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植物図鑑
🪴
大きなハート形の葉のウンベラータ
🪴 観葉植物

ウンベラータ

Ficus umbellata Ficus umbellata

やさしい 難易度2(5段階中): やさしい 💰 鉢植えは1500〜10000円

ウンベラータ(フィカス・ウンベラータ)は、大きなハート形の葉が愛らしく、明るいグリーンの葉色が部屋をやわらかく彩る、おしゃれ観葉植物の代表格...

かんたんに言うと

ウンベラータは大きなハート形の葉が人気のおしゃれ観葉植物。ゴムの木の仲間で日光を好み明るい場所でよく育ちます。剪定や曲げ仕立てで樹形を楽しめ、寒さと乾燥にはやや敏感。

Profile

基本情報

ウンベラータ(フィカス・ウンベラータ)は、大きなハート形の葉が愛らしく、明るいグリーンの葉色が部屋をやわらかく彩る、おしゃれ観葉植物の代表格です。ゴムの木(フィカス)の仲間で、薄くやわらかい葉と、やや曲がりながら伸びる優美な樹形が、ナチュラルなインテリアと相性抜群。

雑誌やカフェ、モデルルームなどでよく使われ、「インテリアグリーンといえばウンベラータ」というほどの人気を誇ります。熱帯アフリカが原産で、日光を好み、明るい場所でよく育ちます。生育旺盛で、大きく育つと存在感のあるシンボルツリーになり、樹形を曲げて仕立てる「曲げ仕立て」も楽しめます。

比較的丈夫で育てやすいですが、ゴムの木のなかでは葉が大きく薄いぶん、寒さと乾燥、強い直射にはやや敏感。生育適温は20〜30度で、冬は暖かい室内で管理します。剪定にも強く、伸びすぎたら切り戻して好みの樹形に整えられ、挿し木でふやすこともできます。

クワ科のフィカス特有の白い樹液が出るので、剪定時は注意。明るく爽やかな葉姿で、置くだけで空間をおしゃれに格上げしてくれる、定番のインドアグリーンです。置くだけで空間をおしゃれに格上げしてくれる、ナチュラルインテリアの主役級グリーンです。

クワ科
分類
観葉植物 / 木立性
原産地
熱帯アフリカ
別名
フィカス・ウンベラータ、ウンベラータゴム
価格目安
鉢植えは1500〜10000円

💡豆知識

ウンベラータの学名「Ficus umbellata」の「umbellata」は、ラテン語で「傘(umbel)のような」を意味し、葉や枝のつき方に由来するとされます。フィカス(Ficus)はイチジクと同じ仲間で、世界に800種以上もある大きなグループ。

ゴムの木として知られる「フィカス・エラスティカ(インドゴムノキ)」や、葉が硬く波打つ「フィカス・リラータ(カシワバゴム)」、小さな葉の「ガジュマル」などもみな仲間です。そのなかでウンベラータは、葉が大きく薄くやわらかで、明るい緑色をしているのが特徴で、軽やかでナチュラルな印象から、近年のインテリアグリーン人気を牽引してきました。

フィカスの仲間は、枝を切ると白い乳液(ラテックス)が出るのが共通の特徴で、これはかつて天然ゴムの原料として利用された名残です。この乳液は手につくとかぶれることがあるので、剪定の際は注意が必要です。生命力が強く、剪定や曲げ仕立てに耐えるため、自分好みの樹形を育てる楽しみがあります。

Calendar

育成カレンダー

全国の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
剪定
6月は剪定
追肥
6月は追肥
病害虫注意
7月は病害虫注意
関東の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
剪定
6月は剪定
追肥
6月は追肥
病害虫注意
7月は病害虫注意
近畿の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
剪定
6月は剪定
追肥
6月は追肥
病害虫注意
7月は病害虫注意

数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。

At a glance

ひと目でわかる特徴

育てやすさ やさしい
収穫・開花の早さ
手軽さ(コスト) 高め

Specs

形態と環境条件

形態

草丈
30〜200cm
株張り
30〜100cm

環境条件

日照
半日陰
耐寒温度
5℃
耐暑温度
35℃
土壌pH
5.5〜6.5
水やり
表面が乾いたらたっぷり。冬は控えめ。過湿を避ける。
肥料
観葉植物用肥料・緩効性化成肥料

