥
病害虫注意
7月は病害虫注意

数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。

At a glance

ひと目でわかる特徴

育てやすさ 初心者向け
収穫・開花の早さ
手軽さ(コスト) 高め

Specs

形態と環境条件

形態

草丈
20〜200cm
株張り
20〜80cm

環境条件

日照
半日陰
耐寒温度
5℃
耐暑温度
35℃
土壌pH
5.5〜6.5
水やり
表面が乾いたらたっぷり。冬は控えめ。過湿を避ける。
肥料
観葉植物用肥料・緩効性化成肥料

How to grow

育て方ステップ

  1. 1

    置き場所を決める

    約7日

    パキラは耐陰性もそこそこあり、明るい室内でよく育ちます。理想は、レースのカーテン越しのやわらかい光が当たる、明るい場所。日光を好むので、明るい場所のほうが葉色がよく、丈夫に締まって育ちます。ただし、夏の強い直射日光は葉焼けを起こすので避けます。

    暗すぎる場所では、茎が間延び(徒長)してひょろひょろと弱くなるので、できるだけ明るい場所に置きましょう。寒さにはやや弱く、生育適温は20〜30度ほど。冬は5度以上を保てる暖かい室内に置きます。冷たい窓際の夜間や、エアコンの風が直接当たる場所は乾燥や冷えで傷むので避けます。

    葉にほこりがたまったら時々拭いてあげると、つやのある状態を保てます。春から秋は、戸外の明るい日陰に出して日光浴させると、より丈夫に育ちますが、急に直射に当てないよう徐々に慣らします。

    💡明るい室内(レースカーテン越し)が理想。直射の葉焼けと冬の寒さに注意します。

  2. 2

    水やり

    約30日

    パキラの水やりは「土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷり」が基本です。パキラは乾燥に比較的強く、多少水やりを忘れても枯れにくい丈夫さがありますが、逆に水のやりすぎによる根腐れには弱いので、常に土が湿った状態にしないよう、乾いてから与えるメリハリが大切です。

    受け皿にたまった水は必ず捨てます。生育期の春から秋はよく水を吸うのでこまめに、生育が止まる冬は、水の吸収が大きく減るため回数をぐっと減らし、土が乾いてさらに数日たってから与えるくらい、乾かし気味に管理します。冬の水のやりすぎは根腐れの最大の原因です。

    乾燥する室内では、霧吹きで葉に葉水(はみず)を与えると、葉のつやが保て、ハダニの予防にもなります。「やや乾かし気味」を意識すると、丈夫に長く育てられます。

    💡乾いたらたっぷり、冬は乾かし気味に。乾燥に強いが過湿に弱い植物です。

  3. 3

    肥料と植え替え

    約14日

    肥料は、生育期の春から秋(5〜9月)にだけ与えます。観葉植物用の緩効性肥料を置くか、薄めた液体肥料を月1〜2回程度。生育が止まる冬は与えません。パキラは生育旺盛で根の張りも早いため、1〜2年に一度を目安に植え替えをします。鉢底から根が出てきた、水はけが悪くなった、株がぐらつくなどは植え替えのサイン。

    適期は生育期に入る5〜7月です。一回り大きな鉢に、観葉植物用の水はけのよい培養土で植え替えます。大きくしたくない場合は、同じ鉢に新しい土で植え直し、伸びすぎた根を整理して大きさを保ちます。植え替えのときに、根の状態を確認し、黒く傷んだ根があれば取り除きます。植え替え後は、根が落ち着くまで直射を避け、明るい日陰で養生させ、水やりも控えめにします。

    💡肥料は生育期だけ。1〜2年に一度、5〜7月に植え替えます。

  4. 4

    剪定で樹形を整える

    約7日

    パキラは生育旺盛で、放っておくと枝葉が伸びて樹形が乱れたり、上にばかり伸びて間延びしたりします。パキラの大きな魅力は、剪定(切り戻し)にとても強く、好みの樹形に自由に仕立て直せること。伸びすぎた枝や、バランスの悪い枝を、好きな高さで思い切って切り戻せます。

    適期は生育期の5〜7月。強く切り戻しても、切った節の近くから新しい芽がいくつも吹いてくるので、こんもりとボリュームのある樹形に再生します。間延びして格好が悪くなった株も、ばっさり切り戻すことで、若々しい姿によみがえらせることができます。切り口が大きい場合は、癒合剤を塗ると病気の侵入を防げます。

