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植物図鑑
🪴
羽根のような美しい模様の葉をもつカラテア
🪴 観葉植物

カラテア

Calathea Calathea

普通 難易度3(5段階中): 普通 💰 鉢植えは800〜5000円

カラテアは、まるで絵筆で描いたような、美しい模様の葉が、最大の魅力の観葉植物です。葉の表は、深い緑に、淡い緑や、ピンク、白の、線やしま模様、...

かんたんに言うと

カラテアは、絵のように美しい葉模様が魅力の観葉植物。夜に葉を閉じる「就眠運動」も神秘的です。熱帯の林床育ちで、強い直射と乾燥、寒さが苦手。明るい日陰に置き、葉水で湿度を保つのがコツ。葉裏が赤紫で、品種ごとに多彩な模様を楽しめます。

Profile

基本情報

カラテアは、まるで絵筆で描いたような、美しい模様の葉が、最大の魅力の観葉植物です。葉の表は、深い緑に、淡い緑や、ピンク、白の、線やしま模様、羽根のような柄が入り、葉の裏は、鮮やかな赤紫色(パープル)という、表裏のコントラストも見事。模様の入り方は、品種によってさまざまで、孔雀(くじゃく)の羽根のような「マコヤナ」、ピンクの線が美しい「オルビフォリア」「ロゼオピクタ」、波打つ葉の「ルフィバルバ」など、コレクション性も高く、葉の模様の美しさを競う、観葉植物として、たいへん人気があります。

カラテアの、もうひとつのユニークな特徴が「就眠運動(しゅうみんうんどう)」。昼間は、葉を、横に広げていますが、夜になると、葉を、上に向かって、すっと閉じて立ち上げ、朝になると、また開く、という動きをくり返します。葉が、すれ合って、かさかさと音を立てることもあり、まるで、生きて呼吸しているかのよう。

この、夜に葉を閉じて、祈るように見える姿から、英語では「祈りの植物(プレイヤープランツ)」とも呼ばれます。カラテアは、熱帯の、林の下が原産で、強い直射日光を嫌い、明るい日陰を好み、高い湿度を好む、やや、デリケートな面もある植物。乾燥や、強い日ざし、寒さが苦手なので、置き場所と、湿度の管理が、上手に育てるポイントです。美しい葉模様と、夜に動く、神秘的な姿で、観葉植物の上級者にも、根強い人気を誇ります。

分類
観葉植物 / その他・草姿
原産地
熱帯アメリカ、ブラジル、南アメリカ
別名
カラテア、ゴエペルチア、シマフムラサキ、マコヤナ
価格目安
鉢植えは800〜5000円

💡豆知識

カラテアの「夜に葉を閉じ、朝に開く」という就眠運動は、葉の付け根にある「葉枕(ようちん)」という、関節のような部分が、水分の出入りで、ふくらんだり、しぼんだりすることで起こります。この動きは、光や、時間に反応するもので、夕方になると、葉が、すーっと立ち上がっていく様子は、観察していて、飽きません。

葉が、すれ合って、かさかさと音を立てることから、海外では、その音も、カラテアの魅力として、楽しまれています。カラテアは、クズウコン科の植物で、近年、研究によって、多くの種類が「ゴエペルチア(Goeppertia)」という、別の属に、分類し直されましたが、園芸では、今も「カラテア」の名で、広く親しまれています。

同じクズウコン科には、よく似た「マランタ」という、姉妹のような植物もあり、こちらも、美しい葉模様と、就眠運動で人気です。カラテアの仲間には、葉が、食品を包むのに使われたり、編んでかごを作るのに使われたりする種類もあり、生活にも、利用されてきました。

カラテアは、ペットを飼う家庭でも、比較的、安心して置けるとされる観葉植物としても知られますが、葉の美しさを保つには、湿度と、置き場所の管理が、欠かせない、少し手のかかる、でも、それだけ愛着のわく、魅力的な植物です。

Calendar

育成カレンダー

全国の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
追肥
6月は追肥
8月は追肥
病害虫注意
7月は病害虫注意
関東の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
追肥
6月は追肥
8月は追肥
病害虫注意
7月は病害虫注意
近畿の月別育成カレンダー
作業 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え替え
5月は植え替え
追肥
6月は追肥
8月は追肥
病害虫注意
7月は病害虫注意