How to grow

育て方ステップ

  1. 1

    置き場所を決める

    約7日

    ウンベラータは日光を好む観葉植物なので、明るい場所に置くのが基本です。理想は、レースのカーテン越しのやわらかい光がたっぷり当たる、明るい窓辺。日光が不足すると、葉の間隔が広がって間延びしたり、葉が小さく色が悪くなったり、新しい葉が出にくくなったりします。

    ただし、葉が大きく薄いぶん、夏の強い直射日光には弱く、葉焼けを起こしやすいので、真夏は直射を避けて遮光します。寒さにもやや敏感で、生育適温は20〜30度。冬は5度以上、できれば10度以上を保てる暖かい室内に置きます。冷たい窓際の夜間や、エアコンの風が直接当たる場所は、葉が傷んで落葉の原因になるので避けます。

    光の方向に向かって伸びる性質があるので、ときどき鉢を回して向きを変えると、樹形が偏らずバランスよく育ちます。葉のほこりは時々拭き取ります。

    💡日光を好むので明るい窓辺に。真夏の直射と冬の寒さ・冷気には注意します。

  2. 2

    水やり

    約30日

    ウンベラータの水やりは「土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷり」が基本です。受け皿にたまった水は必ず捨てます。ゴムの木の仲間のなかでは葉が大きく薄く、水を欲しがる傾向があるので、生育期の春から秋は、土の乾きを見てこまめに水を与えます。

    水切れすると、葉がしおれたり、下葉が黄ばんで落ちたりします。一方で、過湿による根腐れにも弱いので、常に湿った状態は避け、乾いてから与えるメリハリをつけます。生育が止まる冬は、水の吸収が減るため、水やりの回数を減らして乾かし気味に管理します。

    冬の水のやりすぎは根腐れと落葉の原因です。葉が大きく薄いので乾燥にも弱く、空気が乾く室内では、霧吹きで葉に葉水(はみず)を与えると、葉のつやが保て、ハダニの予防にもなります。

    💡葉が大きく水を好むので生育期はこまめに。冬は乾かし気味、葉水で乾燥対策を。

  3. 3

    肥料と植え替え

    約14日

    肥料は、生育期の春から秋(5〜9月)にだけ与えます。観葉植物用の緩効性肥料を置くか、薄めた液体肥料を月1〜2回程度。生育が止まる冬は与えません。ウンベラータは生育旺盛で根の張りが早いため、1〜2年に一度を目安に植え替えをします。鉢底から根が出てきた、水はけが悪くなった、水切れしやすくなったなどは植え替えのサイン。

    適期は生育期に入る5〜7月です。一回り大きな鉢に、観葉植物用の水はけのよい培養土で植え替えます。根詰まりすると下葉が落ちやすくなるので、定期的な植え替えが健康維持に大切です。大きくしたくない場合は、同じ鉢に新しい土で植え直し、根を整理して大きさを保ちます。植え替え後は、根が落ち着くまで直射を避け、明るい日陰で養生させ、水やりも控えめにします。

    💡肥料は生育期だけ。根詰まりで落葉するので1〜2年に一度植え替えます。

  4. 4

    剪定と曲げ仕立て

    約7日

    ウンベラータは剪定に強く、樹形を自由に仕立てられるのが大きな楽しみです。伸びすぎた枝や、バランスの悪い枝を、好きな高さで切り戻せます。適期は生育期の5〜7月。切ると、その下の節から新しい芽が出て枝分かれするので、切る位置を選ぶことで、こんもりした樹形や、好みの形に整えられます。

    背が高くなりすぎたら、思い切って切り戻すと、わき芽が出てコンパクトに再生します。また、ウンベラータは若い幹がしなやかなので、針金やひもで幹を引っ張って曲げる「曲げ仕立て」も人気。優美なカーブのある樹形に育てられます。剪定や仕立ての際、フィカス特有の白い樹液(乳液)が切り口から出ます。

