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植物図鑑
🪴
気根を垂らして大きく広がるベンガルゴムノキ(フィカス・ベンガレンシス)の大木
🪴 観葉植物

フィカス・ベンガレンシス

Ficus benghalensis Bengal Fig / Banyan

やさしい 難易度2(5段階中): やさしい 💰 鉢植えは1500〜10000円

フィカス・ベンガレンシスは、白っぽい緑の葉に、くっきりとした葉脈が浮かぶ、やわらかな印象の葉と、白い幹の、ナチュラルな樹姿が人気の、おしゃれ...

かんたんに言うと

フィカス・ベンガレンシス(ベンガルゴムノキ)は、白っぽい葉と白い幹のナチュラルな樹姿が人気のゴムノキの仲間。丈夫で日光を好み生育旺盛、剪定にも強く好みの樹形に仕立てられます。寒さにやや弱く冬は暖かい室内へ。樹液に注意。インテリアのシンボルツリーに人気です。

Profile

基本情報

フィカス・ベンガレンシスは、白っぽい緑の葉に、くっきりとした葉脈が浮かぶ、やわらかな印象の葉と、白い幹の、ナチュラルな樹姿が人気の、おしゃれな観葉植物です。同じフィカス(ゴムノキ)の仲間である、ウンベラータや、ベンジャミンとともに、近年の、インテリアグリーンブームの、主役のひとつ。

ゴムノキ特有の、つやのある、肉厚の葉ですが、ベンガレンシスは、葉の表面が、少しマットで、白みがかった、やさしい緑色をしており、葉脈が、白く、はっきり見えるのが特徴。この、やわらかな葉色と、すらりと伸びる、白い幹のコントラストが、ナチュラルで、洗練された雰囲気を生み、北欧風や、ナチュラルテイストの、インテリアに、よく合うと、人気を集めています。

和名を「ベンガルゴムノキ」「ベンガルボダイジュ(菩提樹)」といい、原産地のインドなどでは、巨大に育ち、枝から、気根を、何本も垂らして、広がる、神聖な木として、親しまれています。フィカス・ベンガレンシスは、ゴムノキの仲間らしく、丈夫で育てやすく、日光を好み、生育旺盛。

明るい場所で、よく育ち、剪定にも強いので、好みの樹形に、仕立てながら、長く楽しめます。寒さには、やや弱いので、冬は、暖かい室内で管理します。樹液に、注意が必要な点も、ゴムノキ共通。やわらかな葉色で、空間を、ナチュラルに彩る、人気のシンボルツリーです。

クワ科
分類
観葉植物 / 木立性
原産地
インド、スリランカ、熱帯アジア
別名
フィカス・ベンガレンシス、ベンガルゴムノキ、ベンガルボダイジュ、ベンガレンシス
価格目安
鉢植えは1500〜10000円

💡豆知識

フィカス・ベンガレンシスは、インドや、スリランカなどが原産で、原産地では、樹高30mにもなる、巨大な木に育ちます。枝から、たくさんの気根(きこん)を、地面に向かって垂らし、その気根が、太く育って、幹のようになり、1本の木が、まるで森のように、広がっていく、ガジュマルと同じ「バンヤン(banyan)」と呼ばれる、たくましい性質をもちます。

インドでは、この木は、神聖な木とされ、村の人々が、その木陰に集う、シンボルツリーとして、大切にされてきました。「ベンガル菩提樹(ぼだいじゅ)」の名のとおり、仏教やヒンドゥー教とも、関わりの深い木です。フィカス(ゴムノキ)の仲間は、葉や枝を切ると、白い乳液(樹液)を出します。

これは、かつて、天然ゴムの原料として、利用された種類もあることから「ゴムノキ」と呼ばれる由来。ただし、観葉植物のゴムノキの樹液は、ゴムは取れず、肌に触れると、かぶれることがあるので、注意します。フィカス・ベンガレンシスは、近年、おしゃれな観葉植物として、人気が、急上昇し、ウンベラータ(ハート形の葉)、ベンジャミン(小さな葉)と並んで、ゴムノキ三人衆として、インテリアグリーンの、定番になっています。白みがかった、やさしい葉色が、ほかのゴムノキにはない、独特の魅力です。

