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植物図鑑
🌸
長い花茎に大輪の花を穂状に咲かせたグラジオラス
🌸 花

グラジオラス

Gladiolus Gladiolus / Sword Lily

初心者向け 難易度1(5段階中): 初心者向け 💰 苗は200〜600円

グラジオラスは、すらりと、まっすぐ伸びた、長い花茎に、大きな花を、下から上へと、次々に、穂状に咲かせる、夏の、花壇や、切り花の、主役級の球根...

かんたんに言うと

グラジオラスは、長い花茎に大輪の花を穂状に咲かせる、夏の花壇・切り花の主役級の球根植物。春に球根を植え夏に咲きます。花色豊富で切り花に人気。日当たり・水はけのよい場所を好み丈夫で育てやすい。背が高いので支柱で倒伏を防ぎ、時期をずらして植えると長く楽しめます。

Profile

基本情報

グラジオラスは、すらりと、まっすぐ伸びた、長い花茎に、大きな花を、下から上へと、次々に、穂状に咲かせる、夏の、花壇や、切り花の、主役級の球根植物です。剣(つるぎ)のような、すっとした葉と、豪華な花姿が、夏の庭に、力強い、存在感を、添えます。

花色は、赤、ピンク、白、黄、オレンジ、紫、複色など、たいへん豊富で、フリルのような、波打つ花びらの品種も、多く、一本でも、華やかなので、切り花として、花束や、生け花に、たいへん、人気があります。和名を「トウショウブ(唐菖蒲)」「オランダアヤメ」といい、アヤメ科の、球根(球茎=きゅうけい)植物です。

グラジオラスは、春に、球根を植えて、夏に咲かせる「春植え球根」の、代表選手。植え付けの、時期を、ずらして、何回かに分けて植えると、夏のあいだ、長く、次々と、開花を、楽しめます。背が高く伸びるので、倒れないように、支柱を立てると、安心です。日当たりと、水はけのよい場所を好み、丈夫で、育てやすく、初心者にも、向きます。

属名「Gladiolus」は、ラテン語で「小さな剣」を意味し、剣のような、葉の形に、ちなみます。すらりと、豪華な花姿で、夏の庭と、切り花を、彩る、人気の球根花です。

分類
花 / 球根
原産地
南アフリカ、地中海沿岸、熱帯アフリカ
別名
グラジオラス、トウショウブ、唐菖蒲、オランダアヤメ
適期
植え付けは4月
価格目安
苗は200〜600円

💡豆知識

グラジオラスの、属名「Gladiolus(グラジオラス)」は、ラテン語で「小さな剣(グラディウス)」を意味する言葉に、由来します。これは、すらりと、まっすぐ伸びる、グラジオラスの葉が、剣の刃のように、見えることに、ちなみ、英名でも「ソード・リリー(sword lily=剣のユリ)」と呼ばれます。

古代ローマでは、剣闘士(グラディエーター)を、思わせる、この花を、勝利の、象徴と、したともいわれます。グラジオラスには、もうひとつ、ロマンチックな、言い伝えがあり、ヨーロッパでは、グラジオラスの花が、咲く本数で、ひそかに、思いを、伝える「花の数で、密会の時刻を、知らせる花」とされ、花言葉に「密会」「用心」などが、あるのは、これに、由来する、といわれます。

グラジオラスは、夏に咲く、一般的な、春植えの品種のほか、春に咲く「春咲きグラジオラス(グラジオラス・ナナス/ナナスグラジオラス)」も、あり、こちらは、秋に、球根を植えて、初夏に、可憐な花を咲かせ、夏咲きより、小ぶりで、やさしい雰囲気です。グラジオラスは、切り花として、たいへん優秀で、つぼみが、下から上へ、順に、開いていくので、長く、楽しめます。

生け花や、フラワーアレンジメントでは、その、すらりとした、縦のラインを生かして、空間に、高さと、動きを、出す、いけばなの、役枝(やくえだ)としても、重宝されます。豪華で、すらりとした花姿は、夏の花の、主役です。

Calendar

育成カレンダー

全国の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け
4月は植え付け
開花
7月は開花
収穫
10月は収穫
追肥
6月は追肥
関東の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け
4月は植え付け
開花
7月は開花
収穫
10月は収穫
追肥
6月は追肥
近畿の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け
4月は植え付け
開花
7月は開花
収穫
10月は収穫
追肥
6月は追肥

