ストレリチア
Strelitzia reginae Strelitzia / Bird of Paradise
ストレリチアは、大きく、すらりと伸びた葉と、オレンジと青の、極楽鳥(ごくらくちょう)が、羽を広げたような、エキゾチックな花が魅力の、南国ムー...
かんたんに言うと
ストレリチア(極楽鳥花)は、極楽鳥が羽を広げたようなオレンジと青の花と、大きな葉が魅力の南国ムードの観葉植物。日光を好み、暑さに強く生育旺盛で丈夫です。株が充実すると見事な花を咲かせます。寒さにやや弱く冬は室内へ。切り花としても人気です。
Profile
基本情報
ストレリチアは、大きく、すらりと伸びた葉と、オレンジと青の、極楽鳥(ごくらくちょう)が、羽を広げたような、エキゾチックな花が魅力の、南国ムードあふれる観葉植物です。和名を「極楽鳥花(ごくらくちょうか)」、英名を「バード・オブ・パラダイス(極楽鳥)」といい、これは、その、鮮やかで、ユニークな花の姿が、頭に、冠羽(かんう)をもつ、美しい鳥「極楽鳥」が、羽を広げた姿に、そっくりなことに、由来します。
トロピカルで、インパクトのある花は、切り花(フラワーアレンジメント)としても、たいへん人気があります。ストレリチアには、いくつか種類があり、花が美しい「レギネ(ストレリチア・レギネ)」、葉が大きく、バナナのような姿の「オーガスタ(ストレリチア・ニコライ)」などがあり、オーガスタは、とくに、大きな葉の、観葉植物として人気です。
ストレリチアは、南アフリカ原産の、丈夫な植物で、日光を好み、暑さに強く、生育旺盛。すらりと伸びる、大きな葉は、それだけで、お部屋に、リゾートのような、南国ムードを、演出してくれます。日光が、しっかり当たると、よく育ち、株が充実すると、あの、見事な花を、咲かせます。
寒さには、やや弱いものの、観葉植物のなかでは、比較的、耐寒性もあり、丈夫で育てやすいのが魅力。大きく育つ、存在感のある姿で、リビングの、シンボルグリーンとしても人気の、トロピカルな一鉢です。
💡豆知識
ストレリチアの学名「Strelitzia(ストレリチア)」は、18世紀のイギリス国王ジョージ3世の妃(きさき)、シャーロット王妃の出身家名「メクレンブルク=シュトレリッツ家」に、ちなんで名づけられました。種小名の「reginae(レギネ)」は、ラテン語で「女王の」という意味で、王妃に、献名された、気品ある花です。
英名「バード・オブ・パラダイス(極楽鳥)」と、和名「極楽鳥花」は、どちらも、あの、鮮やかな花の姿を、極楽鳥という、美しい鳥に、見立てたもの。オレンジ色の、とがった「がく」と、青い「花弁」が、組み合わさって、まるで、鳥が、くちばしと、冠羽を広げて、飛び立つような、姿に見えます。
じつは、この、極楽鳥花の、受粉を担うのは、鳥(タイヨウチョウなど)。鳥が、蜜を吸いに、花にとまると、その重みで、花の仕組みが動き、花粉が、鳥の足につく、という、巧妙な仕組みをもっています。ストレリチアは、トロピカルな雰囲気から、リゾートホテルや、南国風のインテリアに、よく用いられ、切り花としても、フラワーアレンジメントの、主役級の花として、人気。大きな葉の「オーガスタ(ニコライ)」は、近年、おしゃれな観葉植物として、人気が、急上昇しています。
Calendar
育成カレンダー
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 植え替え | 5月は植え替え | |||||||||||
| 追肥 | 6月は追肥 | 8月は追肥 | ||||||||||
| 病害虫注意 | 7月は病害虫注意 |
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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| 植え替え | 5月は植え替え | |||||||||||
| 追肥 | 6月は追肥 | 8月は追肥 | ||||||||||
| 病害虫注意 | 7月は病害虫注意 |
| 作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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| 植え替え | 5月は植え替え | |||||||||||