    この樹液は手につくとかぶれることがあるので、手袋をして作業し、切り口は水で洗うかティッシュで押さえて止めます。切った枝は挿し木に使えます。

    💡剪定に強く好みの樹形に。曲げ仕立ても楽しめます。白い樹液に注意します。

  5. 5

    挿し木でふやす・冬越し

    約21日

    ウンベラータは挿し木でふやせます。適期は生育期の5〜7月。剪定で切った枝や元気な枝先を、10〜15cmほどに切り、下葉を取り除きます。切り口から出る白い樹液を水で洗い流し、少し乾かしてから、水はけのよい挿し木用の土に挿します。大きな葉は水分が蒸散しすぎるので、半分に切るか枚数を減らすと発根しやすくなります。

    明るい日陰で土を乾かさないよう管理すると、数週間で発根します。水挿しでも発根することがあります。冬越しについては、ウンベラータは寒さにやや弱く、気温が下がると生育が止まり、5度を下回ると葉を落としたり枝枯れしたりします。冬は10度以上を保てる暖かい室内に置き、水やりを控えめにして乾かし気味に管理します。寒さで葉を落としても、暖かくなれば再び芽吹くことが多いので、慌てず春を待ちます。

    💡生育期に挿し木でふやせます。冬は10度以上の室内で乾かし気味に管理します。

Checklist

育てる前のチェックリスト

  • ウンベラータの鉢植え

    サイズや樹形(曲げ仕立て等)で価格が変わる。

    1,500〜10,000円
  • 観葉植物用培養土

    水はけのよい観葉用の土。

    400〜1,000円
  • 剪定バサミ・園芸用針金 (任意)

    剪定や曲げ仕立てに。

    500〜2,000円
  • 観葉植物用肥料 (任意)

    生育期の施肥に。

    400〜1,000円
初期費用の目安(必須のみ) 1,900〜11,000円

Pests & Diseases

かかりやすい病害虫

害虫

アブラムシ

まれ

症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。

予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。

対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。

害虫

ハダニ

時々

症状: 葉に白いかすり状の斑点、ひどいと葉が枯れる。

予防: 葉裏への葉水で乾燥を防ぐ。

対処: 葉裏への葉水を継続し、専用の殺ダニ剤を使用する。

Common mistakes

失敗あるある TOP3

⚠ 冬の寒さ・過湿で落葉・枝枯れ

冬に葉が落ち、枝が枯れ込みます。

原因: 5度以下の低温、冬の水のやりすぎ。

対策: 冬は10度以上の暖かい室内で乾かし気味に。冷気とエアコン風を避けます。

⚠ 水切れ・根詰まりで下葉が落ちる

下のほうの葉が黄ばんで落ちます。

原因: 生育期の水切れ、根詰まり。

対策: 生育期はこまめに水やりし、1〜2年に一度植え替えます。

⚠ 葉焼け

葉が部分的に茶色く焦げます。

原因: 夏の強い直射日光。

対策: 真夏は遮光し、レースカーテン越しの明るい光に当てます。

FAQ

よくある質問

比較的育てやすい観葉植物です。日光を好むので明るい場所に置き、生育期はこまめに水やりするのが基本。剪定に強いので樹形も整えられます。葉が大きく薄いぶん、寒さ・乾燥・強い直射にはやや気をつけます。

水切れ・根詰まり・冬の寒さや過湿・日照不足などが原因です。生育期の水切れや根詰まりで下葉が落ちやすいので、こまめな水やりと定期的な植え替えを。冬は暖かい室内で乾かし気味にします。

できます。若い幹がしなやかなので、針金やひもで幹を引っ張って固定し、時間をかけて優美なカーブをつける「曲げ仕立て」が楽しめます。生育期に少しずつ曲げると、幹を傷めずに仕立てられます。

フィカス(ゴムの木)の仲間に共通する樹液(乳液)です。手につくとかぶれることがあるので、手袋をして作業し、ついたら水で洗い流します。切り口の樹液は水で洗うかティッシュで押さえると止まります。

ふやせます。生育期に枝を10〜15cmに切り、樹液を洗い流して挿し木にします。大きな葉は半分に切ると発根しやすいです。明るい日陰で土を乾かさず管理すると数週間で根が出ます。水挿しでも発根します。

寒さで落葉しただけのことが多いです。ウンベラータは寒さに弱く、冷えると葉を落とします。枝が緑で生きていれば、暖かくなると再び芽吹きます。冬は10度以上の室内で乾かし気味に管理し、春を待ちましょう。

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