ザミオクルカス
Zamioculcas zamiifolia ZZ Plant / Zamioculcas
ザミオクルカスは、つやつやと、エナメルのように光る、肉厚の葉が、すっと立ち上がる、スタイリッシュな姿が人気の観葉植物です。1本の、太い葉軸に...
かんたんに言うと
ザミオクルカス(ZZプランツ)は、つやのある肉厚の葉が立ち上がるスタイリッシュな観葉植物。地下の塊茎に水をためるため乾燥に非常に強く、水やりを忘れても平気な「枯らすほうが難しい」強健種です。耐陰性も高く置き場所を選びません。水のやりすぎだけ注意。冬は暖かい室内で乾かし気味に。
Profile
基本情報
ザミオクルカスは、つやつやと、エナメルのように光る、肉厚の葉が、すっと立ち上がる、スタイリッシュな姿が人気の観葉植物です。1本の、太い葉軸に、左右対称に、つやのある、小さな葉が、規則正しく並ぶ姿は、まるで、人工的に作られたかのように、整っていて、モダンなインテリアに、よく似合います。
英名の頭文字をとって「ZZプランツ」とも呼ばれ、おしゃれなショップや、オフィスでも、よく見かける、おなじみのグリーンです。ザミオクルカスの、最大の特徴は、その、ずば抜けた丈夫さと、乾燥への強さ。サトイモ科の植物ですが、地下に、ジャガイモのような、塊茎(かいけい)をもち、ここに、水分を、たっぷりとためる性質があるため、乾燥に、非常に強く、多少、水やりを忘れても、平気で育ちます。
むしろ、水のやりすぎが、いちばんの大敵で、「枯らすほうが難しい」とまで言われる、強健さ。耐陰性も高く、明るい日陰はもちろん、やや暗めの場所でも育つので、置き場所を選ばず、忙しい人や、植物を、枯らしがちな人にも、安心しておすすめできる、頼れる観葉植物です。
生育は、ややゆっくりですが、新芽が、くるりと巻いて出てきて、ぴんと、立ち上がっていく様子も、楽しみのひとつ。寒さには、やや弱いので、冬は、暖かい室内で、乾かし気味に管理します。手間いらずで、見栄えがよく、モダンな雰囲気の、人気の一鉢です。
💡豆知識
ザミオクルカスは、東アフリカ(タンザニアや、ザンジバルなど)の、乾燥した地域が原産。乾季には、雨が、ほとんど降らない、厳しい環境で生き抜くために、地下に、塊茎をもち、肉厚の葉に、水分をたくわえる、たくましい性質を、身につけました。この、乾燥への、ずば抜けた強さが、室内で、水やりを、ついつい忘れがちな環境でも、枯れずに育つ、育てやすさにつながっています。
観葉植物として、広く出回るようになったのは、比較的、最近のことで、オランダの生産者が、繁殖技術を確立してから、世界中に、急速に広まりました。つやのある、整った葉姿と、抜群の丈夫さで、瞬く間に、人気の観葉植物になった、いわば「現代の定番」です。
近年は、葉が、黒っぽい、シックな色になる「レイヴン(Raven)」という、ダークカラーの品種も登場し、おしゃれな観葉植物として、人気を集めています。ザミオクルカスは、サトイモ科で、葉や、茎の樹液に、シュウ酸カルシウムを含み、肌が、かぶれたり、口に入れると、刺激があったりするので、小さなお子さんや、ペットの、誤食には注意します。
ふやし方も、ユニークで、葉を1枚、土に挿しておくだけで、その付け根に、小さな塊茎ができて、新しい株になる、という、おもしろい性質ももっています。
Calendar
育成カレンダー
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え替え | 5月は植え替え | |||||||||||
| 追肥 | 6月は追肥 | 8月は追肥 | ||||||||||
| 病害虫注意 | 7月は病害虫注意 |
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え替え | 5月は植え替え | |||||||||||
| 追肥 | 6月は追肥 | 8月は追肥 | ||||||||||
