コチレドン
Cotyledon Cotyledon / Bear's Paw
コチレドンは、ぷっくりと、肉厚で、うぶ毛(産毛)に、おおわれた、ふわふわ、もこもことした葉が、なんとも、愛らしい多肉植物です。なかでも、絶大...
かんたんに言うと
コチレドンは、うぶ毛におおわれたもこもこの葉がかわいい多肉植物。代表種「熊童子」は、葉先に赤い爪のような突起が並び、熊の手のような姿で大人気です。乾燥に強く日光を好み、よく日に当てると爪が赤く色づきます。過湿と夏の蒸れに弱いので、水はけよく乾かし気味に育てます。
Profile
基本情報
コチレドンは、ぷっくりと、肉厚で、うぶ毛(産毛)に、おおわれた、ふわふわ、もこもことした葉が、なんとも、愛らしい多肉植物です。なかでも、絶大な人気を誇るのが「熊童子(くまどうじ)」。その名のとおり、ぷっくりとした、緑の葉の先に、爪(つめ)のような、赤い、ギザギザの突起が、いくつも並び、まるで、小さな、熊の手(前足)のように見える、たいへん、かわいらしい品種で、多肉植物のなかでも、特に、人気があります。
葉全体が、白い、短いうぶ毛に、おおわれ、さわると、ビロードのような、やわらかい手ざわりなのも、魅力です。コチレドンは、ベンケイソウ科の、多肉植物で、エケベリアや、セダム、クラッスラ(金のなる木)などの、仲間。南アフリカなどの、乾燥地が原産で、種類によって、葉の形が、さまざま。
熊童子のような、爪のある、ぷっくり葉のほか、白い粉を、まとった、丸い葉の「福娘(ふくむすめ)」、銀白色の、へら形の葉など、かわいらしい品種が、多くあります。コチレドンは、乾燥に強く、丈夫で、日光を、好み、よく日に当てると、葉が、締まって、熊童子の、爪が、より赤く、色づきます。
条件が合うと、株の間から、花茎を伸ばし、オレンジや、赤の、釣り鐘形の、かわいい花を咲かせます。過湿と、夏の蒸れには、やや弱いので、水はけよく、乾かし気味に、風通しよく、管理します。もこもこ、ふわふわの葉が、とにかく、かわいい、人気の多肉植物です。
💡豆知識
コチレドンの、いちばんの人気者「熊童子(くまどうじ)」は、ぷっくりとした葉の先に並ぶ、赤い、爪のような突起が、本物の、小さな熊の手に、そっくりなことから、その名がつき、英名でも「ベアーズ・パウ(bear's paw=熊の前足)」と呼ばれます。
手のひらに、のせたくなるような、ぷにぷに、もこもこの、かわいさで、多肉植物のなかでも、不動の人気を、誇ります。熊童子には、葉に、白や、黄色の、ふ(斑)が入る「熊童子錦(くまどうじにしき)」という、斑入り品種も、あり、こちらは、より、希少で、人気があります。
コチレドンの葉が、ふわふわの、うぶ毛に、おおわれているのは、強い日差しや、乾燥から、葉を守ったり、わずかな、空気中の水分を、とらえたりする、乾燥地で、生き抜くための、工夫だと、いわれます。属名「Cotyledon(コチレドン)」は、ギリシャ語で「おわん・くぼみ」を意味する言葉に、由来し、一部の種類の、葉の形に、ちなむとされます。
じつは、植物の、種が、発芽したときに、最初に出る葉「子葉(しよう)」のことを、英語で「cotyledon(コチレドン)」と、いいますが、これも、同じ語源です。コチレドンの仲間には、熊童子のほか、白い粉を、まとった、まるい葉が、かわいい「福娘(ふくむすめ)」、その交配種など、ふっくらとした、愛らしい品種が、多く、寄せ植えでも、人気。
ただし、コチレドンの一部には、有毒成分を、含むものもあるので、ペットなどが、口にしないよう、注意します。もこもこ、ふわふわの、愛らしさで、多肉ファンの、心を、つかむ、人気者です。
Calendar
育成カレンダー
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え替え | 4月は植え替え | |||||||||||
| 追肥 | 5月は追肥 | 10月は追肥 | ||||||||||
| 病害虫注意 | 7月は病害虫注意 |
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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| 植え替え | 4月は植え替え | |||||||||||