Calendar

育成カレンダー

全国の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
剪定
6月は剪定
追肥
7月は追肥
病害虫注意
8月は病害虫注意
関東の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
剪定
6月は剪定
追肥
7月は追肥
病害虫注意
8月は病害虫注意
近畿の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
剪定
6月は剪定
追肥
7月は追肥
病害虫注意
8月は病害虫注意

数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。

At a glance

ひと目でわかる特徴

育てやすさ やさしい
収穫・開花の早さ
手軽さ(コスト) 高め

Specs

形態と環境条件

形態

草丈
30〜200cm
株張り
20〜80cm

環境条件

日照
半日陰
耐寒温度
5℃
耐暑温度
38℃
土壌pH
5.5〜6.5
水やり
表面が乾いたらたっぷり。冬は控えめに乾かし気味。
肥料
観葉植物用肥料・緩効性化成肥料

How to grow

育て方ステップ

  1. 1

    置き場所を決める(日光を好む)

    約7日

    フィカス・ベンガレンシスは、ゴムノキの仲間で、日光を好みます。室内なら、レースのカーテン越しの光が差し込む、明るい窓辺が理想的。日光を、しっかり浴びると、葉が、つやよく、こんもりと茂り、白い葉脈の入る、美しい葉色に育ちます。日照が、不足すると、枝が、ひょろひょろと間のびしたり、下の葉が、黄ばんで落ちたりしやすくなります。

    ある程度の、耐陰性はあるので、明るい日陰でも育ちますが、できるだけ明るい場所に置くほうが、葉つきよく、丈夫に育ちます。ただし、真夏の、強い直射日光に、急に当てると、葉焼けを起こすことがあるので、屋外に出す場合や、夏の窓辺は、レースカーテンなどで、光をやわらげます。

    とくに、ずっと室内に置いていた株を、急に直射に当てると、葉焼けしやすいので、徐々に慣らします。暖かい季節(5〜9月ごろ)は、屋外の、明るい場所に出すと、より、丈夫に、よく育ちます。フィカス・ベンガレンシスは、寒さに、やや弱いので、気温が下がる秋には、室内に取り込みます。冷え込む窓際や、エアコンの風が、直接当たる場所は、葉が傷んだり、落葉したりするので、避けます。

    💡日光を好むので明るい窓辺が理想(暗いと落葉・間のび)。真夏の急な直射は葉焼け注意。冬は暖かい場所、冷気・エアコン風を避ける。

  2. 2

    水やり

    約30日

    フィカス・ベンガレンシスの水やりは「土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまで、たっぷり与える」が基本です。生育期の、春から秋は、よく水を吸い、生育も旺盛なので、土が乾いたら、たっぷりと与えます。とくに、夏は、乾きやすいので、水切れに注意します。

    一方、ゴムノキの仲間は、過湿による「根腐れ」に、やや弱いので、水のやりすぎには、注意が必要です。受け皿にたまった水は、必ず捨て、土が、常にじめじめした状態にならないようにします。生育が、ゆるやかになる冬は、水の吸収が、ぐっと減るので、水やりの回数を、減らし、土が乾いてから、数日おいて与えるくらいの、乾かし気味の管理にします。

    冬の水のやりすぎは、低温と相まって、根を傷め、落葉の原因になるので、注意します。空気が乾燥する室内では、霧吹きで、葉に水をかける「葉水(はみず)」を、ときどき与えると、葉のつやが保て、ハダニなどの害虫の予防にもなります。大きな葉に、ほこりがたまったら、ぬれた布で、やさしく拭いてあげると、白い葉脈の入る、美しい葉色が、より、引き立ちます。

    💡乾いたらたっぷり、受け皿の水は捨てる。冬は乾かし気味に(過湿+低温で落葉)。葉水でつや維持、葉を拭くと葉色が映える。

  3. 3

    肥料と植え替え

    約14日

    肥料は、生育期の、春から秋(5〜9月)にだけ与えます。観葉植物用の、緩効性肥料を、土の上に置くか、薄めた液体肥料を、月に1〜2回程度、与えます。生育の止まる冬は、肥料を与えません。フィカス・ベンガレンシスは、生育旺盛で、根の張りも早いので、1〜2年に一度を目安に、植え替えをします。

