アグラオネマ
Aglaonema Aglaonema / Chinese Evergreen
アグラオネマは、銀緑、深緑、ピンク、赤など、品種ごとに、さまざまな色や模様の入る、美しい葉が魅力の観葉植物です。葉の表面に、銀白色の、霜降り...
かんたんに言うと
アグラオネマは、銀緑やピンク・赤の美しい葉色が魅力の観葉植物。耐陰性が高く、明るい日陰の室内でも葉色を保って育つので置き場所を選びません。生育がゆるやかで樹形が乱れにくく長く楽しめます。寒さにやや弱く冬は暖かい室内へ。サトイモ科で樹液に注意。
Profile
基本情報
アグラオネマは、銀緑、深緑、ピンク、赤など、品種ごとに、さまざまな色や模様の入る、美しい葉が魅力の観葉植物です。葉の表面に、銀白色の、霜降りのような模様が入る品種や、葉脈や、ふちが、鮮やかなピンク・赤に色づく品種など、カラフルでありながら、落ち着いた、シックな美しさが、おしゃれなインテリアグリーンとして、人気を集めています。
サトイモ科の植物で、モンステラや、ポトス、スパティフィラムなどの仲間。東南アジアの、熱帯雨林の、林の下が原産で、強い日ざしを必要とせず、明るい日陰で、よく育つ、耐陰性の高さが特徴です。そのため、室内の、それほど明るくない場所でも、葉色を保ちながら育てられ、置き場所を選びにくいのが、大きな魅力。
とくに、銀緑系の品種は、耐陰性が、とても高く、暗めの場所にも、比較的強いです。一方、ピンクや赤の、鮮やかな色の品種は、ある程度の明るさがあったほうが、色が、はっきりと出ます。アグラオネマは、生育が、ゆるやかで、こんもりと茂り、樹形が乱れにくいので、長く、きれいな姿を保てます。
寒さには、やや弱いので、冬は、暖かい室内で管理します。美しい葉色と、育てやすい耐陰性をあわせもち、近年、観葉植物のなかでも、とくに人気が高まっている、おしゃれな一鉢です。
💡豆知識
アグラオネマは、英名を「チャイニーズ・エバーグリーン(中国の常緑樹)」といい、中国や、東南アジアで、古くから、縁起のよい、おめでたい植物として、親しまれてきました。アジアでは、富や、幸運を呼ぶ植物とされ、贈り物にも、よく用いられます。アグラオネマの、いちばんの魅力は、なんといっても、品種の多さと、葉色の美しさ。
近年、タイなどで、葉が、鮮やかなピンクや、赤に色づく、カラフルな園芸品種が、数多く作り出され、「観葉植物なのに、花のように、葉が鮮やか」と、人気が爆発的に高まりました。「アグラオネマ・オーロラ」「バレンタイン」「レッドゴールド」など、まるで、紅葉のように、葉が、赤やピンクに染まる品種は、コレクション性も高く、観葉植物の、新しい楽しみ方として、注目されています。
アグラオネマは、サトイモ科で、ポトスや、モンステラ、スパティフィラムなどの仲間。サトイモ科の多くと同じく、樹液に、シュウ酸カルシウムを含み、肌が、かぶれたり、口に入れると、刺激があったりするので、小さなお子さんや、ペットの、誤食には注意します。耐陰性が高く、丈夫で、葉色が美しく、縁起もよい、と、三拍子そろった、これからの定番候補の観葉植物です。
Calendar
育成カレンダー
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え替え | 5月は植え替え | |||||||||||
| 追肥 | 6月は追肥 | 8月は追肥 | ||||||||||
| 病害虫注意 | 7月は病害虫注意 |
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え替え | 5月は植え替え | |||||||||||
| 追肥 | 6月は追肥 | 8月は追肥 | ||||||||||
| 病害虫注意 | 7月は病害虫注意 |
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え替え | 5月は植え替え | |||||||||||
