ナガイモ
Dioscorea polystachya Chinese Yam / Nagaimo
ナガイモ(長芋)は、すりおろすと、独特の、ねばりが出る、とろろや、シャキシャキとした、短冊(たんざく)切りで、楽しめる、人気の、いも野菜です...
かんたんに言うと
ナガイモ(長芋)は、すりおろしてとろろ、生で短冊と楽しめる人気のいも野菜。ヤマノイモの仲間で地中に伸びるいもを食べます。つる性の多年草で支柱に這わせて育て、秋〜冬に収穫。種いもやむかごから育てられます。生でも加熱でもおいしく、消化を助ける酵素も含む滋養野菜です。
Profile
基本情報
ナガイモ(長芋)は、すりおろすと、独特の、ねばりが出る、とろろや、シャキシャキとした、短冊(たんざく)切りで、楽しめる、人気の、いも野菜です。「ヤマノイモ」の、仲間で、地中に、長く、伸びる、いも(担根体=たんこんたい)を、食べます。すりおろした「とろろ」は、ごはんに、かける「とろろごはん(麦とろ)」や、そば、お好み焼きの、つなぎ、和え物などに、また、生のまま、短冊や、千切りに、すると、シャキシャキとした、食感が、楽しめ、加熱すると、ほくほくに、なる、という、生でも、加熱でも、おいしい、便利な野菜です。
ナガイモは、ヤマノイモ科の、つる性の、多年草で、東アジア原産。つるを、長く、伸ばして、よじ登り、ハート形の、葉を、茂らせ、葉の、付け根に「むかご(零余子)」という、小さな、いもを、つけるのも、特徴です。ナガイモの、仲間には、円柱状に、まっすぐ、長く伸びる「ナガイモ」、扁平な、いちょう形の「イチョウイモ(大和芋)」、こぶし状の「ツクネイモ(大和芋・伊勢芋)」、そして、日本原産の、自然薯(じねんじょ)などが、あり、ねばりの、強さや、形が、異なります。
一般に、ナガイモは、水分が、多く、ねばりは、控えめで、さっぱり、ヤマトイモ系は、ねばりが、強い、傾向です。家庭では、種いもや、むかごを、植えて、つるを、支柱に、這わせて、育て、秋〜冬に、いもを、収穫します。栄養豊富で、消化を、助ける、酵素も、含む、滋養(じよう)に、よい、いも。栽培は、丈夫で、家庭菜園でも、楽しめる、人気の、いも野菜です。
💡豆知識
ナガイモは「ヤマノイモ(山の芋)」の、仲間で、地中に、伸びる、部分は、植物学的には、根でも、茎でも、ない「担根体(たんこんたい)」という、ヤマノイモ科、特有の、器官です。ナガイモの、仲間には、さまざまな、形が、あり、円柱状に、まっすぐ、長く伸びる「ナガイモ」、扁平な、手のひら・いちょう形の「イチョウイモ(関東では、大和芋とも)」、こぶし状に、丸い「ツクネイモ(関西の、大和芋、三重の、伊勢芋など)」、そして、日本の、山に、自生する、日本原産の「自然薯(じねんじょ)」が、あります。
ねばりは、ナガイモが、いちばん、弱く(水分が多い)、ツクネイモや、自然薯は、たいへん、強く、すりおろすと、箸で、持ち上がるほど。用途や、好みで、使い分けられます。ナガイモの、つるの、葉の、付け根には「むかご(零余子=むかご)」という、小さな、空中の、いもが、できます。
これは、ナガイモの、わき芽が、いもの、ように、なった、もので、炒めたり、ゆでたり、むかごごはんに、したりして、食べると、ほくほくして、おいしい、秋の、味覚。また、この、むかごを、植えると、ナガイモが、育つので、種いもの、代わりに、使えます。
ナガイモは、生で、食べられる、数少ない、いもの、ひとつ。これは、ナガイモに、でんぷんを、分解する、消化酵素(アミラーゼなど)が、含まれ、生でも、消化が、よいため、と、いわれます。すりおろした、とろろの、ねばりは、滋養強壮に、よいと、され、「山うなぎ」「山のうなぎ」などと、呼ばれることも。栄養豊富で、夏バテ防止にも、よい、と、される、滋養の、いも野菜です。
Calendar
育成カレンダー
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え付け | 4月は植え付け | |||||||||||
| 収穫 | 10月は収穫 | 11月は収穫 | ||||||||||
| 追肥 | 6月は追肥 |
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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| 植え付け | 4月は植え付け | |||||||||||
| 収穫 | 10月は収穫 | 11月は収穫 | ||||||||||
| 追肥 | 6月は追肥 |
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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| 植え付け | 4月は植え付け | |||||||||||