    鉢底から、根が出てきた、水の浸み込みが悪くなった、株が、大きく育って、鉢とのバランスが悪くなった、などが、植え替えのサインです。適期は、生育期の、5〜7月ごろ。古い土を、軽く落とし、傷んだ根や、伸びすぎた根を整理して、一回り大きな鉢に、観葉植物用の、水はけのよい土で植え替えます。

    根詰まりすると、生育が悪くなったり、水はけが悪くなったりするので、定期的な、植え替えが大切。植え替えのときに、根を、整理すると、株を、大きくしすぎず、コンパクトに保てます。ゴムノキの仲間は、植え替えや、根を扱うときに、白い樹液が出て、肌に触れると、かぶれることがあるので、気になる場合は、手袋をして作業します。植え替え後は、直射を避け、明るい日陰で養生させます。

    💡肥料は生育期だけ。生育旺盛で1〜2年に一度植え替え。根を整理すればコンパクトに保てる。樹液でかぶれることがあるので手袋を。

  4. 4

    剪定で樹形を整える

    約14日

    フィカス・ベンガレンシスは、生育旺盛で、枝を、よく伸ばすので、剪定をして、好みの樹形に整えながら育てます。剪定の適期は、生育期の、春から初夏(5〜6月ごろ)。この時期に剪定すると、切ったあとの、芽吹きや回復が早く、すぐに、新しい枝葉が伸びてきます。

    伸びすぎた枝、混み合った枝、バランスを乱す枝などを、好みの位置で、切り戻します。ゴムノキの仲間は、生命力が強く、太い幹を、ばっさり切っても、その下から、新しい芽を吹くので、思い切って、小さく、仕立て直すこともできます。背が高く、間のびした株を、低く切り戻すと、わき芽が出て、こんもりと、ボリュームのある姿に、仕立て直せます。

    フィカス・ベンガレンシスは、若い枝が、しなやかなので、針金などで、幹や枝に、ゆるやかなカーブをつける「曲げ仕立て」も人気で、ナチュラルで、おしゃれな樹形を、つくれます。枝を切ると、切り口から、白い樹液が出ます。この樹液は、肌に触れると、かぶれることがあるので、手袋をして作業し、切り口の樹液は、拭き取ります。剪定で切り取った、元気な枝は、後述の挿し木に利用できます。剪定をくり返しながら、自分好みの、ナチュラルな樹形づくりを、楽しめます。

    💡5〜6月に剪定すると芽吹きが早い。ばっさり切っても芽吹く。若枝はしなやかで曲げ仕立ても人気。切り口の白い樹液はかぶれ注意。

  5. 5

    挿し木でふやす・冬越し

    約30日

    フィカス・ベンガレンシスは、挿し木で、ふやせます。適期は、生育期の、5〜7月ごろ。剪定で切り取った枝や、元気な枝を、10〜15cmほどの長さに切り、下のほうの葉を取り除きます。切り口から出る、白い樹液を、水で洗い流してから、観葉植物用の土や、赤玉土などに挿し、明るい日陰で、土を乾かさないように管理すると、数週間〜1か月ほどで、根が出てきます。

    発根して、新しい葉が伸びたら、鉢に植え替えます。水に挿す「水挿し」でも、発根させられます。大きく育った株の、樹形を、更新したいときに、剪定した枝で、新しい株を、ふやせるのは、うれしいところ。次に、冬越しについて。フィカス・ベンガレンシスは、寒さに、やや弱いので、気温が下がる秋(最低気温が10度を下回るころ)には、屋外の株は、室内の、暖かい、明るい場所に取り込みます。

    冬は、できれば10度以上を保てる、暖かい室内で管理し、水やりは、乾かし気味に、ぐっと控えめにします。冷え込む窓際や、エアコンの風が、直接当たる場所を避けます。寒さや、急な環境変化で、葉を、ある程度落とすことがありますが、暖かくして、乾かし気味に管理し、株が生きていれば、春に、また新しい芽を吹くことが多いので、あわてて、水をやりすぎないことが大切です。暖かくなる春に、生育を始めたら、徐々に、いつもの管理に戻します。やわらかな葉色で、長く楽しめる、人気のゴムノキです。