| 追肥 | 6月は追肥 | 8月は追肥 | ||||||||||
| 病害虫注意 | 7月は病害虫注意 |
数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。
At a glance
ひと目でわかる特徴
Specs
形態と環境条件
形態
- 草丈
- 50〜200cm
- 株張り
- 40〜120cm
- 花のサイズ
- 極楽鳥状の花(オレンジ+青)
環境条件
- 日照
- 半日陰
- 耐寒温度
- 3℃
- 耐暑温度
- 38℃
- 土壌pH
- 5.5〜6.5
- 水やり
- 生育期はよく吸うのでたっぷり。冬は控えめに乾かし気味。
- 肥料
- 観葉植物用肥料・緩効性化成肥料
How to grow
育て方ステップ
-
1
置き場所を決める(日光を好む)
約7日ストレリチアは、南アフリカの、日ざしの強い地域が原産で、日光を、たいへん好む植物です。観葉植物のなかでは、明るさを必要とするほうなので、室内なら、日当たりのよい、明るい窓辺に置きます。日光が、しっかり当たると、葉が、つやよく、がっしりと育ち、株が充実して、あの、見事な花を、咲かせるようになります。
逆に、日照が、不足すると、葉ばかり茂って、花が咲きにくくなったり、株が、ひょろひょろと、弱々しくなったりします。とくに、花を咲かせたい場合は、できるだけ、日当たりのよい場所に置くことが、大切です。ある程度の、耐陰性はあるので、明るい日陰でも、葉を観賞する分には育ちますが、その場合、花は、期待しにくくなります。
真夏の、強すぎる直射は、葉焼けすることがあるので、夏は、レースカーテンで、少しやわらげてもよいですが、基本的には、明るさを、好みます。暖かい季節(5〜10月ごろ)は、屋外の、日なたに出すと、より、丈夫に、よく育ちます。ストレリチアは、暑さに、強い一方、寒さには、やや弱いので、気温が下がる秋には、室内に取り込みます。大きく育つので、ゆとりのある、明るい場所を、確保します。
💡日光を好むので日当たりのよい明るい窓辺へ(花には日照が必須)。暖かい季節は屋外の日なたも◎。寒さにやや弱く冬は室内へ。
-
2
水やり
約30日ストレリチアの水やりは「土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまで、たっぷり与える」が基本です。ストレリチアは、生育旺盛で、大きな葉から、さかんに、水分を蒸散させるので、生育期の、春から秋は、よく水を吸います。土が乾いたら、たっぷりと与え、とくに、生育おう盛な、夏は、水切れに注意します。
大きな株や、屋外に置いた株は、乾きやすいので、こまめに、土の状態を、チェックします。一方で、過湿が続くと、根を傷めるので、受け皿にたまった水は、必ず捨て、水はけは、確保します。ストレリチアは、根が、太く、丈夫で、ある程度の乾燥には、耐えますが、生育期の、極端な水切れは、生育や、花つきに、影響するので、避けます。
生育の止まる冬は、水の吸収が、ぐっと減るので、水やりの回数を、減らし、土が乾いてから、数日おいて与えるくらいの、乾かし気味の管理にします。冬の水のやりすぎは、低温と相まって、根を傷める原因になるので、注意します。空気が乾燥する室内では、ときどき、葉に、霧吹きで、葉水を与えると、葉のつやが保て、ハダニの予防にもなります。大きな葉に、ほこりがたまったら、ぬれた布で拭くと、つやよく、美しく保てます。
💡生育期はよく吸うのでたっぷり、夏は水切れ注意。受け皿の水は捨てる。冬は乾かし気味に控える。葉水でつや維持とハダニ予防。
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3
肥料と植え替え
約14日肥料は、生育期の、春から秋(5〜9月)に、与えます。ストレリチアは、生育旺盛で、大きく育ち、花を咲かせるには、ある程度の、肥料が必要なので、観葉植物用の、緩効性肥料を、定期的に置くか、薄めた液体肥料を、月に2〜3回程度、与えます。とくに、花を咲かせたい場合は、リン酸分を含む肥料を、生育期に、しっかりめに与えると、効果的です。
生育の止まる冬は、肥料を与えません。ストレリチアは、根が、太く、生育旺盛なので、根の張りが早く、鉢のなかが、すぐに、根でいっぱいになります。1〜2年に一度を目安に、植え替えをします。鉢底から、根が、はみ出してきた、鉢が、根で、ぱんぱんになって、鉢を、持ち上げる(根が、鉢を、押し上げる)、水の浸み込みが悪くなった、などが、サインです。