| 病害虫注意 | 7月は病害虫注意 |
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え替え | 5月は植え替え | |||||||||||
| 追肥 | 6月は追肥 | 8月は追肥 | ||||||||||
| 病害虫注意 | 7月は病害虫注意 |
数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。
At a glance
ひと目でわかる特徴
Specs
形態と環境条件
形態
- 草丈
- 30〜100cm
- 株張り
- 20〜60cm
環境条件
- 日照
- 日陰
- 耐寒温度
- 8℃
- 耐暑温度
- 38℃
- 土壌pH
- 5.5〜6.5
- 水やり
- 乾燥に強い。土が完全に乾いてからたっぷり。冬はごく控えめ。
- 肥料
- 観葉植物用肥料・緩効性化成肥料
How to grow
育て方ステップ
-
1
置き場所を決める
約7日ザミオクルカスは、耐陰性が高く、置き場所を選びにくいのが、大きな魅力です。室内の、明るい日陰で、よく育ち、やや暗めの場所でも、枯れずに育つので、リビングや、オフィス、廊下など、いろいろな場所に飾れます。ただし、極端に暗い場所では、生育が、ゆっくりになり、新しい葉が、間のびして、徒長することがあるので、できれば、レースのカーテン越しの光が差す、明るい場所のほうが、つやのある、引き締まった、美しい葉姿に育ちます。
一方、強い直射日光は、葉焼けの原因になるので、避けます。とくに、夏の、直射が強い窓辺や、急に屋外に出すのは、葉焼けしやすいので、注意します。ザミオクルカスは、乾燥に、非常に強い一方、寒さには、やや弱いので、冬は、暖かい室内(最低でも8度以上、できれば10度以上)に置きます。
冷え込む窓際や、エアコンの風が、直接当たる場所は、避けます。とにかく丈夫で、手のかからない植物なので、いったん、よい置き場所を決めれば、ほとんど、ほったらかしでも、長く、きれいな姿を、保ってくれます。植物の世話を、忘れがちな人にも、安心しておすすめできる、頼れるグリーンです。
💡耐陰性が高く置き場所自由。暗すぎると徒長するので明るめが理想。強い直射は葉焼け。冬は10度以上の室内へ。
-
2
水やり(やりすぎが大敵)
約30日ザミオクルカスの水やりで、いちばん大切なのは「水を、やりすぎないこと」です。ザミオクルカスは、地下に、ジャガイモのような塊茎(かいけい)をもち、ここに、水分を、たっぷりとためているため、乾燥に、非常に強く、多少、水やりを忘れても、平気で育ちます。
むしろ、水のやりすぎによる「根腐れ・塊茎の腐れ」が、枯らす、最大の原因です。水やりは、土が、完全に、しっかり乾いてから、鉢底から流れ出るまで、たっぷりと与え、次は、また、土が、完全に乾くまで、しっかり待つ、という、めりはりが、何より大切。「乾く前に、また水をやる」のが、いちばん、いけません。
受け皿にたまった水は、必ず捨てます。土が、湿っているか、迷ったら、与えないくらいで、ちょうどよいです。生育期の、春から秋でも、土が、しっかり乾いてから与え、生育の止まる冬は、さらに、ぐっと控えて、月に1回、あるいは、それ以下でも、十分。冬は、ほとんど、水やりしなくても、枯れません。
とにかく「乾かし気味」を、徹底するのが、ザミオクルカスを、上手に育てる、最大のコツ。水やりを、忘れるくらいの人のほうが、かえって、上手に育てられる、という、ありがたい植物です。
💡最大のコツは水をやりすぎないこと。塊茎に水をためるので乾燥に非常に強い。土が完全に乾いてからたっぷり、冬はごく控えめ。
-
3
肥料と植え替え
約14日肥料は、生育期の、春から秋(5〜9月)に、ごく控えめに与える程度で、十分です。観葉植物用の、緩効性肥料を、少量、置くか、薄めた液体肥料を、月に1回程度、与えます。ザミオクルカスは、もともと、やせた土地でも育つ、丈夫な植物なので、肥料は、なくても育つくらい。