数字は月を表します。色帯のある月がその作業の適期です。上のタブで地域を切り替えられます。

At a glance

ひと目でわかる特徴

育てやすさ 普通
収穫・開花の早さ
手軽さ(コスト) やや高め

Specs

形態と環境条件

形態

草丈
20〜80cm
株張り
20〜60cm

環境条件

日照
日陰
耐寒温度
8℃
耐暑温度
35℃
土壌pH
5.5〜6.5
水やり
表面が乾いたらたっぷり。乾燥を嫌うので葉水を多めに。冬は控えめ。
肥料
観葉植物用肥料・緩効性化成肥料

How to grow

育て方ステップ

  1. 1

    置き場所を決める(直射を避ける)

    約7日

    カラテアは、熱帯の、林の下(林床)に自生する植物なので、強い直射日光を、とても嫌います。直射日光に当たると、美しい葉が、葉焼けを起こして、茶色く傷んだり、葉の模様が、あせたりするので、直射は、絶対に避けます。理想は、レースのカーテン越しの、やわらかい光が差し込む、明るい日陰。

    室内の、明るすぎず、暗すぎない場所が、最適です。耐陰性は、ある程度ありますが、極端に暗いと、葉の模様が、ぼんやりしたり、生育が弱ったりするので、適度な明るさは必要です。カラテアは、寒さにも弱いので、冬は、暖かい室内(最低でも8度以上、できれば10度以上)に置きます。

    冷え込む窓際や、エアコンの、冷たい風・暖かい風が、直接当たる場所は、葉が傷んだり、乾燥したりするので、避けます。また、カラテアは、湿度の高い環境を好むので、乾燥しやすい場所より、浴室の近くの、明るい場所など、適度に湿度のある場所が向きます。置き場所を、あちこち動かすと、環境の変化で、葉が傷むことがあるので、よい場所を見つけたら、なるべく、落ち着いた場所で育てます。

    💡強い直射は厳禁(葉焼け・模様あせ)。レースカーテン越しの明るい日陰が理想。寒さに弱く冬は10度以上、冷気・乾燥風を避ける。

  2. 2

    水やりと葉水(湿度が命)

    約30日

    カラテアを、美しく育てる、最大のコツが、水やりと、湿度の管理です。カラテアは、乾燥を、とても嫌うので、土を、乾かしすぎないようにします。水やりは、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまで、たっぷりと与えます。生育期の、春から秋は、土が乾いたら、しっかり与え、水切れさせないようにします。

    ただし、過湿で、いつもじめじめした状態も、根を傷めるので、受け皿の水は捨て、水はけは確保します。生育の止まる冬は、水やりを、やや控えめにします。そして、カラテアで、何より大切なのが「葉水(はみず)」。カラテアは、空気の湿度が、高い環境を好むので、霧吹きで、葉の表と裏に、こまめに、水を吹きかけて、湿度を保ちます。

    とくに、エアコンで、乾燥する室内では、湿度が下がり、カラテアの、いちばんの悩みである「葉先・葉のふちの、茶色い枯れ込み」が起こりやすいので、1日に、数回、葉水を与えるくらい、こまめに、湿度を保つのが理想です。葉水は、ハダニ(乾燥で発生しやすい害虫)の予防にもなります。加湿器を、そばに置くのも効果的。湿度を、しっかり保つことが、葉を、美しく保つ、いちばんのポイントです。

    💡乾燥が大の苦手。土は乾かしすぎず、葉水を1日数回こまめに(葉先枯れ・ハダニ予防)。加湿器も有効。冬は水やりやや控えめ。

  3. 3

    葉を美しく保つ・就眠運動を楽しむ

    約30日

    カラテアの、いちばんの魅力は、なんといっても、その、美しい葉。葉を、きれいに保つには、前のステップのとおり、強い直射を避け、湿度を、しっかり保つことが、基本です。あわせて、葉に、ほこりがたまると、模様が、くすんで見えるので、ときどき、やわらかい、ぬれた布で、葉を、やさしく拭いてあげると、模様が、より、鮮やかに映えます。

