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植物図鑑
🪴
矢じり形の白い斑入りの葉をつけたシンゴニウム
🪴 観葉植物

シンゴニウム

Syngonium podophyllum Syngonium / Arrowhead Plant

初心者向け 難易度1(5段階中): 初心者向け 💰 鉢植えは500〜3000円

シンゴニウムは、やじり形(矢じり形)の、やわらかな葉と、白、ピンク、ライムグリーンなどの、明るい葉色が、かわいらしい、丈夫で育てやすい観葉植...

かんたんに言うと

シンゴニウムは、矢じり形のやわらかな葉と、白・ピンク・ライムの明るい葉色がかわいい観葉植物。耐陰性が高く丈夫で生育旺盛、初心者向きです。つる性で垂らす・這わせる・こんもりなど多彩に楽しめ、挿し木や水栽培で簡単にふやせます。寒さと過湿にやや弱く冬は暖かい室内へ。

Profile

基本情報

シンゴニウムは、やじり形(矢じり形)の、やわらかな葉と、白、ピンク、ライムグリーンなどの、明るい葉色が、かわいらしい、丈夫で育てやすい観葉植物です。若い葉は、すっきりとした、矢じり形ですが、成長して、つるを伸ばし、大人になると、葉が、3〜5つに、分かれた形に、変化していくのも、おもしろい特徴。

葉に、白や、クリーム色、ピンクの、ふ(斑)が入る品種が多く、とくに、葉全体が、やさしいピンク色に染まる「ピンク系」の品種は、その、愛らしい色合いから、近年、たいへん人気を集めています。サトイモ科の植物で、ポトスや、フィロデンドロンなどの、つる性の仲間。

熱帯アメリカが原産で、耐陰性が高く、室内の、明るい日陰で、よく育つので、置き場所を選びにくく、丈夫で、生育旺盛、初心者にも、育てやすいのが、大きな魅力です。シンゴニウムは、つる性で、若いうちは、こんもりと茂りますが、成長すると、つるを伸ばすので、棚から、垂らしたり、ヘゴ支柱に、這わせたり、こんもりと、仕立てたりと、さまざまに楽しめます。

挿し木や、水栽培でも、簡単にふやせる、手軽さも、人気の理由。寒さと、過湿には、やや弱いので、冬は、暖かい室内で管理します。サトイモ科で、樹液に注意が必要。やさしい葉色と、育てやすさで、観葉植物の入門にも、ぴったりの、かわいらしいグリーンです。

分類
観葉植物 / つる性・下垂
原産地
熱帯アメリカ、中央アメリカ、南アメリカ
別名
シンゴニウム、シンゴニューム、カットリーフ、アローヘッドプランツ
価格目安
鉢植えは500〜3000円

💡豆知識

シンゴニウムの、いちばん、おもしろい特徴が、成長にともなって、葉の形が、変化していくこと。種から芽生えた、若い株の葉は、すっきりとした、ひとつの、矢じり形(ハート形に近い)ですが、株が成長して、つるを伸ばし、大人になると、葉が、3つ、5つと、深く、切れ込んで、分かれた形に、変わっていきます。

同じ株なのに、若葉と、成葉で、まるで、別の植物のように、葉の形が、違うので、この変化も、観賞の、楽しみのひとつです。属名「Syngonium(シンゴニウム)」は、ギリシャ語で「一緒の(syn)」と「子房(gonium)」を、組み合わせた言葉に、由来します。

シンゴニウムは、近年、葉色の、バリエーションが、たいへん豊富になり、定番の、白斑(白い、ふ入り)のほか、葉全体が、やさしいピンクに染まる「ピンクシンゴニウム」、ライムグリーンの明るい葉、赤みを帯びた葉など、カラフルな品種が、次々と、生み出され、観葉植物の、人気種として、注目を集めています。

とくに、ピンク系は、その、かわいらしい色合いで、女性を中心に、絶大な人気。シンゴニウムは、サトイモ科で、樹液に、シュウ酸カルシウムを含み、肌が、かぶれたり、口に入れると、刺激があったりするので、小さなお子さんや、ペットの、誤食には、注意します。丈夫で、ふやしやすく、葉色も、楽しめる、これからの定番候補の、人気グリーンです。