与えすぎると、かえって、根を傷めるので、控えめにします。生育の止まる冬は、肥料を与えません。植え替えは、ザミオクルカスは、生育がゆっくりなので、2〜3年に一度を目安に行います。鉢底から、根や、塊茎が、はみ出してきた、鉢が、塊茎で、いっぱいになって、窮屈そう、水の浸み込みが悪くなった、などが、サインです。
ザミオクルカスは、地下の塊茎が、育って、ふえていくので、長く育てると、鉢のなかが、塊茎で、ぎゅうぎゅうになります。適期は、生育期の、5〜7月ごろ。古い土を、軽く落とし、一回り大きな鉢に、観葉植物用の、水はけのよい土で植え替えます。塊茎を、傷つけないように、ていねいに扱います。
植え替えのときに、塊茎が、いくつかに分けられそうなら「株分け」で、ふやせます。サトイモ科で、樹液に触れると、かぶれることがあるので、気になる場合は、手袋をして作業します。
💡肥料はごく控えめ(なくても育つ)。生育ゆっくりで2〜3年に一度植え替え。塊茎で鉢が窮屈になったら植え替え&株分けのサイン。
-
4
葉挿し・株分けでふやす
約60日ザミオクルカスは、ふやし方も、ユニークで、おもしろい植物です。いちばん手軽なのが「葉挿し」。なんと、葉を、1枚(小葉を、付け根から、ていねいに取り)、土に、付け根を、少し挿しておくだけで、その付け根に、小さな塊茎が、やがてできて、そこから、新しい芽が、出てくる、という、おもしろい性質をもっています。
ただし、葉挿しは、塊茎ができて、芽が出るまで、数か月〜半年以上と、とても時間がかかるので、気長に、待つ必要があります。明るい日陰で、土を、乾かし気味に管理し、じっくり待ちます。もっと、確実で、早いのが「株分け」。植え替えのときに、地下で、ふえた塊茎を、芽(葉軸)が、ついている、いくつかのまとまりに、手や、清潔なナイフで、分けて、それぞれを、別の鉢に植えます。
株分けなら、すぐに、新しい株として、育てられます。適期は、いずれも、生育期の、5〜7月ごろ。ザミオクルカスは、生育が、ゆっくりなので、ふやすのにも、時間は、かかりますが、その分、じっくりと、株を育てる、楽しみがあります。とくに、葉挿しで、1枚の葉から、塊茎ができ、芽が、出てきたときの、感動は、格別。丈夫で、ふやす楽しみもある、奥の深い観葉植物です。
💡葉を1枚土に挿すだけで塊茎ができ芽が出る(ただし数か月〜半年と気長に)。早く確実にふやすなら植え替え時の株分けで。
-
5
冬越しと長く楽しむコツ
約120日ザミオクルカスは、乾燥には、非常に強い一方、寒さには、やや弱いので、冬の管理が、長く育てる、ポイントです。といっても、難しいことはなく、ポイントは「暖かくして、水を、ほとんどやらないこと」。気温が下がる秋には、屋外の株は、室内の、暖かい場所に取り込みます。
冬は、最低でも8度以上、できれば10度以上を保てる、暖かい室内で管理します。気温が、5度を下回るような、強い寒さに当たると、塊茎や、葉が、傷むので、冷え込む窓際は、避けます。そして、冬は、生育が、止まるので、水やりを、ぐっと、ぐっと控えます。
冬の水やりは、月に1回、あるいは、それ以下でも、十分で、ほとんど、断水に近いくらいでも、塊茎に、水をためているので、枯れません。むしろ、冬に、暖かい部屋で、つい、水をやりすぎると、低温と、過湿が重なって、塊茎が腐り、枯れる、というのが、冬の、いちばんの失敗パターン。
冬こそ「乾かし気味」を、徹底します。暖かくなる春に、新芽が、くるりと巻いて、出てきて、ぴんと、立ち上がってきたら、生育シーズンの始まり。徐々に、水やりを、いつものペースに、戻していきます。手間いらずで、丈夫、乾燥に強く、見栄えもよい、忙しい人にこそ、おすすめしたい、頼れる観葉植物です。
💡冬は暖かくして水をほぼやらないのがコツ(過湿+低温で塊茎が腐る)。10度以上を保ち冷え込む窓際を避ける。春に新芽が立ち上がる。