    💡5〜7月に挿し木・水挿しでふやせる(樹液は洗う)。寒さにやや弱く冬は10度以上の室内で乾かし気味に。落葉しても春に芽吹くことが多い。

Checklist

育てる前のチェックリスト

  • フィカス・ベンガレンシスの鉢植え

    曲げ仕立てや幹立ちなど樹形が選べる。

    1,500〜10,000円
  • 観葉植物用培養土

    水はけのよい観葉用の土。

    400〜1,000円
  • 鉢・鉢カバー (任意)

    植え替えや飾りつけに。

    500〜3,000円
  • 観葉植物用肥料 (任意)

    生育期の施肥に。

    400〜1,000円
初期費用の目安(必須のみ) 1,900〜11,000円

Pests & Diseases

かかりやすい病害虫

害虫

アブラムシ

まれ

症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。

予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。

対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。

害虫

ハダニ

時々

症状: 葉に白いかすり状の斑点、ひどいと葉が枯れる。

予防: 葉裏への葉水で乾燥を防ぐ。

対処: 葉裏への葉水を継続し、専用の殺ダニ剤を使用する。

Common mistakes

失敗あるある TOP3

⚠ 日照不足で落葉・間のび

下葉が黄ばんで落ち、枝が間のびします。

原因: 置き場所が暗い、日光不足。

対策: レースカーテン越しの明るい窓辺など、できるだけ明るい場所に移します。

⚠ 冬の寒さ・過湿で落葉

冬に葉を落とし、株が弱ります。

原因: 10度以下の低温、冬の水のやりすぎ。

対策: 冬は10度以上の暖かい室内で乾かし気味に管理し、冷気を避けます。

⚠ 根腐れ

株元が傷み、葉が次々黄ばんで落ちます。

原因: 水のやりすぎ、受け皿の水のため込み。

対策: 乾いてから水やりし受け皿の水は捨て、水はけのよい土に植え替えます。

FAQ

よくある質問

はい、フィカス・ベンガレンシスはゴムノキの仲間で丈夫、日光を好み生育旺盛で、剪定にも強いので、育てやすい観葉植物です。明るい場所に置き、土が乾いたら水をやり、冬は暖かい室内で乾かし気味にする基本を守れば、長く楽しめます。白い葉脈の入るナチュラルな葉色で、インテリアのシンボルツリーに人気です。

日光を好むので、レースカーテン越しの光が差す明るい窓辺が理想です。日照が不足すると枝が間のびし、下葉が落ちやすくなります。ある程度の耐陰性はありますが、できるだけ明るい場所へ。真夏の強い直射は葉焼けの原因になるので避け、暖かい季節は屋外の明るい場所でもよく育ちます。冬は暖かい室内へ。

日照不足、寒さ、急な環境変化、水のやりすぎや水切れなどで葉を落とすことがあります。とくに冬の寒さや、置き場所を変えた直後、室内に取り込んだ直後に落葉しやすいです。明るく暖かい場所で乾かし気味に管理し、株が生きていれば春に新しい芽を吹くことが多いので、あわてて水をやりすぎないようにします。

はい、生命力が強く、生育期(5〜6月)にばっさり切っても芽吹くので、好みの樹形に仕立てられます。若い枝はしなやかなので、針金で幹や枝にゆるやかなカーブをつける「曲げ仕立て」も人気で、ナチュラルでおしゃれな樹形をつくれます。切り口の白い樹液はかぶれることがあるので手袋をし、切った枝は挿し木に使えます。

生育期(5〜7月)の挿し木でふやせます。元気な枝を10〜15cmに切り、下葉を取り、切り口の白い樹液を洗い流してから土に挿して、明るい日陰で乾かさないように管理すると発根します。水に挿す水挿しでも根が出ます。剪定で樹形を更新したときに、切った枝で新しい株をふやせます。

フィカス・ベンガレンシスは寒さにやや弱いので、気温が下がる秋(最低気温10度を下回るころ)に室内の暖かい明るい場所へ取り込みます。冬はできれば10度以上を保ち、水やりは乾かし気味にぐっと控えます。冷え込む窓際やエアコンの風が当たる場所は避けます。冬に落葉しても、暖かく乾かし気味に管理すれば春に芽吹くことが多いです。

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