| 追肥 | 6月は追肥 | 8月は追肥 | ||||||||||
| 病害虫注意 | 7月は病害虫注意 |
数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。
At a glance
ひと目でわかる特徴
Specs
形態と環境条件
形態
- 草丈
- 20〜80cm
- 株張り
- 20〜50cm
環境条件
- 日照
- 日陰
- 耐寒温度
- 8℃
- 耐暑温度
- 35℃
- 土壌pH
- 5.5〜6.5
- 水やり
- 表面が乾いたらたっぷり。冬は控えめに乾かし気味。葉水を好む。
- 肥料
- 観葉植物用肥料・緩効性化成肥料
How to grow
育て方ステップ
-
1
置き場所を決める(耐陰性が高い)
約7日アグラオネマは、熱帯雨林の、林の下が原産で、強い日ざしを必要とせず、耐陰性が、とても高いのが特徴です。室内の、明るい日陰で、よく育ち、それほど明るくない場所でも、葉色を保ちながら、育てられるので、置き場所を選びにくいのが、大きな魅力。とくに、銀緑系(葉が、緑や銀白色)の品種は、耐陰性が、非常に高く、やや暗めの場所にも、比較的強いです。
ただし、葉が、ピンクや、赤に、鮮やかに色づく品種は、ある程度の明るさがあったほうが、色が、はっきりと、美しく出るので、レースのカーテン越しの光が差す、明るい場所に置くと、葉色が、より鮮やかになります。いずれの品種も、強い直射日光は、葉焼けの原因になるので、避けます。
とくに、夏の、直射が強い窓辺や、屋外に出す場合は、レースカーテンなどで、光をやわらげます。アグラオネマは、寒さに、やや弱いので、冬は、暖かい室内(最低でも8度以上、できれば10度以上)に置きます。冷え込む窓際や、エアコンの風が、直接当たる場所は、葉が傷むので避けます。耐陰性が高く、丈夫なので、リビングや、寝室など、いろいろな場所で、葉色を楽しめます。
💡耐陰性が高く明るい日陰でも育つ。銀緑系は暗めにも強い。ピンク・赤系は明るめで発色◎。強い直射は葉焼け、冬は10度以上の室内へ。
-
2
水やり
約30日アグラオネマの水やりは「土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまで、たっぷり与える」が基本です。生育期の、春から秋は、土が乾いたら、たっぷりと与えます。受け皿にたまった水は、必ず捨て、土が、常にじめじめした状態にならないようにします。アグラオネマは、過湿による「根腐れ」に、やや弱いので、水のやりすぎには、注意が必要です。
とくに、生育が、ゆるやかな植物なので、水を、与えすぎないように、乾いてから与える、めりはりを心がけます。生育の止まる冬は、水の吸収が、ぐっと減るので、水やりの回数を、減らし、土が乾いてから、数日おいて与えるくらいの、乾かし気味の管理にします。
冬の水のやりすぎは、根腐れの原因になるので、注意します。アグラオネマは、熱帯の、湿度の高い環境を好むので、空気が乾燥する室内では、霧吹きで、葉に水をかける「葉水(はみず)」を、ときどき与えると、葉のうるおいとつやが保て、ハダニなどの害虫の予防にもなります。
葉に、ほこりがたまると、美しい模様が、くすんで見えるので、ときどき、ぬれた布で、やさしく拭いてあげると、葉色が、より、鮮やかに映えます。
💡乾いたらたっぷり、受け皿の水は捨てる。生育ゆるやかなので与えすぎ注意、冬は乾かし気味。葉水で湿度とつやを保ち模様を拭くと映える。
-
3
肥料と植え替え
約14日肥料は、生育期の、春から秋(5〜9月)にだけ、与えます。観葉植物用の、緩効性肥料を、土の上に置くか、薄めた液体肥料を、月に1〜2回程度、控えめに与えます。生育の止まる冬は、肥料を与えません。アグラオネマは、生育がゆるやかなので、肥料は、それほど多くは必要ありません。