    葉を拭くときは、デリケートな葉を、傷つけないよう、やさしく扱います。古くなって、傷んだり、枯れたりした下葉は、付け根から、ハサミで切り取ると、株が、すっきりして、新しい葉に、養分が回ります。カラテアの、もうひとつの楽しみが「就眠運動」。昼間は、葉を、横に広げ、夜になると、葉を、上に向かって、すっと閉じて立ち上げ、朝に、また開く、という動きを、毎日くり返します。

    夕方、葉が、立ち上がっていく様子や、朝、開いていく様子を、観察すると、まるで、植物が、生きて、呼吸しているようで、愛着がわきます。もし、昼間なのに、葉が、ずっと閉じたまま、開かない場合は、水切れや、強い直射、環境のストレスのサインのことがあるので、置き場所や、水やりを、見直します。葉の動きは、カラテアの、健康のバロメーターにもなります。

    💡ほこりはやさしく拭くと模様が映える。傷んだ下葉は切る。夜に葉を閉じる就眠運動を楽しむ。昼も閉じたままは不調のサイン。

  4. 4

    肥料・植え替えと株分け

    約14日

    肥料は、生育期の、春から秋(5〜9月)にだけ、与えます。観葉植物用の、薄めた液体肥料を、月に1〜2回程度、控えめに与えるか、緩効性肥料を、置きます。カラテアは、肥料が、それほど多くは、必要ないので、与えすぎないようにします。生育の止まる冬は、肥料を与えません。

    植え替えは、1〜2年に一度を目安に、生育期の、5〜7月ごろに行います。鉢底から、根が出てきた、水の浸み込みが悪くなった、株が、鉢いっぱいに育った、などが、サインです。古い土を、軽く落とし、傷んだ根を整理して、一回り大きな鉢に、観葉植物用の、水はけと、水もちのバランスのよい土で植え替えます。

    カラテアは、乾燥を嫌うので、水もちも、ある程度ある土が向きます。植え替えのときに、株が、大きく育って、混み合っていたら「株分け」で、ふやせます。根を、傷つけないように、手で、株を、2〜3つに分け、それぞれを、別の鉢に植えます。カラテアは、挿し木では、ふやしにくいので、ふやすなら、この、株分けが、基本の方法です。

    植え替えや、株分けの直後は、根が、不安定なので、直射を避け、湿度を保った、明るい日陰で、養生させ、しばらくは、水のやりすぎに注意します。

    💡肥料は生育期だけ控えめに。1〜2年に一度、5〜7月に植え替え(水もちもある土)。ふやすのは挿し木でなく株分けで。

  5. 5

    葉先枯れ対策と冬越し

    約120日

    カラテアを育てるうえで、いちばん多い悩みが「葉先や、葉のふちが、茶色く枯れ込む」こと。これは、おもに、空気の乾燥が原因で、ほかに、水切れ、水道水に含まれる成分、肥料のやりすぎ、根詰まりなども、関係することがあります。対策の基本は、なんといっても、湿度を保つこと。

    葉水を、こまめに与え、加湿器を使うなどして、空気の湿度を、高く保ちます。土を、乾かしすぎないように、水やりにも気をつけます。枯れてしまった葉先は、もとには戻らないので、気になる場合は、枯れた部分を、葉の形に沿って、ハサミで切り取ると、見た目を保てます。

    次に、冬越しについて。カラテアは、寒さに弱いので、冬の管理が、重要です。気温が下がる秋には、暖かい室内に置き、冬は、最低でも8度以上、できれば10度以上を保てる、暖かい場所で管理します。冷え込む窓際や、暖房・冷房の風が、直接当たる場所は、葉が傷むので避けます。

    冬は、生育が、ゆるやかになるので、水やりは、やや控えめにしますが、乾燥は嫌うので、葉水は、続けて、湿度を保ちます。暖房で、空気が乾燥しがちな冬こそ、葉水や、加湿で、湿度を保つことが、葉を、美しく保つコツです。暖かくなる春に、新しい葉が、勢いよく開いてきたら、本格的な生育シーズン。手はかかりますが、その分、美しい葉で、応えてくれる、魅力あふれる観葉植物です。