| 追肥 | 5月は追肥 | 10月は追肥 | ||||||||||
| 病害虫注意 | 7月は病害虫注意 |
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え替え | 4月は植え替え | |||||||||||
| 追肥 | 5月は追肥 | 10月は追肥 | ||||||||||
| 病害虫注意 | 7月は病害虫注意 |
数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。
At a glance
ひと目でわかる特徴
Specs
形態と環境条件
形態
- 草丈
- 10〜60cm
- 株張り
- 10〜40cm
環境条件
- 日照
- 日なた
- 耐寒温度
- 3℃
- 耐暑温度
- 35℃
- 土壌pH
- 6.0〜7.0
- 水やり
- 土が完全に乾いて数日後に。葉や中心を濡らさず株元へ。夏冬は控えめ。
- 肥料
- 多肉植物用肥料・緩効性化成肥料
How to grow
育て方ステップ
-
1
置き場所を決める(日光を好む)
約7日コチレドンは、日光を、好む多肉植物です。よく日に当てると、葉が、ぷっくりと、肉厚に、締まって育ち、とくに、熊童子は、葉先の、爪のような突起が、より、赤く、鮮やかに、色づきます。日照が、不足すると、葉が、間のびして、ひょろひょろと、伸び、爪の、赤みも、薄れて、緑がかった、だらしない姿に、なってしまいます。
コチレドンの、もこもこした、かわいらしさと、熊童子の、赤い爪を、引き出すには、よく日に当てることが、いちばん、大切。室内なら、一日を通して、よく日が当たる、明るい南向きの窓辺が、理想的。屋外の、ベランダや、軒下でも、日当たりのよい場所が、向きます。
ただし、コチレドンは、真夏の、強すぎる直射と、高温多湿は、やや苦手で、葉焼けや、蒸れの原因になるので、真夏は、風通しのよい、明るい場所で、管理します。寒さには、やや弱いので、霜や、強い寒さに当たると、葉が、傷みます。気温が下がる秋には、明るい室内に取り込み、冬は、3度以上(できれば5度以上)を保てる、明るい窓辺で管理します。とにかく、日光を、好むので、よく日に当てて、もこもこ、ぷっくりの、かわいい姿に、育てます。
💡よく日に当てると締まって熊童子の爪が赤く色づく、日照不足は徒長して色あせ。真夏は蒸れ・葉焼け注意、冬は3度以上の室内へ。
-
2
水やり(葉を濡らさず株元へ)
約30日コチレドンは、肉厚の葉に、水をためる、多肉植物なので、水やりは、控えめでよく、乾燥に、強いです。枯らす、数少ない原因が、水のやりすぎによる「根腐れ」なので、乾かし気味に、管理するのが、基本です。水やりは「土が、完全に乾いて、さらに、数日たってから、鉢底から流れ出るまで、たっぷり与える」のが、基本のリズム。
受け皿の水は、必ず捨てます。コチレドンの、水やりで、とくに、気をつけたいのが、葉が、うぶ毛に、おおわれていること。葉や、株の中心に、水が、かかって、たまると、うぶ毛の間に、水が、残って、蒸れて、腐ったり、葉に、水あとの、シミが、残ったりすることがあります。
水を、与えるときは、葉の上から、かけず、株元の土に、静かに、与えるのが、コツです。生育が、旺盛な、春と秋は、土が完全に乾いたら、与えるサイクルで、しっかり、水を与えます。一方、生育が、ゆるやかになる、真夏の高温期と、真冬の低温期は、水やりを、ぐっと減らし、断水気味にします。
とくに、真夏の、高温多湿のときに、水を、与えすぎると、蒸れて、腐りやすいので、注意します。葉が、やわらかく、しわっぽくなってきたら、水切れのサインです。
💡完全に乾いて数日後にたっぷり、乾燥に強い。うぶ毛の葉や中心に水をためず株元へ静かに(蒸れ・シミ防止)。真夏と真冬は断水気味。
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3
肥料・植え替えと剪定
約14日コチレドンは、やせた土地でも育つ、丈夫な多肉植物なので、肥料は、ほとんど必要ありません。生育を、よくしたい場合は、生育期の、春か秋に、多肉植物用の、緩効性肥料を、ごく少量、与える程度で、十分です。肥料を、与えすぎると、葉が、間のびしたり、爪の、色づきが、悪くなったりするので、控えめにします。