植え替えは、2〜3年に一度を目安に、生育期の、5〜7月ごろに行います。鉢底から、根が出てきた、水の浸み込みが悪くなった、株が、鉢いっぱいに育って、混み合ってきた、などが、サインです。古い土を、軽く落とし、傷んだ根を整理して、一回り大きな鉢に、観葉植物用の、水はけのよい土で植え替えます。
アグラオネマは、サトイモ科で、植え替えのときに、根や、地下の茎を扱うと、樹液に、触れることがあります。この樹液は、シュウ酸カルシウムを含み、肌が、かぶれることがあるので、気になる場合は、手袋をして作業します。植え替えのときに、株が、大きく育って、混み合っていたら「株分け」で、ふやすこともできます。
生育がゆるやかで、植え替えの頻度も少なく、手のかからない植物ですが、根詰まりすると、生育が悪くなるので、水の浸み込みが悪くなったら、植え替えのサインと考えます。
💡肥料は生育期だけ控えめに。2〜3年に一度、5〜7月に植え替え。樹液でかぶれることがあるので手袋を。混み合えば株分けでふやせる。
-
4
葉色を美しく保つ・手入れ
約30日アグラオネマの、いちばんの魅力は、品種ごとに異なる、美しい葉色と模様です。これを、きれいに保つには、いくつかの、コツがあります。まず、置き場所。銀緑系は、明るい日陰でも、葉色を保ちますが、ピンクや、赤の、鮮やかな品種は、明るさが不足すると、色が、ぼんやりして、緑がかってくることがあります。
鮮やかな色を、楽しみたい品種は、レースカーテン越しの、明るい場所に置くと、葉色が、はっきりと、美しく出ます。ただし、強い直射は、葉焼けするので、避けます。次に、葉の手入れ。葉に、ほこりがたまると、せっかくの、美しい模様が、くすんで見えるので、ときどき、やわらかい、ぬれた布で、葉を、やさしく拭いてあげると、模様が、より、鮮やかに映え、つやも出ます。
葉水を与えるのも、葉のうるおいを保ち、ほこりを防ぐのに、効果的です。古くなって、傷んだり、枯れたりした下葉は、付け根から、ハサミで切り取ると、株が、すっきりして、見た目もよく、新しい葉に、養分が回ります。アグラオネマは、生育がゆるやかで、樹形が乱れにくいので、こうした、ちょっとした手入れを、続けるだけで、長く、美しい葉色と姿を、楽しめます。葉が、こんもりと茂り、株が、充実してくると、より、見栄えのする、立派な株に育ちます。
💡鮮やかな品種は明るめの場所で発色アップ(直射は避ける)。葉をぬれた布で拭くと模様が映える。傷んだ下葉は切って株をすっきり保つ。
-
5
冬越しと長く楽しむコツ
約120日アグラオネマは、熱帯生まれで、寒さには、やや弱いので、冬の管理が、長く育てる、ポイントになります。気温が下がる秋には、屋外の株は、室内の、暖かい場所に取り込みます。冬は、最低でも8度以上、できれば10度以上を保てる、暖かい室内で管理します。
気温が、5度を下回るような、強い寒さに当たると、葉が、傷んだり、株が、弱ったりするので、冷え込む窓際や、暖房・冷房の風が、直接当たる場所は、避けます。冬は、生育が、ゆるやかになるので、水やりは、乾かし気味に、ぐっと控えめにします。冬の、水のやりすぎは、低温と相まって、根腐れの、いちばんの原因になるので、注意します。
一方、暖房で、空気が乾燥しがちなので、葉水は、ときどき与えて、葉のうるおいを保つとよいです。アグラオネマは、生育がゆるやかで、樹形が乱れにくく、耐陰性も高いので、いったん、よい置き場所を見つけて、季節に合わせた、水やりを続ければ、ほとんど手をかけずに、長く、美しい葉色を、楽しめます。
暖かくなる春に、新しい葉が、勢いよく展開してきたら、本格的な生育シーズン。徐々に、いつもの管理に戻します。美しい葉色と、育てやすさをあわせもつ、これからの定番候補として、末永く付き合える観葉植物です。
💡寒さにやや弱く冬は10度以上の室内で乾かし気味に(過湿+低温で根腐れ)。暖房の乾燥に葉水を。樹形が乱れにくく長く楽しめる。