数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。

At a glance

ひと目でわかる特徴

育てやすさ 初心者向け
収穫・開花の早さ 早い
手軽さ(コスト) 手軽

Specs

形態と環境条件

形態

草丈
60〜150cm
株張り
15〜25cm
花のサイズ
穂状に咲く大輪(赤/桃/白/黄/紫/複色)

環境条件

日照
日なた
耐寒温度
5℃
耐暑温度
38℃
土壌pH
6.0〜7.0
水やり
生育・開花期は乾いたらたっぷり。花後は徐々に減らす。
肥料
緩効性化成肥料・球根用肥料

How to grow

育て方ステップ

  1. 1

    球根の植え付け(春植え)

    約14日

    グラジオラスは、春に、球根(球茎)を植えて、夏に咲かせる「春植え球根」です。植え付けの適期は、暖かくなる、春(4〜6月ごろ)。霜の心配が、なくなってから、植えます。グラジオラスは、植え付けてから、開花まで、70〜90日(約2〜3か月)ほどなので、植え付けの、時期を、2〜3週間ごとに、ずらして、何回かに分けて、植えると(時期ずらし)、夏のあいだ、長い期間、次々と、開花を、楽しめます。

    植え付け場所は、日当たりと、水はけのよい場所を選びます。グラジオラスは、日光を、好み、よく日に当たると、がっしりと育ち、花つきが、よくなります。土は、水はけのよい、肥えた土が向きます。水はけの悪い場所では、球根が、腐りやすいので、避けるか、土を、改良します。

    植え付け前に、緩効性肥料を、元肥として、土に混ぜておきます。球根は、とがったほうを、上にして、深さ10cm前後(球根の、2〜3個分の深さ)に、やや深めに植えます。深めに植えると、背が高く伸びても、倒れにくくなります。株間は、10〜15cmほど、あけます。鉢植えの場合は、深さのある、大きめの鉢に、植えます。植え付けたら、たっぷりと、水を与えます。

    💡霜後の春(4〜6月)に植える。2〜3週ずらして植えると長く楽しめる。日当たり・水はけのよい場所へ。やや深植え(10cm前後)で倒れにくく。

  2. 2

    水やりと支柱立て

    約45日

    グラジオラスの水やりは、生育・開花期は、土の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。グラジオラスは、夏に、ぐんぐん生育して、背高く伸び、大きな花を咲かせるので、生育期は、水を、よく必要とします。とくに、つぼみが、ふくらみ、花が咲く時期に、水切れすると、花つきや、花の、つきが、悪くなるので、水切れに、注意します。

    一方で、過湿は、球根を、傷めるので、水はけは、確保します。鉢植えは、乾きやすいので、こまめに、水やりします。グラジオラス栽培で、大切なのが「支柱立て」。グラジオラスは、草丈が、1mを超えるほど、高く伸び、花穂も、大きく、重いので、雨や風で、倒れやすくなります。

    倒れると、花茎が、折れたり、曲がったりして、台無しに、なるので、草丈が、伸びてきたら、早めに、支柱を、立てて、花茎を、支えます。一本ずつ、支柱を、立てるか、複数まとめて、ひもで、囲って、支えます。とくに、台風や、強い雨風の前には、しっかり、支えておくと、安心です。

    肥料は、植え付け時の、元肥に加えて、葉が、伸びてくる、生育期に、追肥を、して、球根を、太らせ、花つきを、よくします。日光、水、支柱、肥料を、しっかり、管理して、豪華な花を、咲かせます。

    💡生育・開花期は乾いたらたっぷり(過湿は球根を傷める)。背が高く倒れやすいので早めに支柱で支える(台風前はとくに念入りに)。生育期に追肥。

  3. 3

    開花を楽しむ(切り花にも)

    約21日

    グラジオラスは、植え付けから、70〜90日ほどで、すらりと伸びた、花茎の、下のほうから、上へと、順に、大きな花を、咲かせていきます。一本の、花茎に、たくさんの、つぼみが、つき、下から、次々と、開いていくので、一本でも、長く、楽しめます。赤、ピンク、白、黄、オレンジ、紫、複色など、花色は、たいへん豊富で、フリルのような、波打つ花びらの品種も、あり、夏の花壇に、豪華な、彩りを、添えます。

