マーガレット
Argyranthemum frutescens Marguerite
マーガレットは、白い花びらに黄色い中心の清楚な花が愛らしい、キク科の多年草(木立性)です。「恋占い」の花としても知られ、花びらを一枚ずつ「好...
かんたんに言うと
マーガレットは日当たりの良い場所で花がらを摘みながら育てる多年草で、夏は涼しく、冬は霜よけして越せば長く楽しめます。
Profile
基本情報
マーガレットは、白い花びらに黄色い中心の清楚な花が愛らしい、キク科の多年草(木立性)です。「恋占い」の花としても知られ、花びらを一枚ずつ「好き・嫌い」と数えるロマンチックな遊びでもおなじみ。白のほか、ピンクや黄色、八重咲きなど品種も豊富で、春の花壇や鉢、寄せ植え、切り花として人気があります。
原産はカナリア諸島で、和名を「木春菊(もくしゅんぎく)」というとおり、年を重ねると茎が木のようにしっかりして大株に育ちます。冬から春にかけてが花の最盛期で、こんもりと株を覆うように咲く姿は見事です。育て方のポイントは、第一に日当たりと風通しの良い場所で育てること。
第二に、咲き終わった花(花がら)をこまめに摘んで次々と咲かせること。第三に、日本の高温多湿な夏が苦手なので、梅雨前に切り戻して風通しを良くし、夏は涼しい半日陰で蒸れを防いで夏越しさせること。第四に、寒さにもやや弱く霜に当たると傷むので、冬は霜よけや軒下管理をすること。
挿し木で簡単に増やせるので、気に入った株を更新しながら長く楽しめます。摘心して枝数を増やすと、花数の多いボリュームある株に仕立てられる、春を代表する人気の花で、清楚な花姿は寄せ植えの主役にもなります。
💡豆知識
マーガレットの名は、ギリシャ語で「真珠」を意味する「margarites(マルガリテス)」に由来し、白く清らかな花を真珠に見立てたものといわれます。花びらを一枚ずつ「好き・嫌い…」とちぎって占う「恋占い」の花として、世界的に親しまれてきました。
原産はアフリカ大陸沖のカナリア諸島で、和名は「木春菊(もくしゅんぎく)」。これは、春に菊に似た花を咲かせ、年を経ると茎が木質化して低木のようになる性質を表しています。よく似た花にフランスギク(マーガレットの近縁)やノースポール、シャスタデージーなどがあり、まとめて「マーガレット」と呼ばれることもありますが、本来は別種です。
Calendar
育成カレンダー
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 3月は植え付け | 4月は植え付け | ||||||||||
| 開花 | 3月は開花 | 4月は開花 | 5月は開花 | |||||||||
| 剪定 | 6月は剪定 | |||||||||||
| 病害虫注意 | 5月は病害虫注意 |
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 3月は植え付け | 4月は植え付け | ||||||||||
| 開花 | 4月は開花 | 5月は開花 | ||||||||||
| 剪定 | 6月は剪定 | |||||||||||
| 病害虫注意 | 5月は病害虫注意 |
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 3月は植え付け | 4月は植え付け | ||||||||||
| 開花 | 3月は開花 | 4月は開花 | 5月は開花 | |||||||||
| 剪定 | 6月は剪定 | |||||||||||
| 病害虫注意 | 5月は病害虫注意 |
数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。
At a glance
ひと目でわかる特徴
Specs
形態と環境条件
形態
- 草丈
- 30〜100cm
- 株張り
- 30〜60cm
- 花のサイズ
- 直径3〜6cm
環境条件
- 日照
- 日なた
- 耐寒温度
- 0℃
- 耐暑温度
- 30℃
- 土壌pH
- 6.0〜6.5
- 水やり
- 土の表面が乾いたら株元に。過湿を避ける。
- 肥料
- 緩効性化成肥料・液体肥料
How to grow
育て方ステップ
-
1
苗の植え付け
約1日マーガレットは苗からの植え付けが手軽で、春(3〜5月)か秋が適期です。苗が多く出回る早春に植えると、その春からたっぷり花を楽しめます。日当たりと風通し、水はけの良い場所を選びます。過湿を嫌うので、水はけの悪い場所では一段高くして植えると安心です。
木立性で年々大きく育つので、地植えは余裕をもった間隔をとり、鉢植えはやや大きめの鉢に植えます。深植えにせず浅めに植え、植え付け後はたっぷり水を与えます。寒さにやや弱いので、早春に植える場合は遅霜に注意し、霜の予報時は不織布で覆うなどして守ります。
💡苗が出回る早春に植えるとその春から開花。日当たりと水はけを確保します。
-
2
水やり・摘心
約30日水やりは、土の表面が乾いたら株元にたっぷりと与えます。過湿は根腐れや蒸れの原因になるので、受け皿の水は溜めず、葉や花に水をかけないよう株元に与えます。花数を増やしてこんもり仕立てるには「摘心」が効果的です。植え付け後、若い苗のうちに茎の先端を摘むと、わき芽が伸びて枝数が増え、花のつく場所が増えます。
数回繰り返すと、株全体が花で覆われるようなボリュームになります。摘心は、花のシーズンが始まる前(おもに植え付け直後〜初期)に行います。背が高く育つ品種は、花の重みで広がりやすいので、必要に応じて支柱やリングで支えると草姿が整います。
💡若いうちに摘心して枝数を増やすと、花数の多いこんもりした株になります。