    剪定で出た元気な枝は、挿し木に使えるので無駄になりません。アオイ科で毒性は強くありませんが、樹液が気になる人は手袋をするとよいでしょう。

    💡剪定にとても強く好みの形に。間延びしたらばっさり切り戻して再生できます。

  5. 5

    挿し木でふやす

    約21日

    パキラは挿し木でふやすことができます。適期は生育期の5〜7月。剪定で切り取った枝や、元気な枝の先を、10〜15cmほどの長さに切ります。下のほうの葉を取り除き、切り口を少し乾かしてから、水はけのよい挿し木用の土(赤玉土やバーミキュライトなど)に挿します。

    土が乾かないように、明るい日陰で管理すると、数週間で発根します。発根するまでは直射を避け、土を乾かしすぎないようにします。水に挿す「水挿し」でも発根することがあります。発根して新しい芽が動き出したら、観葉植物用の土に植え替えて育てます。なお、市販されている「編み込みパキラ」は、種から育てた若い苗の幹を三つ編みにして仕立てたものなので、挿し木でふやした株は1本立ちになります。自分で育てた株を、好みの樹形に仕立てて楽しむのもパキラの醍醐味です。

    💡生育期に枝を挿し木に。明るい日陰で乾かさず管理すると発根します。

Checklist

育てる前のチェックリスト

  • パキラの鉢植え

    編み込み・1本立ちなどサイズで価格が変わる。

    800〜6,000円
  • 観葉植物用培養土

    水はけのよい観葉用の土。

    400〜1,000円
  • 剪定バサミ・癒合剤 (任意)

    樹形を整える剪定に。

    500〜2,000円
  • 観葉植物用肥料 (任意)

    生育期の施肥に。

    400〜1,000円
初期費用の目安(必須のみ) 1,200〜7,000円

Pests & Diseases

かかりやすい病害虫

害虫

アブラムシ

まれ

症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。

予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。

対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。

害虫

ハダニ

時々

症状: 葉に白いかすり状の斑点、ひどいと葉が枯れる。

予防: 葉裏への葉水で乾燥を防ぐ。

対処: 葉裏への葉水を継続し、専用の殺ダニ剤を使用する。

Common mistakes

失敗あるある TOP3

⚠ 冬の過湿・寒さで枯れる

冬に葉が落ち、幹がぶよぶよして枯れます。

原因: 冬の水のやりすぎ、5度以下の低温。

対策: 冬は乾かし気味にし、5度以上の暖かい室内に置きます。窓際の夜間冷えに注意します。

⚠ 間延びしてひょろひょろ

茎が細長く伸びて格好が悪くなります。

原因: 日照不足。

対策: より明るい場所に移します。間延びした株は切り戻して再生させます。

⚠ 葉焼け

葉が部分的に茶色く焦げます。

原因: 夏の強い直射日光。

対策: レースカーテン越しの明るい日陰へ移します。急に直射に当てないようにします。

FAQ

よくある質問

とても育てやすい観葉植物です。丈夫で乾燥にも比較的強く、明るい室内でよく育ちます。剪定にも強いので、伸びすぎても好みの形に仕立て直せます。水のやりすぎと冬の寒さにだけ注意すれば長く楽しめます。

台湾でこの木を育てて売った人が裕福になったという逸話から、「お金を呼ぶ木」として広まったとされます。風水でも金運や仕事運を高める縁起のよい木とされ、開店祝いや新築祝いの贈り物として人気です。

パキラは剪定にとても強いので、伸びすぎた枝を好きな高さで思い切って切り戻せます。生育期に切ると、切った近くから新芽がいくつも吹いて、こんもり再生します。間延びした株もばっさり切ると若返ります。

土の表面が乾いたらたっぷり与え、受け皿の水は捨てます。乾燥に強い一方で過湿に弱いので、やや乾かし気味が基本。冬は水の吸収が減るので回数を減らし、乾いて数日たってから与えるくらいに控えます。

ふやせます。生育期に剪定した枝や元気な枝先を挿し木にすると発根します。下葉を取り、明るい日陰で土を乾かさず管理すると数週間で根が出ます。ただし挿し木株は1本立ちで、編み込みにはなりません。

パキラは寒さにやや弱いので、冬は5度以上を保てる暖かい室内に置きます。水やりは控えめにして乾かし気味に管理します。冷たい窓際の夜間や、エアコンの風が直接当たる場所は避けてください。

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