| 収穫 | 10月は収穫 | 11月は収穫 | ||||||||||
| 追肥 | 6月は追肥 |
数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。
At a glance
ひと目でわかる特徴
Specs
形態と環境条件
形態
- 草丈
- 150〜300cm
- 株張り
- 30〜50cm
- 花のサイズ
- 白い小花(夏。いも・むかごの収穫が目的)
- 実のサイズ
- 地中に伸びるいも(担根体)
環境条件
- 日照
- 日なた
- 耐寒温度
- -10℃
- 耐暑温度
- 38℃
- 土壌pH
- 5.5〜6.5
- 水やり
- 生育期は乾いたらたっぷり。乾燥させすぎない。
- 肥料
- 化成肥料・有機質肥料(元肥+追肥)
How to grow
育て方ステップ
-
1
種いも・むかごの植え付けと土づくり
約21日ナガイモは、種いも(植え付け用に、切り分けた、いもや、専用の、種いも)や、むかご(つるに、できる、小さな、いも)を、植えて、育てます。植え付けの適期は、暖かくなる、春(4〜5月)。ナガイモ栽培で、いちばん、大切なのが「土づくり」です。ナガイモは、いもが、地中に、まっすぐ、長く(1m近く)、深く、伸びるので、土を、深く(できれば、50〜80cm以上)、よく耕し、石や、かたい、層を、取り除いて、ふかふかの、深い土を、つくることが、まっすぐな、きれいな、いもを、育てる、ポイントです。
土が、かたかったり、石が、あったりすると、いもが、曲がったり、また割れ(分岐)したり、します。深く、耕すのが、難しい場合は、塩ビ管や、雨どい、波板を、斜めに、埋めて、その中に、いもを、誘導して、まっすぐ、育てる、方法も、あります。植え付け前に、深く、耕した、土に、堆肥と、元肥を、すき込んで、おきます。
種いもは、芽の、出る部分を、上にして、深さ5〜10cmほどに、植えます。むかごから、育てる場合は、秋に、収穫した、むかごを、春に、植えると、1年目は、小さな、いもが、でき、それを、翌春、種いもとして、植え直すと、立派な、いもに、育ちます。ナガイモは、深い、土づくりが、成功の、9割。プランターや、栽培袋で、育てる場合は、深さの、ある容器を、選びます。
💡春に種いもやむかごを植える。最重要は深い土づくり(50〜80cm以上耕す)→まっすぐないもに(かたい土・石は曲がり・また割れの原因)。塩ビ管等で誘導する方法も。
-
2
つるの誘引と水やり・追肥
約90日ナガイモは、つる性の、植物で、芽が、出ると、つるを、ぐんぐん、長く(2〜3m)伸ばして、よじ登っていきます。そのため、つるを、はわせる、支柱や、ネットを、立てて、誘引します。合掌(がっしょう)式の、支柱や、ネット、フェンスなどに、つるを、絡ませて、上に、伸ばすと、葉が、よく、日に当たり、光合成が、進んで、地中の、いもが、よく太ります。
つるを、地面に、はわせたままに、すると、葉が、茂りすぎたり、いもの、太りが、悪く、なったり、するので、支柱に、誘引するのが、ポイントです。水やりは、生育期は、土の表面が乾いたら、たっぷりと、与えます。とくに、いもが、太る、夏から秋に、極端に、乾燥すると、いもの、太りが、悪く、なるので、水切れに、注意します。
一方、過湿は、いもや、根を、傷めるので、水はけは、確保します。肥料は、ナガイモは、大きな、いもを、つくるので、肥料を、よく必要とします。植え付け時の、元肥に加えて、つるが、伸びる、生育期に、追肥を、して、いもを、太らせます。ただし、窒素分が、多すぎると、つると、葉ばかり、茂って、いもの、太りが、悪く、なるので、バランスの、よい肥料にします。
夏のあいだに、つると、葉を、しっかり、茂らせて、光合成で、養分を、つくり、地中の、いもに、ためさせるのが、立派な、ナガイモを、育てる、コツです。
💡つるが2〜3m伸びるので支柱・ネットに誘引(地這いはいもの太りが悪い)。いも太り期(夏〜秋)の水切れ注意。生育期に追肥(窒素過多はつるぼけ)。
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3
むかごを収穫する
約30日ナガイモを、育てる、楽しみの、ひとつが、地中の、いもの、ほかに、つるに、できる「むかご(零余子)」の、収穫です。むかごは、ナガイモの、葉の、付け根(わき芽)が、小さな、いもの、ように、なった、もので、直径1cm前後の、丸い、または、いびつな、形を、しています。
秋(9〜11月ごろ)に、なると、つるに、たくさんの、むかごが、つき、熟すと、ぽろぽろと、自然に、落ちることも、あります。むかごは、つるから、手で、摘み取るか、熟して、落ちた、ものを、拾い集めて、収穫します。とれたての、むかごは、炒め物(むかごの、塩炒め)、ゆでて、塩を、ふる、むかごごはん(炊き込みごはん)などに、すると、ほくほくとして、ナガイモとは、また違った、独特の、味わいが、楽しめる、秋の、味覚です。