    グラジオラスは、切り花としても、たいへん優秀です。切り花にする場合は、花茎の、いちばん下の花が、色づき、咲き始めたころに、切り取ると、つぼみが、上へ、順に、開いていって、花瓶の中で、長く、楽しめます。切るときは、葉を、何枚か、株に、残しておくと(葉を、全部、切らない)、残った葉が、光合成をして、地中の、球根を、太らせるので、翌年のために、よいです。

    グラジオラスの、すらりとした、縦のラインは、生け花や、フラワーアレンジメントで、空間に、高さと、動きを、出すのに、たいへん、重宝され、夏の、花束の、主役として、人気です。花が、すべて、咲き終わったら、花茎を、切り取りますが、このときも、葉は、残して、球根を、太らせます。豪華な、開花を、庭でも、切り花でも、楽しめる、夏の、主役の花です。

    💡下から上へ順に咲き一本でも長く楽しめる。切り花は最下の花が咲き始めた頃に切ると長もち。切るときも葉を残して球根を太らせる。

  4. 4

    花後の管理(球根を太らせる)

    約60日

    グラジオラスを、翌年も、楽しむには、花が、終わったあとの、管理が、大切です。花が、すべて、咲き終わったら、花茎を、根元から、切り取ります。ただし、葉は、緑色の、あいだは、切らずに、残します。葉は、光合成をして、地中の、球根(球茎)に、翌年、花を咲かせるための、養分を、ためる、大切な、働きを、しているからです。

    花後に、お礼肥として、肥料を、与え、葉が、元気な、あいだは、日当たりのよい場所で、水やりを、続けて、球根を、しっかり、太らせます。グラジオラスは、もとの、球根(親球)の、上に、新しい、球根(新球)が、でき、そのまわりに、小さな、子球(木子=きご)が、たくさん、できます。

    葉が、自然に、黄色く、枯れてきたら、球根が、充実した、サインです。やがて、地上部が、枯れたら、水やりを、止めます。グラジオラスの、球根は、寒さに、弱く、日本の、多くの地域では、地中で、そのまま、冬を越すのが、難しいので、次の、ステップの、とおり、球根を、掘り上げて、保存します(暖地では、植えっぱなしでも、越冬できることも、あります)。花後に、いかに、葉を、元気に保って、球根を、太らせるかが、翌年の、開花を、左右する、ポイントです。

    💡花後は花茎を切り、葉は緑のあいだ残して球根を太らせる。花後にお礼肥。葉が枯れたら球根充実のサイン。球根は寒さに弱く掘り上げが基本。

  5. 5

    球根の掘り上げと保存・冬越し

    約30日

    グラジオラスの、球根(球茎)は、寒さに、弱いので、日本の、多くの地域(とくに、寒冷地や、中間地)では、秋に、球根を、掘り上げて、保存し、翌春、また、植えるのが、基本です。掘り上げの、時期は、地上部の、葉が、黄色く、枯れてきた、秋ごろ。晴れた日に、球根を、傷つけないように、掘り上げます。

    掘り上げた、球根は、古い、親球(しぼんで、薄くなっている)と、新しい、球根(新球=ふっくらした、新しい球根)が、ついています。茎葉を、切り、土を、軽く落として、風通しのよい、日陰で、よく乾かします。乾いたら、古い親球や、根を、取り除き、新球(と、ふやしたい場合は、まわりの、小さな子球=木子)を、ネットや、紙袋などに入れて、凍らない、風通しのよい、涼しい場所(5〜10度くらい)で、春まで、保存します。

    湿気で、腐らせないよう、乾燥した、場所で、保存するのが、コツです。そして、翌春、暖かくなったら、また、植え付けます。子球(木子)も、植えると、1〜2年で、花の咲く、大きさの、球根に、育つので、ふやすことも、できます。なお、暖地(霜が、ほとんど、降りない、暖かい地域)では、球根を、掘り上げずに、植えっぱなしで、冬を越せることも、あります。

    その場合は、株元に、腐葉土などを、かけて、防寒すると、安心です。掘り上げ・保存の、ひと手間で、毎年、豪華な、グラジオラスを、楽しめます。

    💡球根は寒さに弱く、葉が枯れたら掘り上げて乾かし、新球を5〜10度の乾燥した涼しい場所で保存→翌春植える。子球を植えるとふやせる。暖地は植えっぱなしも可。

Checklist

育てる前のチェックリスト

  • グラジオラスの球根

    春に出回る。花色が豊富で手頃。

    200〜600円
  • 支柱 (任意)