適期は、生育期の、5〜7月ごろ。古い土を、軽く落とし、傷んだ根を整理して、一回り大きな、深さのある鉢に、観葉植物用の、水はけのよい土で植え替えます。ストレリチアの根は、太く、折れやすいので、ていねいに扱います。根詰まりすると、生育や、花つきが、悪くなるので、定期的な、植え替えが、大きく育て、花を咲かせる、ポイントになります。
💡肥料は生育期に。花を咲かせるならリン酸入りをしっかりめに。生育旺盛で根詰まりしやすく1〜2年に一度、深めの鉢に植え替え。
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4
花を咲かせるコツ
約90日ストレリチアの、いちばんの楽しみは、なんといっても、極楽鳥が、羽を広げたような、あの、見事な花。ただし、花を咲かせるには、いくつかの、条件があります。まず、いちばん大切なのが「日光」。ストレリチアは、日光が、しっかり当たらないと、花を咲かせにくいので、できるだけ、日当たりのよい場所で育てることが、花を咲かせる、第一条件です。
室内なら、明るい窓辺、暖かい季節は、屋外の、日なたが理想です。次に「株の充実」。ストレリチアは、ある程度、株が、大きく育って、充実しないと、花を咲かせません。若い株や、小さい株のうちは、花が咲かなくても、あせらず、日当たりよく育てて、株を、大きく、充実させます。
数年かけて、株が、しっかり育つと、花を咲かせるようになります。「肥料」も大切で、生育期に、リン酸分を含む肥料を、しっかり与えると、花つきが、よくなります。また、ストレリチアは、冬に、ある程度の、低温(生育の止まる、涼しい時期)を、経験することで、花芽が、つきやすくなる、ともいわれます(ただし、凍らせない範囲で)。
これらの条件、すなわち「日光・株の充実・肥料」がそろうと、株元から、花茎が伸びて、つぼみがふくらみ、やがて、オレンジと青の、トロピカルな花が開きます。咲いた花は、長もちし、切り花にもできます。観葉として、葉を楽しみながら、花が咲く日を、楽しみに、じっくり育てるのも、ストレリチアの、醍醐味です。
💡花のカギは①日光をしっかり②株を数年かけ充実させる③生育期にリン酸入り肥料。日照不足や若い株では咲きにくい。
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5
株分けでふやす・冬越し
約120日ストレリチアを、ふやすには「株分け」が、基本です。ストレリチアは、生育旺盛で、株元から、新しい芽(子株)を出して、株が、大きく、こんもりと茂っていきます。植え替えのときに、大きく育った株を、地下の、太い根茎(こんけい)ごと、芽が、いくつかつくように、清潔な、ナイフなどで、切り分けて、それぞれを、別の鉢に植えると、新しい株になります。
適期は、生育期の、5〜7月ごろ。ストレリチアの根は、太く、折れやすいので、株分けのときは、ていねいに扱い、切り口は、清潔に保ちます。株分け直後は、根が、不安定なので、直射を避けた、明るい場所で養生させ、しばらくは、水のやりすぎに注意します。
種からも、ふやせますが、発芽や、生育に、時間がかかるので、株分けが、手軽です。次に、冬越し。ストレリチアは、観葉植物のなかでは、比較的、耐寒性がありますが、それでも、寒さには、やや弱いので、気温が下がる秋(最低気温が5度を下回るころ)には、屋外の株は、室内の、明るい場所に取り込みます。
冬は、できれば5度以上(理想は8〜10度以上)を保てる、室内で管理し、水やりは、乾かし気味に、ぐっと控えめにします。冷え込む窓際や、暖房・冷房の風が、直接当たる場所は、避けます。暖地では、軒下などで、冬を越せることもあります。暖かくなる春に、生育を始めたら、徐々に、いつもの管理に戻し、日当たりのよい場所へ。大きく育つ、トロピカルな姿と、極楽鳥のような花で、長く楽しませてくれる、存在感のある観葉植物です。
💡ふやすなら生育期(5〜7月)の株分けで(太い根は折れやすく丁寧に)。耐寒性は比較的あるが冬は5度以上(理想8〜10度)の室内で乾かし気味に。
Checklist
育てる前のチェックリスト
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✓1,500〜10,000円