むかごは、地中の、いもの、収穫前に、楽しめる、ボーナスのような、存在。また、収穫した、むかごの、いくつかを、種として、とっておけば、翌春、植えて、ナガイモを、育てる、種いもの、代わりに、使えます(むかごから、育てると、1〜2年で、立派な、いもに、なります)。
むかごを、収穫しても、地中の、いもの、収穫には、影響しないので、秋には、むかごと、いもの、両方を、楽しめます。つるに、たくさんの、むかごが、つく様子も、おもしろく、家庭菜園、ならではの、楽しみです。
💡秋につるの葉の付け根にできる「むかご」を摘み取る(落ちたものも拾う)。むかごごはんや塩炒めでほくほく。種いも代わりに翌春植えてもよい。
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4
いもを収穫する
約30日ナガイモの、いもの、収穫の適期は、秋から冬(10〜12月ごろ、地域や、品種により、ます)。地上部の、つるや、葉が、黄色く、枯れてきた、ころが、地中の、いもが、十分に、太って、充実した、サインです。葉が、枯れてきたら、収穫します。収穫は、ナガイモ栽培の、最大の、難所。
ナガイモの、いもは、地中に、まっすぐ、深く(1m近く)伸びているので、いもを、折らずに、傷つけずに、掘り上げるのが、たいへんで、深く、掘る、必要が、あります。いもの、まわりの、土を、深く、掘り進めて、いもの、全体を、出してから、そっと、引き抜くように、収穫します。
途中で、折れると、折れた、いもは、傷みやすいので、ていねいに、掘ります。塩ビ管や、波板で、誘導して、育てた、場合は、管を、引き抜くだけで、簡単に、収穫できるので、深掘りが、難しい場合に、おすすめの、方法です。収穫した、ナガイモは、すりおろして、とろろ(とろろごはん、麦とろ、そば)、生のまま、短冊・千切り(シャキシャキ)、加熱して、煮物、焼き物、お好み焼きの、つなぎなど、生でも、加熱でも、さまざまに、楽しめます。
ナガイモは、皮を、むくとき、または、すりおろすときに、手が、かゆく、なることが、あります(シュウ酸カルシウムの、針状結晶による)。気になる場合は、手を、酢水で、ぬらす、酢を、つける、などすると、和らぎます。とれたての、ナガイモの、新鮮な、とろろは、格別。掘り上げの、苦労も、報われる、滋養の、いもです。
💡秋〜冬、つる・葉が枯れたら収穫。いもが深く伸びるので折らずに深掘りするのが難所(塩ビ管・波板誘導なら簡単)。すりおろしの手のかゆみは酢水で和らぐ。
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5
保存・食べ方と連作
約30日ナガイモは、収穫後の、保存性も、よく、長く、楽しめる、いもです。収穫した、ナガイモは、土を、つけたまま、新聞紙に、包んで、冷暗所(涼しく、暗い場所)で、保存すると、長もちします。土の中に、埋めて、保存する、昔ながらの、方法も、あります。使いかけの、ナガイモは、切り口を、ラップで、覆って、冷蔵庫で、保存し、早めに、使います。
ナガイモの、食べ方は、たいへん、幅広く、生でも、加熱でも、おいしいのが、魅力。すりおろした「とろろ」は、ごはんに、かける、麦とろ、そば、うどんに、添える、お好み焼きや、つくねの、つなぎ、和え物などに。生のまま、短冊切りや、千切りに、すると、シャキシャキとした、食感が、楽しめ、わさび醤油や、梅、のりと、和えても、おいしい。
加熱すると、ほくほくに、なり、煮物、焼き物、揚げ物、グラタンなどにも、使えます。ナガイモは、消化を、助ける、酵素や、栄養を、豊富に、含み、滋養強壮に、よい、と、される、健康的な、いも。最後に、栽培を、続ける、ポイント。ナガイモは、同じ、場所で、続けて、育てる「連作」を、嫌うので、毎年、同じ場所で、育てると、生育が、悪く、なったり、病気が、出やすく、なったり、します。
1〜2年は、ヤマノイモ類を、育てていない場所で、育てるか、土を、入れ替えると、よいです。収穫した、むかごや、いもの、一部を、種として、とっておけば、翌春、また、植えて、栽培を、続けられます。栽培は、土づくりと、収穫が、やや、大変ですが、自家製の、新鮮な、とろろを、楽しめる、滋養の、いも野菜です。
💡土つきのまま新聞紙に包み冷暗所で長期保存可。とろろ・短冊・加熱と生でも加熱でも美味。連作を嫌うので場所を変える。むかご・いもの一部を種に残せる。
Checklist
育てる前のチェックリスト
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✓400〜1,000円
ナガイモの種いも・むかご
春に出回る。むかごから育てることもできる。
-
✓600〜2,000円
堆肥・元肥(深い土づくり)