Calendar

育成カレンダー

全国の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
剪定
6月は剪定
追肥
7月は追肥
病害虫注意
8月は病害虫注意
関東の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
剪定
6月は剪定
追肥
7月は追肥
病害虫注意
8月は病害虫注意
近畿の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
剪定
6月は剪定
追肥
7月は追肥
病害虫注意
8月は病害虫注意

数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。

At a glance

ひと目でわかる特徴

育てやすさ 初心者向け
収穫・開花の早さ
手軽さ(コスト) やや高め

Specs

形態と環境条件

形態

草丈
15〜100cm
株張り
15〜60cm

環境条件

日照
日陰
耐寒温度
8℃
耐暑温度
35℃
土壌pH
5.5〜6.5
水やり
表面が乾いたらたっぷり。冬は控えめに乾かし気味。葉水を好む。
肥料
観葉植物用肥料・緩効性化成肥料

How to grow

育て方ステップ

  1. 1

    置き場所を決める

    約7日

    シンゴニウムは、熱帯アメリカの、木陰などで育つ植物なので、耐陰性が高く、室内の、明るい日陰で、よく育ちます。レースのカーテン越しの、やわらかい光が差し込む、明るい窓辺が、理想的。耐陰性が高いので、やや暗めの場所でも、育ちますが、極端に暗いと、つるが、間のびしたり、葉色が、ぼんやりしたりします。

    とくに、白や、ピンクの、ふ(斑)が入る品種や、ピンク系の品種は、明るい場所のほうが、葉色が、はっきりと、美しく出るので、できるだけ、明るい場所に置くと、かわいらしい葉色を、楽しめます。ただし、強い直射日光は、やわらかな葉が、葉焼けを起こすので、避けます。

    とくに、夏の、直射が強い窓辺は、レースカーテンなどで、光をやわらげます。シンゴニウムは、寒さに、やや弱いので、冬は、暖かい室内(最低でも8度以上、できれば10度以上)に置きます。冷え込む窓際や、エアコンの風が、直接当たる場所は、葉が傷んだり、乾燥したりするので、避けます。

    シンゴニウムは、コンパクトな卓上サイズから、つるを伸ばした、ハンギングまで、楽しめるので、置き場所や、仕立てに合わせて、飾る場所を、選べます。

    💡耐陰性が高く明るい日陰で育つ。斑入り・ピンク系は明るめで葉色がきれいに。強い直射は葉焼け。冬は10度以上の室内へ。

  2. 2

    水やり

    約30日

    シンゴニウムの水やりは「土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまで、たっぷり与える」が基本です。生育期の、春から秋は、生育旺盛で、よく水を吸うので、土が乾いたら、たっぷりと与えます。とくに、夏は、乾きやすいので、水切れに注意します。一方、過湿による「根腐れ」に、やや弱いので、水のやりすぎには、注意が必要です。

    受け皿にたまった水は、必ず捨て、土が、常にじめじめした状態にならないようにします。生育が、ゆるやかになる冬は、水の吸収が、ぐっと減るので、水やりの回数を、減らし、土が乾いてから、数日おいて与えるくらいの、乾かし気味の管理にします。冬の水のやりすぎは、低温と相まって、根腐れの原因になるので、注意します。

    シンゴニウムは、熱帯生まれで、空気の湿度が、高い環境を好むので、空気が乾燥する室内では、霧吹きで、葉に水をかける「葉水(はみず)」を、こまめに与えると、葉のつやが保て、ハダニなどの害虫の予防にもなります。とくに、エアコンで乾燥する時期は、葉水が、効果的です。

    💡乾いたらたっぷり、受け皿の水は捨てる。冬は乾かし気味に(過湿で根腐れ)。葉水で湿度とつやを保ちハダニを予防。

  3. 3

    つるの仕立てと切り戻し

    約14日

    シンゴニウムは、若いうちは、こんもりと茂りますが、成長すると、つるを、長く伸ばします。この、つるの性質を生かして、いろいろな、仕立て方が、楽しめます。棚や、カウンターの上に置いて、つるを、下に垂らす、ハンギングバスケットで、吊るす、ヘゴ支柱(水苔を巻いた支柱)に、這わせて、上に伸ばす、などが、人気です。