ストレリチアの鉢植え
レギネ(花)やオーガスタ(大葉)が選べる。
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✓400〜1,200円
観葉植物用培養土
水はけのよい観葉用の土。
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○800〜4,000円
深めの鉢・鉢カバー (任意)
太い根が張るので深めの鉢を。
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○400〜1,200円
観葉植物用肥料(リン酸入り) (任意)
生育期の施肥・花つき向上に。
Pests & Diseases
かかりやすい病害虫
アブラムシ
まれ症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。
予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。
対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。
ハダニ
時々症状: 葉に白いかすり状の斑点、ひどいと葉が枯れる。
予防: 葉裏への葉水で乾燥を防ぐ。
対処: 葉裏への葉水を継続し、専用の殺ダニ剤を使用する。
Common mistakes
失敗あるある TOP3
⚠ 日照不足で花が咲かない
葉は茂るのに花が咲きません。
原因: 日光不足、株の充実不足、肥料不足。
対策: 日当たりのよい場所で育て、数年かけて株を充実させ、生育期にリン酸入り肥料を与えます。
⚠ 冬の寒さ・過湿で傷む
冬に葉が傷み、株が弱ります。
原因: 5度以下の低温、冬の水のやりすぎ。
対策: 冬は5度以上(理想8〜10度以上)の室内で乾かし気味に管理し、冷気を避けます。
⚠ 根詰まりで生育・花つきが悪い
生育が鈍り、花も咲きにくくなります。
原因: 生育旺盛で根が鉢にいっぱいになった。
対策: 1〜2年に一度、深めの鉢に植え替え、根詰まりを解消します。
FAQ
よくある質問
はい、ストレリチアは日光を好み、暑さに強く、生育旺盛で丈夫なので、葉を楽しむ観葉植物としては育てやすいです。日当たりのよい場所に置き、生育期にしっかり水と肥料を与え、冬は暖かい室内に取り込む基本を守れば、大きく育ちます。ただし、花を咲かせるには日光と株の充実が必要で、数年かかることがあります。
花を咲かせるには、①日光をしっかり当てること、②株が大きく充実すること、③生育期にリン酸分を含む肥料をしっかり与えること、が大切です。日照不足や、若く小さい株では咲きにくいので、日当たりのよい場所で数年かけて株を充実させます。冬に涼しさ(凍らせない範囲)を経験すると花芽がつきやすいともいわれます。
ストレリチアは日光を好むので、日当たりのよい明るい窓辺が理想です。日照が不足すると花が咲きにくく、株も弱々しくなります。暖かい季節は屋外の日なたでよく育ちます。真夏の強すぎる直射は葉焼けすることがあるので、夏はレースカーテンで少しやわらげてもよいです。寒さにやや弱いので冬は室内へ。
どちらもストレリチアの仲間です。花が美しいのが「レギネ(ストレリチア・レギネ)」で、極楽鳥花として知られます。「オーガスタ(ストレリチア・ニコライ)」は葉が大きくバナナのような姿で、大きな葉の観葉植物として人気です。育て方は共通点が多く、日光を好み、生育旺盛で丈夫です。
「株分け」が基本です。生育旺盛で株元から子株を出して茂るので、植え替えのとき(生育期5〜7月)に、地下の太い根茎ごと芽つきで切り分け、別の鉢に植えます。太い根は折れやすいので丁寧に扱います。種からもふやせますが時間がかかるので、株分けが手軽です。株分け後は直射を避け明るい場所で養生させます。
ストレリチアは観葉植物のなかでは比較的耐寒性がありますが、寒さにはやや弱いので、気温が下がる秋(最低気温5度を下回るころ)に室内の明るい場所へ取り込みます。冬はできれば5度以上(理想は8〜10度以上)を保ち、水やりを乾かし気味に控えます。冷え込む窓際や冷暖房の風が当たる場所は避けます。暖地では軒下で越せることもあります。
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