生育の止まる、真夏と、真冬は、肥料を与えません。植え替えは、1〜2年に一度を目安に、生育期の、春か秋に行います。鉢のなかが、根で、いっぱいになった、土が、古くなって、水はけが悪くなった、株が、伸びて、姿が乱れた、などが、サインです。古い土を、軽く落とし、傷んだ根を整理して、新しい、水はけのよい、多肉・サボテン用土に植え替えます。
コチレドンは、過湿を、嫌うので、水はけのよさが、大切です。コチレドン、とくに、熊童子は、低木状に、茎が、立ち上がって育ち、長く育てると、茎が、間のびして、下葉が、落ち、姿が、乱れることが、あります。そんなときは、生育期に、伸びた茎を、切り戻して、仕立て直します。
切ると、その下の節から、新しい芽が、出て、こんもりします。切り取った、元気な、茎や葉は、後述の、挿し木に、利用できます。剪定で、風通しを、よくすることは、蒸れの予防にも、役立ちます。
💡やせ地でも育つので肥料は控えめ(多肥は色づき低下)。1〜2年に一度、春か秋に水はけのよい土で植え替え。間のびしたら切り戻して仕立て直す。
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4
挿し木でふやす
約30日コチレドンは、挿し木で、ふやせます。適期は、生育が、旺盛な、春か秋。剪定や、切り戻しで、切った、茎や、元気な、茎を、使う「茎挿し(挿し木)」が、確実です。茎を、数cm〜10cmほどの長さに切り、下のほうの葉を、取り除きます。切り口を、数日、風通しのよい、日陰で、乾かしてから(これが、腐らせない、コツ)、多肉植物用の土に挿します。
挿したあとは、すぐには、水を、与えず、明るい日陰に置き、数日〜1週間ほどして、根が、出始めたころから、徐々に、水やりを始めます。2〜3週間ほどで、しっかり、根づきます。「葉挿し」も、できますが、熊童子などは、葉挿しの、成功率が、やや低め(葉が、うぶ毛で、水を、はじいたり、葉の付け根から、きれいに、取れにくかったり、する)なので、確実な、茎挿しが、おすすめです。
葉挿しを、する場合は、葉を、付け根から、ていねいに取り、切り口を、乾かしてから、土の上に、置きます。挿し木で、株を、ふやせば、寄せ植えにしたり、間のびした株の、仕立て直しと、同時に、ふやしたり、人に、分けたりと、楽しみが、広がります。とくに、熊童子は、かわいいので、ふやして、たくさん、並べるのも、おすすめです。
💡茎挿し(挿し木)が確実。切り口を数日乾かしてから土に挿し、数日後から水やり。葉挿しは成功率やや低め。間のび株の仕立て直しと同時にふやせる。
-
5
爪を色づける・夏越しと冬越し
約120日コチレドン、とくに、熊童子を、いちばん、かわいく楽しむ、ポイントが、葉先の、爪を、赤く、色づけること。熊童子の、赤い爪は、しっかり、日光に当てて、育てることで、より、鮮やかに、色づきます。日当たりのよい場所で、水を、控えめにして、締めて育て、秋から、気温が、下がる時期に、寒暖差に、当てると、爪の、赤みが、ぐっと、増します。
逆に、日照不足だと、爪が、緑がかって、色づきが、悪くなるので、よく日に、当てます。次に、夏越しと、冬越し。コチレドンは、日本の、高温多湿の、夏の「蒸れ」に、やや弱いので、梅雨〜真夏は、注意します。風通しのよい場所に置き、水やりを、控えめにして、株が、蒸れて、腐るのを、防ぎます。
混み合った株は、剪定で、すいて、風通しを、よくします。とくに、熊童子は、夏の蒸れで、ぽろぽろ、葉を、落としたり、傷んだりしやすいので、夏は、乾かし気味に、涼しく、過ごさせます。冬越しは、コチレドンは、寒さに、やや弱いので、霜や、強い寒さに当たると、葉が、傷みます。
気温が下がる秋には、明るい室内に取り込み、冬は、3度以上(できれば5度以上)を保てる、明るい窓辺で管理し、水やりを、ぐっと控え、断水気味に、します。乾かし気味にすると、寒さへの、耐性も、上がります。条件が合うと、コチレドンは、株の間から、花茎を伸ばし、オレンジや、赤の、釣り鐘形の、かわいい花を、咲かせます。
もこもこの葉と、赤い爪、そして、かわいい花。蒸れと、寒さにだけ、気をつければ、長く、その、愛らしさを、楽しめる、人気の多肉植物です。
💡熊童子の赤い爪は日光+水控えめ+秋の寒暖差で鮮やかに。夏の蒸れに弱い→風通しよく乾かし気味に。冬は3度以上の室内で断水気味に。
Checklist
育てる前のチェックリスト