-
3
花がら摘み・施肥
約120日長く咲かせ続けるために欠かせないのが「花がら摘み」です。咲き終わってしおれた花を、花茎の付け根まで切り取ると、養分が次のつぼみに回り、新しい花が次々と上がってきます。花がらを放置すると花数が減り、灰色かび病の原因にもなります。こまめに花がらを摘むことで、株がすっきり保たれ、春の間ずっと花が咲き続けます。
肥料は、よく咲く春と秋の開花期に、緩効性肥料や薄めた液体肥料を定期的に施します。花つきが落ちたら肥料切れのサインです。ただし、生育が緩む真夏と真冬は施肥を控えます。リン酸分を含む草花用の肥料を使うと花つきが良くなります。
💡花がらは花茎ごとこまめに摘む。開花期は定期的に追肥して花を保ちます。
-
4
夏越しの切り戻し
約1日マーガレットは寒さよりも、日本の高温多湿な夏が苦手です。梅雨から真夏にかけて、株が蒸れて下葉が枯れたり、株元から傷んだりしやすくなります。これを防ぐため、春の花がひと段落する梅雨入り前に、株全体を半分ほどの高さに切り戻します。風通しが良くなって蒸れを防げ、株もコンパクトに保てます。
夏の間は、半日陰の涼しい風通しの良い場所に移し、水やりを控えめにして蒸れを避けると、夏越しの成功率が上がります。涼しくなる秋には再び芽吹いて花を咲かせます。木立性で何年も育てられますが、夏越しがうまくいくかどうかが、長く楽しむ最大のポイントです。
💡梅雨前の切り戻しと夏の涼しい管理が、夏越しを成功させる鍵です。
-
5
冬越し・挿し木
約1日マーガレットは寒さにもやや弱く、霜に当たると傷み、0℃を下回ると枯れることがあります。冬は、鉢植えは室内の明るい窓辺や軒下に取り込み、地植えは株元をマルチングし、霜よけ(不織布など)をして守ります。暖地では戸外で冬を越せることもあります。マーガレットは挿し木で簡単に増やせるのも魅力。
春か秋に、花のついていない若い枝を10cmほど切り、下葉を取って水はけの良い土に挿すと、数週間で発根します。数年育てて株元が木質化し、姿が乱れて花つきが落ちてきたら、挿し木で新しい株に更新すると、再び若々しく花を楽しめます。
💡冬は霜よけ・室内取り込みを。挿し木で簡単に増やせ、株の更新もできます。
Checklist
育てる前のチェックリスト
-
✓250〜700円
マーガレットの苗
花色・咲き方を選ぶ。
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✓400〜800円
草花用培養土(14L)
水はけの良いもの。
-
○500〜1,800円
鉢・プランター(やや大きめ) (任意)
大株に育つため。
-
○400〜900円
草花用液体肥料 (任意)
開花期の追肥に。
Pests & Diseases
かかりやすい病害虫
アブラムシ
よく発生症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。
予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。
対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。
ハダニ
時々症状: 葉に白いかすり状の斑点、ひどいと葉が枯れる。
予防: 葉裏への葉水で乾燥を防ぐ。
対処: 葉裏への葉水を継続し、専用の殺ダニ剤を使用する。
灰色かび病
時々症状: 花弁や果実が褐変し灰色のカビに覆われる。
予防: 枯れ花をこまめに除去、密植を避ける。
対処: 罹病部を処分し殺菌剤を散布。
Flower meaning
花言葉
-
「心に秘めた愛・恋占い」
白
花びらで「好き・嫌い」を占う恋占いの花であることに由来します。
-
「真実の愛」
ピンク
やさしいピンクの花色から、まっすぐな愛を象徴するとされます。
-
「信頼・誠実」
清楚で素朴な花姿から、信頼や誠実さを表すとされます。
Common mistakes
失敗あるある TOP3
⚠ 高温多湿の夏に弱る
夏に下葉が枯れ込み株が傷みます。
原因: 日本の高温多湿、株元の蒸れ。
対策: 梅雨前に切り戻し、夏は涼しい半日陰で風通し良く管理します。
⚠ 冬の寒さで傷む
霜や低温で葉が傷み枯れます。
原因: 耐寒性がやや低い(霜・0℃以下に弱い)。
対策: 冬は室内・軒下に取り込み、地植えはマルチと霜よけをします。
⚠ 灰色かび病・アブラムシ
花や葉に灰色のカビ、新芽に虫がつきます。
原因: 花がらの放置、多湿、風通しの悪さ。
対策: 花がらを除去し風通しを良くし、害虫は早めに対処します。
FAQ
よくある質問
高温多湿が苦手で、夏に蒸れて弱りやすいです。梅雨前に半分ほどに切り戻して風通しを良くし、夏は涼しい半日陰で水を控えめに管理すると夏越ししやすくなります。
必要です。咲き終わった花を花茎ごとこまめに摘むと、養分が次の花に回って次々と咲き、灰色かび病の予防にもなります。
寒さにやや弱く霜で傷むので、冬は鉢を室内や軒下に取り込み、地植えはマルチングと霜よけをします。暖地では戸外で越冬できることもあります。
挿し木で簡単に増やせます。春か秋に花のついていない若い枝を10cmほど切り、下葉を取って水はけの良い土に挿すと数週間で発根します。
若い苗のうちに摘心して枝数を増やすことです。数回繰り返すと、株全体が花で覆われるようなボリュームのある株に仕立てられます。
ノースポールやフランスギク、シャスタデージーなど似た花が多く、まとめて呼ばれることもありますが本来は別種です。木立性で年々大株になるのがマーガレットの特徴です。
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