    背が高く倒れやすいので倒伏防止に。

    200〜800円
  • 草花用培養土・元肥 (任意)

    水はけのよい肥えた土に。

    400〜1,200円
  • 球根用肥料 (任意)

    元肥と生育期の追肥に。

    400〜1,000円
初期費用の目安(必須のみ) 200〜600円

Pests & Diseases

かかりやすい病害虫

害虫

アブラムシ

時々

症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。

予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。

対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。

害虫

ヨトウムシ

時々

症状: 葉に大きな食害痕、株元の地中に潜む。

予防: 防虫ネットで産卵を防ぐ。

対処: 夜間または株元を掘って捕殺、薬剤を使用。

Flower meaning

花言葉

  • 「堅固・用心」

    剣を思わせる葉姿と、花の数で密会の時刻を伝えた言い伝えにちなむとされます。

  • 「ひたむきな愛・たゆまぬ努力」

    ピンク

    まっすぐ伸びて次々と咲く、ひたむきな花姿にちなむとされます。

  • 「情熱的な恋・密会」

    ヨーロッパで花の数によって思いを伝えた言い伝えに由来するとされます。

Common mistakes

失敗あるある TOP3

⚠ 倒れて花茎が折れる

背が高く、雨風で倒れて花茎が折れ曲がります。

原因: 支柱なし、浅植え、強い雨風。

対策: やや深植えにし、伸びたら早めに支柱で支えます。台風前はしっかり固定します。

⚠ 過湿で球根が腐る

球根が腐り、芽が出ない・株が枯れます。

原因: 水はけの悪い土、過湿、保存中の湿気。

対策: 水はけのよい場所に植え、掘り上げた球根は乾かして乾燥した涼しい場所で保存します。

⚠ 葉を早く切って翌年咲かない

翌年、花が咲かない・球根が太らない。

原因: 花後、緑の葉を早く切って球根が充実しなかった。

対策: 葉は緑のあいだ残し、花後にお礼肥を与えて球根を太らせます。

FAQ

よくある質問

はい、グラジオラスは春に球根を植えるだけで夏に豪華な花が咲き、丈夫で育てやすい球根植物です。日当たりと水はけのよい場所に植え、背が高くなるので支柱で倒伏を防ぐのがコツ。球根は寒さに弱いので、秋に掘り上げて保存するか、暖地では植えっぱなしにします。切り花にも最適で、初心者にもおすすめです。

春(4〜6月ごろ)に球根を植える「春植え球根」で、植え付けから70〜90日(約2〜3か月)後の夏に咲きます。植え付けの時期を2〜3週間ごとにずらして何回かに分けて植えると、夏のあいだ長い期間、次々と開花を楽しめます。霜の心配がなくなってから植え付けます。

グラジオラスは草丈が1mを超え、花穂も大きく重いので、雨風で倒れやすいです。球根をやや深め(10cm前後)に植えると倒れにくくなります。草丈が伸びてきたら早めに支柱を立てて花茎を支え、とくに台風や強い雨風の前にはしっかり支えます。一本ずつ、または複数まとめてひもで囲って支えます。

花茎のいちばん下の花が色づいて咲き始めたころに切ると、つぼみが上へ順に開いて花瓶で長く楽しめます。切るときは葉を全部切らず、何枚か株に残しておくと、残った葉が光合成をして球根を太らせ、翌年のためによいです。下から順に咲く性質で、生け花では縦のラインを生かせます。

グラジオラスの球根は寒さに弱いので、寒冷地や中間地では、葉が枯れた秋に掘り上げて保存し、翌春また植えるのが基本です。掘り上げて乾かし、新球を5〜10度の乾燥した涼しい場所で春まで保存します。暖地(霜がほとんど降りない地域)では、株元に腐葉土をかけて防寒すれば、植えっぱなしで越冬できることもあります。

はい、グラジオラスは球根のまわりに、小さな子球(木子=きご)をたくさんつけるので、掘り上げのときにこれを集めて保存し、翌春植えるとふやせます。子球は1〜2年育てると、花の咲く大きさの球根に育ちます。また、新しくできた新球も、毎年植えれば長く楽しめます。

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