    ヘゴ支柱に這わせると、葉が、大きく育ち、成葉の、切れ込んだ姿に、変化しやすくなります。一方、つるを伸ばさず、こんもりとした、コンパクトな姿を、保ちたい場合は、伸びてきた、つるを、こまめに、切り戻します。つるが、伸びすぎて、間のびしたり、バランスが、悪くなったりしたら、好きな長さで、切り戻します。

    節(葉の付け根)の、少し上で切ると、その下の節から、新しいわき芽が出て、こんもりと、茂ります。切り戻しは、生育期に行うと、切ったあとの、回復も、新芽の伸びも、早く、株が、若々しく保てます。切り取った、つるは、後述の、挿し木に、使えるので、無駄になりません。

    シンゴニウムは、丈夫で、生育旺盛なので、こまめに、切り戻して、好みの姿に、仕立てながら、育てられます。サトイモ科の樹液に、触れると、かぶれることがあるので、気になる人は、手袋をします。

    💡垂らす・吊るす・ヘゴ支柱に這わせる・こんもりなど多彩。コンパクトに保つなら節の上で切り戻す。切ったつるは挿し木に使える。

  4. 4

    挿し木・水栽培でふやす

    約14日

    シンゴニウムは、ポトスと同じように、挿し木や、水栽培で、とても簡単にふやせる、観葉植物です。適期は、生育期の、5〜9月ごろ。つるを、節(成長点や、気根の出る部分)を含めて、切り取ります。節がないと、発根しないので、必ず、節を含めて、切るのが、ポイントです。

    切ったつるを、観葉植物用の土に挿す「土挿し」でも、水を入れた容器に挿す「水挿し」でも、簡単に、発根します。水挿しは、明るい日陰に置くと、1〜2週間ほどで、根が出てきます。根が、しっかり伸びたら、土に植え替えれば、新しい株に。シンゴニウムは、そのまま、水だけで育てる「水栽培(ハイドロカルチャー)」も、楽しめます。

    おしゃれな、ガラス容器などに挿して、キッチンや、窓辺に飾ると、根が伸びる様子も、観察でき、清潔で、手軽な楽しみ方が、できます。水栽培の場合は、水が腐らないよう、こまめに水を替え、ときどき、薄めた液体肥料を、与えます。剪定や、切り戻しで、切ったつるを、挿し木や、水栽培にすれば、株を、どんどんふやせるので、寄せ植えにしたり、人に分けたりと、楽しみが、広がります。とくに、ピンク系などの、人気品種は、ふやして、コレクションを、楽しむのも、おすすめです。

    💡節を含めて切り、土挿し・水挿しで簡単に発根。水栽培でも楽しめる(水はこまめに替える)。切り戻したつるを活用して増やせる。

  5. 5

    肥料・植え替えと冬越し

    約120日

    肥料は、生育期の、春から秋(5〜9月)にだけ与えます。観葉植物用の、緩効性肥料を、土の上に置くか、薄めた液体肥料を、月に1〜2回程度、与えます。生育の止まる冬は、肥料を与えません。シンゴニウムは、生育旺盛で、根の張りも早いので、1〜2年に一度を目安に、植え替えをします。

    鉢底から、根が出てきた、水の浸み込みが悪くなった、株が、鉢いっぱいに育った、などが、サインです。適期は、生育期の、5〜7月ごろ。古い土を、軽く落とし、傷んだ根を整理して、一回り大きな鉢に、観葉植物用の、水はけのよい土で植え替えます。植え替えのときに、株が、大きく育って、混み合っていたら、株分けや、切り戻し+挿し木で、ふやしたり、仕立て直したりできます。

    サトイモ科で、樹液に、注意します。次に、冬越し。シンゴニウムは、寒さに、やや弱いので、気温が下がる秋には、暖かい室内に置き、冬は、最低でも8度以上、できれば10度以上を保てる、暖かい場所で管理します。冷え込む窓際や、暖房・冷房の風が、直接当たる場所は、避けます。

    冬は、生育が、ゆるやかになるので、水やりを、乾かし気味に、ぐっと控えめにします。冬の、低温と、過湿が重なると、根腐れを起こしやすいので、冬こそ、水を、控えめにします。暖房で、空気が乾燥する冬は、葉水を、ときどき与えて、葉のうるおいを保つとよいです。