Checklist
育てる前のチェックリスト
-
✓1,000〜7,000円
ザミオクルカスの鉢植え
通常種やダークカラーのレイヴンなど。
-
✓400〜1,000円
観葉植物用培養土
水はけのよい観葉用の土。
-
○500〜3,000円
鉢・鉢カバー (任意)
植え替えや飾りつけに。
-
○400〜1,000円
観葉植物用肥料 (任意)
生育期にごく控えめに。
Pests & Diseases
かかりやすい病害虫
アブラムシ
まれ症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。
予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。
対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。
ハダニ
まれ症状: 葉に白いかすり状の斑点、ひどいと葉が枯れる。
予防: 葉裏への葉水で乾燥を防ぐ。
対処: 葉裏への葉水を継続し、専用の殺ダニ剤を使用する。
Common mistakes
失敗あるある TOP3
⚠ 水のやりすぎで塊茎が腐る
葉が黄ばんで落ち、株元・塊茎がぶよぶよに腐ります。
原因: 水のやりすぎ、とくに冬の過湿と低温。
対策: 土が完全に乾いてから水やりし、冬はほぼ断水気味に。傷んだ塊茎を取り除き乾かし気味に植え直します。
⚠ 暗すぎて葉が間のびする
葉軸がひょろ長く伸び、姿が乱れます。
原因: 置き場所が暗すぎる。
対策: レースカーテン越しの明るい場所に移します(直射は避ける)。
⚠ 冬の寒さで傷む
冬に葉や塊茎が傷みます。
原因: 8度以下の低温、冷え込む窓際。
対策: 冬は10度以上の暖かい室内に置き、冷気を避けます。
FAQ
よくある質問
はい、ザミオクルカスは観葉植物のなかでも特に丈夫で、「枯らすほうが難しい」と言われるほど。地下の塊茎に水をためるので乾燥に非常に強く、水やりを忘れても平気です。耐陰性も高く置き場所を選びません。水のやりすぎだけ避ければ、植物を枯らしがちな人や忙しい人にも、安心しておすすめできます。
ザミオクルカスは乾燥に非常に強いので、水のやりすぎが最大の大敵です。土が完全に乾いてから、鉢底から流れ出るまでたっぷり与え、次はまた土が完全に乾くまでしっかり待ちます。受け皿の水は捨てます。生育期でも乾いてから、冬はほとんど断水に近いくらい控えめでよく、迷ったら与えないくらいでちょうどよいです。
耐陰性が高いので、明るい日陰はもちろん、やや暗めの場所でも育ちます。ただし暗すぎると葉が間のびするので、できればレースカーテン越しの明るい場所が理想です。強い直射は葉焼けの原因になるので避けます。寒さにやや弱いので、冬は10度以上の暖かい室内に置き、冷え込む窓際は避けます。
「葉挿し」と「株分け」でふやせます。葉を1枚、付け根を土に挿しておくと、付け根に小さな塊茎ができて芽が出ますが、数か月〜半年以上と時間がかかります。早く確実なのは、植え替えのときに地下でふえた塊茎を芽つきで分ける株分けです。いずれも適期は生育期の5〜7月です。
多くは水のやりすぎによる塊茎の腐れ(根腐れ)が原因です。とくに冬に暖かい部屋で水をやりすぎると、低温と過湿で塊茎が腐ります。土を完全に乾かしてから水やりし、冬はほとんど断水気味に。すでに塊茎が柔らかく傷んでいる場合は、傷んだ部分を取り除き、乾かし気味に植え直します。
「暖かくして、水をほとんどやらない」のがコツです。冬は10度以上(最低8度以上)を保てる暖かい室内に置き、冷え込む窓際を避けます。水やりは月1回かそれ以下でよく、塊茎に水をためているので断水気味でも枯れません。冬の水のやりすぎが最大の失敗原因なので、乾かし気味を徹底します。
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