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✓500〜3,000円
コチレドンの鉢植え
熊童子・福娘など。もこもこ葉が人気。
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✓400〜1,000円
多肉植物用の土
水はけのよい多肉・サボテン用土。
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○200〜1,500円
小鉢 (任意)
寄せ植えや挿し木に。
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○400〜1,000円
多肉植物用肥料 (任意)
生育期にごく少量。
Pests & Diseases
かかりやすい病害虫
アブラムシ
時々症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。
予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。
対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。
ハダニ
まれ症状: 葉に白いかすり状の斑点、ひどいと葉が枯れる。
予防: 葉裏への葉水で乾燥を防ぐ。
対処: 葉裏への葉水を継続し、専用の殺ダニ剤を使用する。
Common mistakes
失敗あるある TOP3
⚠ 夏の蒸れ・過湿で葉が落ちる・腐る
真夏に葉がぽろぽろ落ち、株元が腐ります。
原因: 高温多湿の蒸れ、水のやりすぎ、葉や中心の水たまり。
対策: 真夏は風通しよく乾かし気味に。水は株元に与え、受け皿の水も捨てます。
⚠ 日照不足で徒長し爪が色づかない
葉が間のびし、熊童子の爪が緑がかって色づきません。
原因: 日光不足、肥料の与えすぎ。
対策: よく日が当たる場所に移し、水・肥料を控えめにして締めて育てます。
⚠ 冬の寒さで傷む
冬に葉が傷み、株が弱ります。
原因: 霜や3度以下の強い寒さ。
対策: 冬は明るい室内で3度以上(理想5度以上)を保ち、断水気味にします。
FAQ
よくある質問
はい、コチレドン(熊童子)は乾燥に強く丈夫で、挿し木でふやせるので、初心者にも人気の多肉植物です。日光をよく当て、水を控えめにする基本を守れば、もこもこのかわいい姿に育ちます。ただし真夏の高温多湿の蒸れにやや弱いので、夏の風通しと水控えめに気をつけます。うぶ毛の葉に水をためないのもコツです。
しっかり日光に当てること、水を控えめにして締めて育てること、秋からの寒暖差に当てることがコツです。日当たりがよく寒暖差が大きいと、葉先の爪が赤く鮮やかに色づきます。逆に日照不足だと、爪が緑がかって色づきが悪くなり、葉も間のびします。よく日に当てて締めて育てるのがポイントです。
夏の高温多湿の蒸れや、水のやりすぎ、急な環境変化、また葉や株の中心に水がたまって蒸れたことが原因のことがあります。とくに熊童子は夏の蒸れで葉を落としやすいので、真夏は風通しのよい場所で乾かし気味に涼しく管理します。水は葉にかけず株元に与え、受け皿の水は捨てます。
茎挿し(挿し木)が確実です。生育期(春・秋)に、茎を数cm〜10cmに切り、下葉を取り、切り口を数日乾かしてから土に挿します。すぐ水をやらず、根が出始めてから水やりを始めます。葉挿しもできますが、熊童子などは成功率がやや低めなので、茎挿しがおすすめ。間のびした株の仕立て直しと同時にふやせます。
コチレドンの葉はうぶ毛におおわれているので、葉や株の中心に水がかかってたまると、蒸れて腐ったり、葉に水あとのシミが残ったりします。水は葉の上からかけず、株元の土に静かに与えるのがコツです。土が完全に乾いて数日たってからたっぷり与え、受け皿の水は捨て、真夏と真冬は断水気味にします。
コチレドンは寒さにやや弱く、霜や強い寒さで葉が傷みます。気温が下がる秋に明るい室内へ取り込み、冬は3度以上(できれば5度以上)を保てる明るい窓辺で管理します。冬は生育がゆるむので水やりをぐっと控え、断水気味にします(低温+過湿で根腐れ)。乾かし気味にすると寒さへの耐性も上がります。
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