深く耕してすき込む。まっすぐないもの要。
-
○500〜2,000円
支柱・ネット (任意)
長く伸びるつるを這わせる。
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○500〜2,000円
塩ビ管・波板 (任意)
いもをまっすぐ誘導し収穫を楽にする。
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○400〜1,000円
追肥用肥料 (任意)
生育期にいもを太らせる。
Pests & Diseases
かかりやすい病害虫
アブラムシ
時々症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。
予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。
対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。
ヨトウムシ
時々症状: 葉に大きな食害痕、株元の地中に潜む。
予防: 防虫ネットで産卵を防ぐ。
対処: 夜間または株元を掘って捕殺、薬剤を使用。
Nutrition
栄養と食べ方
- エネルギー
- 65kcal
- ビタミンC
- 6mg
- ビタミンA
- 微量
- ビタミンK
- 少量
- 葉酸
- 8μg
- 鉄
- 0.4mg
- カルシウム
- 17mg
- カリウム
- 430mg
- 食物繊維
- 1.0g
旬・味: 秋〜冬が旬。すりおろすとねばり、生で短冊はシャキシャキ、加熱でほくほく。でんぷん分解酵素やカリウムを含み、滋養強壮によいとされる。
保存: 土つきのまま新聞紙に包み冷暗所で長期保存。使いかけは切り口をラップして冷蔵し早めに使う。すりおろして冷凍も可。
Common mistakes
失敗あるある TOP3
⚠ いもが曲がる・また割れする
いもが曲がったり、複数に分岐したりします。
原因: 土がかたい、石や未熟な堆肥がある、耕しが浅い。
対策: 深く耕して石を除き、塩ビ管や波板でいもを誘導してまっすぐ育てます。
⚠ つるぼけでいもが太らない
つると葉ばかり茂り、いもが太りません。
原因: 窒素肥料の与えすぎ、つるの地這い、日照不足。
対策: 窒素を控えバランスのよい肥料にし、支柱に誘引して日に当てます。
⚠ 収穫でいもを折る
深いいもを掘る際に折れて傷みます。
原因: 深く伸びたいもの掘り上げの難しさ。
対策: まわりを深く掘ってから引き抜く、または塩ビ管・波板で誘導して収穫を楽にします。
FAQ
よくある質問
ナガイモは種いもやむかごから育てられ、つるを支柱に這わせて秋にいもを収穫できますが、いもが地中に深く伸びるため、深く耕した土づくりと、収穫の深掘りがやや大変で、栽培期間も長めです。塩ビ管や波板でいもを誘導すれば収穫が楽になります。気長に取り組める方なら、自家製のとろろを楽しめます。
土を深く(50〜80cm以上)よく耕し、石やかたい層を取り除いてふかふかの深い土をつくることがいちばんのポイントです。土がかたかったり石があったりすると、いもが曲がったり、また割れ(分岐)したりします。深く耕すのが難しい場合は、塩ビ管や雨どい、波板を斜めに埋めて、その中にいもを誘導するときれいにまっすぐ育ち、収穫も楽になります。
むかご(零余子)は、ナガイモのつるの葉の付け根にできる、直径1cm前後の小さな空中のいもです。わき芽がいものようになったもので、秋にたくさんつきます。むかごごはんや塩炒めにすると、ほくほくしておいしい秋の味覚。種いもの代わりに翌春植えてナガイモを育てることもできます。地中のいもとは別に楽しめるボーナスです。
秋〜冬(10〜12月ごろ)、地上部のつるや葉が黄色く枯れてきたら、いもが太ったサインで収穫適期です。いもが地中に深く伸びているので、折らずに傷つけずに掘り上げるのが難所で、まわりの土を深く掘ってから引き抜きます。塩ビ管や波板で誘導して育てた場合は、管を引き抜くだけで簡単に収穫できます。
はい、ナガイモは消化酵素を含み生で食べられる数少ないいもで、すりおろしてとろろ、短冊・千切りでシャキシャキ、加熱してほくほくと、生でも加熱でも楽しめます。皮むきやすりおろしで手がかゆくなるのは、シュウ酸カルシウムの針状結晶のため。手を酢水でぬらしたり酢をつけたりすると和らぎます。
ナガイモは同じ場所で続けて育てる「連作」を嫌うので、毎年同じ場所だと生育が悪くなったり病気が出やすくなったりします。1〜2年はヤマノイモ類を育てていない場所で育てるか、土を入れ替えるとよいです。収穫したむかごやいもの一部を種として残しておけば、翌春また植えて栽培を続けられます。
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