Checklist
育てる前のチェックリスト
-
✓800〜6,000円
アグラオネマの鉢植え
銀緑系からピンク・赤の品種まで選べる。
-
✓400〜1,000円
観葉植物用培養土
水はけのよい観葉用の土。
-
○500〜3,000円
鉢・鉢カバー (任意)
植え替えや飾りつけに。
-
○400〜1,000円
観葉植物用肥料 (任意)
生育期の施肥に。控えめに。
Pests & Diseases
かかりやすい病害虫
アブラムシ
まれ症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。
予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。
対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。
ハダニ
時々症状: 葉に白いかすり状の斑点、ひどいと葉が枯れる。
予防: 葉裏への葉水で乾燥を防ぐ。
対処: 葉裏への葉水を継続し、専用の殺ダニ剤を使用する。
Common mistakes
失敗あるある TOP3
⚠ 冬の過湿・寒さで根腐れ・落葉
冬に葉が黄ばみ、株元が傷みます。
原因: 冬の水のやりすぎ、8度以下の低温。
対策: 冬は乾かし気味にし、10度以上の暖かい室内に置きます。冷気を避けます。
⚠ 明るさ不足で発色が悪い
ピンク・赤の葉色がぼんやりし緑がかります。
原因: 鮮やかな品種を暗い場所に置いた。
対策: レースカーテン越しの明るい場所に移します(直射は避ける)。
⚠ 強い直射で葉焼け
葉が茶色く傷みます。
原因: 直射日光に当たった。
対策: 直射を避け、レースカーテン越しの明るい日陰に置きます。
FAQ
よくある質問
はい、アグラオネマは耐陰性が高く、明るい日陰でも葉色を保って育ち、生育がゆるやかで樹形も乱れにくいので、育てやすい観葉植物です。寒さにやや弱い点と、水のやりすぎに注意すれば、初心者でも長く美しい葉色を楽しめます。美しい葉色と育てやすさをあわせもつ、人気の高まっている一鉢です。
耐陰性が高いので明るい日陰で育ちます。とくに銀緑系はやや暗めの場所にも強いです。ただし、ピンクや赤の鮮やかな品種は、明るさが不足すると色がぼんやりするので、レースカーテン越しの明るい場所に置くと発色が美しくなります。強い直射は葉焼けの原因になるので避け、冬は10度以上の暖かい室内へ。
ピンクや赤の品種で、明るさが不足すると、鮮やかな色が出にくく、緑がかってくることがあります。レースカーテン越しの明るい場所に移すと、新しい葉の発色がよくなります。ただし強い直射は葉焼けするので避けます。銀緑系は耐陰性が高く、暗めでも葉色を保ちます。
アグラオネマはサトイモ科で、樹液にシュウ酸カルシウムを含み、肌が触れるとかぶれたり、口に入れると刺激があったりします。植え替えや葉を切るときに気になる場合は手袋をし、小さなお子さんやペットが葉を口に入れない場所に置くと安心です。通常に飾って眺める分には問題ありません。
アグラオネマは、植え替えのときに、株が大きく育って混み合っていたら「株分け」でふやせます。根を傷つけないように手で株を分け、それぞれを別の鉢に植えます。適期は生育期の5〜7月。茎を切って挿す挿し木でふやせる品種もあります。株分け後は直射を避け、明るい日陰で養生させます。
アグラオネマは寒さにやや弱いので、冬は最低でも8度以上、できれば10度以上を保てる暖かい室内で管理します。5度を下回ると葉が傷むので、冷え込む窓際や冷暖房の風が当たる場所は避けます。冬は水やりを乾かし気味に控えめにし(過湿+低温で根腐れ)、暖房の乾燥には葉水で対応します。
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