    💡葉先枯れの主因は乾燥→葉水・加湿で湿度を保つ。枯れた葉先は形に沿って切る。寒さに弱く冬は10度以上、暖房の乾燥に葉水で対応。

Checklist

育てる前のチェックリスト

  • カラテアの鉢植え

    マコヤナ・オルビフォリアなど品種が選べる。

    800〜5,000円
  • 観葉植物用培養土

    水はけと水もちのバランスのよい土。

    400〜1,000円
  • 霧吹き・加湿器 (任意)

    葉水と湿度管理に。葉を美しく保つ必需品。

    300〜5,000円
  • 観葉植物用肥料 (任意)

    生育期の施肥に。控えめに。

    400〜1,000円
初期費用の目安(必須のみ) 1,200〜6,000円

Pests & Diseases

かかりやすい病害虫

害虫

アブラムシ

まれ

症状: 新芽が縮れる、葉がべたつく、すす病を誘発。

予防: 風通しを良くし、窒素過多を避ける。シルバーマルチで忌避。

対処: 見つけ次第捕殺、牛乳スプレーや薬剤で防除。

害虫

ハダニ

よく発生

症状: 葉に白いかすり状の斑点、ひどいと葉が枯れる。

予防: 葉裏への葉水で乾燥を防ぐ。

対処: 葉裏への葉水を継続し、専用の殺ダニ剤を使用する。

Common mistakes

失敗あるある TOP3

⚠ 乾燥で葉先・葉ふちが枯れる

葉の先やふちが茶色く枯れ込みます。

原因: 空気の乾燥、水切れ、エアコンの風。

対策: 葉水をこまめに与え加湿し、土を乾かしすぎず、冷暖房の風を避けます。

⚠ 強い直射で葉焼け・模様あせ

葉が茶色く傷み、模様があせます。

原因: 直射日光に当たった。

対策: レースカーテン越しの明るい日陰に移し、直射を避けます。

⚠ 寒さで葉が傷む

冬に葉が垂れ、黄ばんで傷みます。

原因: 8度以下の低温、冷気。

対策: 冬は10度以上の暖かい室内に置き、冷え込む窓際を避けます。

FAQ

よくある質問

カラテアは美しい葉模様が魅力ですが、乾燥・強い直射・寒さが苦手で、湿度の管理がやや必要なので、観葉植物のなかではやや手のかかる部類です。明るい日陰に置き、葉水をこまめに与えて湿度を保てば、初心者でも楽しめます。葉先が枯れやすい点だけ気をつければ、夜に葉を閉じる動きなど、育てがいのある植物です。

おもに空気の乾燥が原因で、水切れや肥料の与えすぎ、根詰まりも関係します。葉水をこまめに与え、加湿器を使うなどして湿度を高く保ち、土を乾かしすぎないようにします。枯れた葉先はもとに戻らないので、葉の形に沿ってハサミで切ると見た目を保てます。エアコンの風が当たる場所は避けます。

強い直射日光は葉焼けと模様あせの原因になるので避け、レースカーテン越しのやわらかい光が差す明るい日陰が理想です。寒さに弱いので冬は10度以上の暖かい室内へ。乾燥を嫌うので、湿度の保てる場所(浴室の近くの明るい場所など)が向きます。置き場所を頻繁に変えると葉が傷むので落ち着いた場所で育てます。

はい、それは「就眠運動」というカラテアの正常な性質です。昼は葉を横に広げ、夜は上に閉じて立ち上げ、朝にまた開く動きを毎日くり返します。葉の付け根の「葉枕」という部分が動くことで起こります。ただし、昼間もずっと閉じたままの場合は、水切れや強い直射などのストレスのサインなので、置き場所や水やりを見直します。

カラテアは挿し木ではふやしにくいので、ふやすなら「株分け」が基本です。植え替えのとき、株が大きく混み合っていたら、根を傷つけないように手で2〜3つに分け、それぞれを別の鉢に植えます。適期は生育期の5〜7月。株分け直後は根が不安定なので、直射を避け、湿度を保った明るい日陰で養生させます。

カラテアは寒さに弱いので、冬は最低でも8度以上、できれば10度以上を保てる暖かい室内で管理します。冷え込む窓際や暖房・冷房の風が直接当たる場所は避けます。冬は水やりをやや控えめにしますが、暖房で空気が乾燥しがちなので、葉水や加湿で湿度を保つことが、葉を美しく保つコツです。

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