    暖かくなる春に、新しい葉や、つるが、展開してきたら、徐々に、いつもの管理に戻します。丈夫で、ふやしやすく、葉色も、かわいい、長く楽しめる、人気の観葉植物です。

    💡肥料は生育期だけ。生育旺盛で1〜2年に一度植え替え。寒さにやや弱く冬は10度以上で乾かし気味に。樹液に注意。

Checklist

育てる前のチェックリスト

  • シンゴニウムの鉢植え

    白斑・ピンク・ライムなど葉色が選べる。

    500〜3,000円
  • 観葉植物用培養土

    水はけのよい観葉用の土。

    400〜1,000円
  • ヘゴ支柱・ハンギング鉢 (任意)

    這わせる・吊るす仕立てに。

    300〜1,500円
  • 観葉植物用肥料 (任意)

    生育期の施肥に。

    400〜1,000円
初期費用の目安(必須のみ) 900〜4,000円

Pests & Diseases

かかりやすい病害虫

害虫

アブラムシ

まれ

症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。

予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。

対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。

害虫

ハダニ

時々

症状: 葉に白いかすり状の斑点、ひどいと葉が枯れる。

予防: 葉裏への葉水で乾燥を防ぐ。

対処: 葉裏への葉水を継続し、専用の殺ダニ剤を使用する。

Common mistakes

失敗あるある TOP3

⚠ 冬の過湿・寒さで根腐れ・落葉

冬に葉が黄ばんで落ち、株元が傷みます。

原因: 冬の水のやりすぎ、8度以下の低温。

対策: 冬は乾かし気味にし、10度以上の暖かい室内に置きます。冷気を避けます。

⚠ つるが間のびする・葉色があせる

つるが間のびし、葉色がぼんやりします。

原因: 日照不足。

対策: より明るい場所に移し、間のびしたつるは節の上で切り戻します。

⚠ 強い直射で葉焼け

やわらかな葉が茶色く傷みます。

原因: 直射日光に当たった。

対策: 直射を避け、レースカーテン越しの明るい日陰に置きます。

FAQ

よくある質問

はい、シンゴニウムは耐陰性が高く、丈夫で生育旺盛なので、初心者にも育てやすい観葉植物です。明るい日陰に置き、土が乾いたら水をやり、冬は暖かい室内で乾かし気味にする基本を守れば、よく育ちます。挿し木や水栽培で簡単にふやせるので、増やす楽しみもあります。やさしい葉色とかわいさで人気です。

ピンク系の品種や斑入り品種は、明るい場所のほうが葉色がはっきり美しく出ます。暗すぎると緑がかったり、色がぼんやりしたりするので、レースカーテン越しの明るい場所に置きます。ただし強い直射は葉焼けの原因になるので避けます。新しく展開する葉に、より鮮やかな色が出やすいです。

いいえ、それはシンゴニウムの自然な性質です。若い株の葉はすっきりした矢じり形ですが、成長してつるを伸ばし大人になると、葉が3〜5つに切れ込んだ形に変化していきます。同じ株でも若葉と成葉で形が違うのが特徴で、観賞の楽しみのひとつです。こんもりした矢じり形を保ちたいなら、こまめに切り戻します。

つるを節(成長点や気根の出る部分)を含めて切り、土に挿す「土挿し」や、水に挿す「水挿し」で簡単に発根します。節がないと発根しないので必ず節を含めて切ります。そのまま水だけで育てる水栽培も楽しめます。剪定で切ったつるを活用でき、適期は生育期の5〜9月。ポトス同様とても増やしやすい植物です。

こんもりした姿を保ちたいなら、伸びすぎたつるを好きな長さで切り戻します。節の少し上で切ると、その下から新しいわき芽が出てこんもり茂ります。逆に、つるを伸ばして垂らしたり、ヘゴ支柱に這わせたりして楽しむこともできます。切り取ったつるは挿し木や水栽培に使えます。

シンゴニウムは寒さにやや弱いので、冬は最低でも8度以上、できれば10度以上を保てる暖かい室内で管理します。冷え込む窓際や冷暖房の風が当たる場所は避けます。冬は生育がゆるやかになるので水やりを乾かし気味に控えめにし(低温+過湿で根腐れ)、暖房の乾燥には葉水で対応します。

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